一徹は「魔送球」を生み出したスパイクを飛雄馬に託す。昭和12年の甲子園、川上監督との出会い、はるえとの恋愛、そして戦争で中断された野球人生。飛雄馬は父のスパイクを受け取り、「父ちゃんの分まで頑張る」と誓う。
たくさんいた受験生も、残ったのは飛雄馬、伴、速水の3人だけに。
飛雄馬の心中を見透かした川上は、
「投手として入団したい者もいると思うが、差別はせん!」と宣言。
合格ラインは、「堀内が投げた10球のうち3本以上ヒットを打つ」というテストである。
速水がすかさず手を上げ、
「脚でヒットを稼いでもいいですか?」と質問すると、
「私が見たいのは石にかじりついてもヒットする根性だ」と川上は答える。
一方、堀内は、自分が甲子園に出られなかったので、飛雄馬と伴に敵愾心を燃やしていた。
「おふたりはだいぶ深刻ムードですね」と速水は茶化して、「じゃあ、お先に…」
速水は一塁に近いからという理由だけで左打ち。
「堀内さーん、どうぞお手柔らかにお願いします」

堀内「にくめないヤ・ツ(^v^)♪」(チョロい)
バントで快速、みごとセーフになったが、「まぐれまぐれ…」とあくまで堀内にゴマすり。
その後はなかなかバントできず、「これが本当なんですよね」。

堀内「どこまでも無邪気なやつだ」(ますますチョロい)
甘い球を投げたところでまたバント。

送球より速水のほうが速い!
ふたたびセーフである。
動作や言葉で相手の心理を揺さぶるのも野球のテクニックだ、と飛雄馬は気づく。
「俺たちが知らなかったタイプの強敵だ!」(甲子園まで行ったのに、本当か?)
最期の1球は、「快速球で空振りはご勘弁を、内野陣の底力を見せてくださいよ」とおべっかでまた甘い球を誘い――

タッチしようとした一塁手の頭の上を飛び越える
ということで速水は合格。
やりにくくなった飛雄馬を抑えて伴が先に出る。
「俺の友情が奇跡を呼ぶかどうか、見届けてくれ!」
しかし堀内、打ち気満々の伴を見て敵愾心を刺激されて全力投球、伴は続けざまに空振り。
内角の球が左袖をかするが、伴はますます前に出て…

ついにデッドボール(紅洋戦で実施済みのやりくち)
今のは完全にストライクだ、ぼくの責任じゃない!と堀内と色をなす。
そしてなんとか三遊間でヒットを打った伴だった。

一塁手を吹っ飛ばしてセーフするが……
デッドボールはストライクだから、規定の10球はこれで終わり、失格である。

がっかりして泣く伴
そしてついに打席に立つ飛雄馬、しかし大振りできりきり舞い。
二球目はファウル、球は場外へ…

そこへ現れたスポーツカー、そして黒い影!
もちろんこれは花形。
ファイル球を堀内のグローブへ打ち返す!

なんで紅洋のユニフォームまで着ているの?
うぬぬぬ…と堀内は全力投球の構えに入る。
飛雄馬は最終試験で俊足・速水と対決することに。速水は飛雄馬のボロスパイクを指摘して動揺を誘うが、追い詰められた飛雄馬はとっさに禁じ手「魔送球」を投げ、速水の走塁を阻止。故意ではないと謝罪する飛雄馬に、川上監督は正式合格を告げる。伴と速水も補欠合格となり、飛雄馬はついに巨人軍への入団を果たした。(第51話|二度目の魔送球)
