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ゾンビランド

4.0
エマ・ストーン(ゾンビランド) 映画
エマ・ストーン(ゾンビランド)
2009年のアメリカ映画。原題は「Zombieland」。ゾンビ・コメディ映画。出演はウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンでゾンビによる世界の終末を舞台にしている。監督はルーベン・フライシャー。2019年に続編『ゾンビランド:ダブルタップ』(Zombieland: Double Tap) が公開された。
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ゾンビランドの感想

10年ぶりぐらいに再見。ほぼ忘れており、最後まで楽しめた。

その後のエマ・ストーン]の活躍は「アメージング・スパイダーマン」など目覚しく、「バードマン」「ラ・ラ・ランド」で賞をとれる女優となり、10年越しの続編「ゾンビランド:ダブルタップ」で錦を飾っている。

ゾンビランド 見どころ

ホラーとコメディを絶妙に融合させたジャンル映画の教科書とも言える快作。

  1. ジャンル混合の完成度 – ホラー×コメディ×ロードムービー
    ゾンビ映画としては珍しい笑いと恐怖、冒険の三種を同列に楽しむバランスが秀逸。Jジェシー・アイゼンバーグ演じる“ルール狂のオタク・コロンバス”が冒頭からルールを列挙する演出は、画面にテキストを重ねて「これはゲームだ」と観客に見せる遊び心としても◎。
  2. 個性豊かなキャラクターとチームの化学反応
    タラハシーはゾンビ撃退に狂気とユーモアを注入。ツインキーへの執着が彼の人間味を生んでいる。ウィチタ(エマ・ストーン)&リトルロック姉妹で欺く“生き残り術”が面白く、姉ウィチタにコロンバスが惹かれる恋愛軸も◎。この4人の凸凹感、徐々に生まれるチームとしての絆が心地いい。
  3. ビル・マーレイのサプライズ出演
    ハリウッド伝説の俳優ビル・マーレイが本人役で登場し、ゾンビに紛れて生き延びる姿は、本作最大の笑撃ポイント。ロジャー・エバートは「今年最大の爆笑カメオ」と絶賛した。
  4. “ルール”によるメタ演出
    「バスルーム要注意」「後部座席チェック」など、コロンバスの生存ルールが映像とナレーションでポップに表現され、ゾンビ映画の文法を遊ぶメタ感覚が楽しい。
  5. 映像演出と舞台装置としてのロード感
    ホラー的なスプラッター描写と軽快な笑いのテンポは、撮影・編集の演出力の賜物。クライマックスは廃遊園地が舞台!スリルとファンタジーを兼ね備えた空間演出が見事だった。

ゾンビランドのあらすじ

謎のウイルスにより世界はゾンビで溢れ、人類は絶滅寸前。テキサス州の大学生コロンバスは、生き残るための32のルールを実践し、オハイオ州へ向かう途中、ゾンビ狩りの達人タラハシーと出会う。大型スーパーで詐欺師姉妹ウィチタとリトル・ロックと合流し、4人はゾンビのいないとされる遊園地パシフィック・プレイランドを目指す。旅を通じて友情を深めるが、姉妹はある朝突然姿を消す。遊園地でゾンビに囲まれた姉妹を、コロンバスとタラハシーが救出。ウィチタは本名を明かし、タラハシーはリトルロックからのトゥインキーに満足。コロンバスは4人を家族のように感じ、絆を深める。

ゾンビランドを観るには?

ゾンビランドのキャスト

タラハシー – ウディ・ハレルソン
コロンバス – ジェシー・アイゼンバーグ
リトルロック – アビゲイル・ブレスリン
ウィチタ – エマ・ストーン
コロンバスの隣人(406号) – アンバー・ハード
ビル・マーレイ(本人役)

ゾンビランドのスタッフ

監督 – ルーベン・フライシャー
脚本 – レット・リースポール・ワーニック
製作 – ギャヴィン・ポローン
音楽 – デヴィッド・サーディ
撮影 – マイケル・ボンヴィレイン
編集 – アラン・ボームガーテン
公開 – アメリカ 2009年10月2日 日本 2010年7月24日
上映時間 – 88分

『ゾンビランド』は、深刻を軽やかに、怖いを笑いに変えるゾンビ・ロードコメディの傑作です。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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