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嘘解きレトリック

松本穂香(嘘解きレトリック) ドラマ
松本穂香(嘘解きレトリック)©フジテレビ
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惜しむらくは話が薄いこと(嘘解きレトリックの感想)

時代ミステリの原作があるのだが、話が薄すぎて、昭和初年の架空の町というレトロな舞台に追いついていないという無駄に惜しいドラマ。ひと月半遅れでようやく第1話を見たわけだが、朝起きたら小料理屋の息子がいなくなっていただけで、警察も含めて町中大騒ぎになるのは明らかに不自然だろう。

それより問題なのは、松本穂香がまったく魅力的でないことだ。「ミワさんなりすます」「自転しながら公転する」を見たとき(信じがたいことに、あれからもう1年経ってしまったのだ)、来年は松本穂香の年になりそうだと思ったのに、残念なことにそうはならなかったのだった。
これは松本のせいばかりではない気がする。

嘘解きレトリック 見どころ

『嘘解きレトリック』は、特殊能力を持つ少女と貧乏探偵が織りなす、人間ドラマとミステリーが融合したドラマ。嘘の本質や人間関係の複雑さを描きながらも、温かみのあるストーリーが好評を博した。主演は鈴鹿央士(祝左右馬役)と松本穂香(浦部鹿乃子役)で、昭和初期のレトロな町「九十九夜町」を舞台に、人の嘘が聞こえる少女と貧乏探偵が織りなすミステリー。原作は都戸利津の漫画(『別冊花とゆめ』(白泉社、連載2012年12月号~2018年5月号)。

  • 見どころ1. 「嘘が聞こえる」能力の倫理的ジレンマ
    主人公・鹿乃子は、人の嘘が聞こえる特殊な能力を持つが、その能力ゆえに故郷では疎まれ、孤独な人生を送ってきた。
    第1話では、空腹で倒れていた鹿乃子が探偵・左右馬に助けられ、彼の助手として新たな生活を始める。この能力は事件解決に役立つ一方で、他人の嘘を知ることで心を痛める場面も多く、視聴者に「真実を知ることの重さ」や「嘘の必要性」について考えさせる。
  • 見どころ2. 「優しい嘘」とは何か
    第10話では、鹿乃子の母・フミが娘に対してついた嘘の理由が明かされる。
    フミは、鹿乃子が村に戻っても辛い思いをするだけだと考え、「いつでも帰ってきていい」と嘘をついた。このエピソードは、嘘が必ずしも悪ではなく、相手を思いやる「優しい嘘」も存在することを示している。
  • 見どころ3. レトロな世界観と人情味あふれるストーリー
    昭和初期の町並みや衣装、小道具など、細部にまでこだわったレトロな世界観が作品の魅力の一つである。また、登場人物たちの温かい人間関係や、事件を通じて描かれる人情味あふれるストーリーが、視聴者の心を打つ。特に、探偵・左右馬と鹿乃子のコンビは、互いに支え合いながら成長していく姿が描かれた。
  • 見どころ4. 第1話で判断すべきではなかったかも
    一部の視聴者からは、ミステリー要素の薄さや物語のテンポの遅さに対する指摘もあった。
    第1話ではキャラクターや設定の説明に多くの時間が割かれ、物語の進行が遅く感じられたが、物語が進むにつれて登場人物に親しみが湧いてくる仕掛けになっていた。

嘘解きレトリック あらすじ

田舎の村に住む浦部鹿乃子(松本穂香)は、物心ついた頃から人の嘘が聞き分けられるようになっていた。
しかし、その力のせいで村人たちから忌み嫌われてしまう。母・浦部フミ(若村麻由美)は鹿乃子をかばうものの、これ以上母親に迷惑をかけられないと鹿乃子は村を出ることにした。
鹿乃子がたどり着いたのは九十九夜町(つくもやちょう)。行き交う人々が交わす言葉は嘘にまみれている。ともあれ、仕事を探す鹿乃子は“女給至急入用”と貼り紙が出されたカフェー『ローズ』へ。だが、女給・リリー(村川絵梨)に、先ほど働き手が決まったばかりだと断られてしまった。

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ドラマ 嘘解きレトリックを観るには?

嘘解きレトリック キャスト

■主要人物
祝左右馬 – 鈴鹿央士
浦部鹿乃子 – 松本穂香
■藤島家
藤島千代 – 片山友希
藤島幸弘 – 杉本哲太
藤島雪乃 – 櫻井淳子
耕吉 – 宮崎秋人
■小料理屋「くら田」
倉田達造 – 大倉孝二
倉田ヨシ江 – 磯山さやか
倉田タロ – 渋谷そらじ
■九十九夜警察署
端崎馨 – 味方良介
藤本誠一 – 伊勢村圭太
奥田 – 福田航也
斎藤 – 落合優人
■その他
久我山小百合 / リリー – 村川絵梨
浦部フミ – 若村麻由美
六平 – 今野浩喜
和子 – 西田真実子
じーさん – 花王おさむ
イナリ –
バイオリニスト – 岩嵜壮志

嘘解きレトリック スタッフ

原作 – 都戸利津『嘘解きレトリック』(白泉社・花とゆめコミックス)
脚本 – 武石栞村田こけし大口幸子
アクションコレオグラファー – 森﨑えいじ
予告ナレーション – 茶風林
音楽 – 菅野祐悟、眞鍋昭大
主題歌 – eill「革命前夜」(PONY CANYON)
時代考証 – 大石学
所作指導 – 花柳鳳昌生
警察監修 – 石坂隆昌
演出 – 西谷弘永山耕三鈴木雅之岩城隆一
プロデュース – 鈴木吉弘狩野雄太
制作協力 – AOI Pro.
制作・著作 – フジテレビ

『嘘解きレトリック』は昭和初期の日本を舞台にしたミステリードラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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嘘解きレトリックの原作


時は昭和初年。「人のウソが聞き分けられる」能力を疎まれ、生まれ故郷の村を出た浦部鹿乃子。空腹で行き倒れた九十九夜町で、貧乏探偵の祝左右馬と出会い…!?
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