映画2010年代の映画2018年の映画

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者

ミリアム・レオーネ(インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者) 映画
ミリアム・レオーネ(インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者)
『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』は、2018年製作のイタリア映画で、原題は「Il testimone invisibile」。スペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」(2016年)のリメイク。まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。

信頼できない語り手のミステリだがいまいち納得いかない(インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者の感想)

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」というスペイン映画(2016)のリメイクとの由。未見だがかなりリメイク元に忠実らしい。

全編、実業家リッカルド・スカマルチョと、敏腕女性弁護士の会話劇で、事件をめぐる過去の出来事が「信頼できない語り手」によって映像化される趣向。

スカマルチョが言うには、雪山のホテルの部屋で何者かに襲われて気を失い、目を覚ますと愛人ラウラが撲殺されていた。ドアは内側からロックされ窓は開かない仕様なので、密室であり、スカマルチョは愛人殺しで逮捕された。

弁護士はスカマルチョを恨んでいる人物がいるはずだと言い、二人が無関係の人間を自動車事故で死なせ、その死体を遺棄したことを言葉巧みに聞き出し、誰が二人を襲ったのか、死体はどこに棄てたのかをスカマルチョに語らせていく。無敗の弁護士だからとスカマルチョはホイホイと喋っているように見えて、微妙に嘘をついている。そして二人で嘘の真相を固めて安心したところで、弁護士自身がまさに信頼できない人間だということがわかるオチになっている。

というのだが、正直、私はしっくりこなかった。

愛人役のミリアム・レオーネは2008年のミスイタリア。美人である。

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者のあらすじ

実業家のアドリアーノ(リッカルド・スカマルチョ)は、殺人容疑の疑いをかけられ、絶体絶命の危機に陥る。 事業の成功で得た名声を失うことを恐れる彼の前に、これまで敗訴したことのない敏腕弁護士ヴァージニア(マリア・パイアート)が現れる。

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者を観るには?

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者 見どころ

緻密な脚本と巧妙などんでん返しが見どころのサスペンス映画。倫理的な問いかけや心理戦が織り交ぜられたストーリーである。

  • 見どころ1. 巧妙などんでん返しと心理戦
    殺人容疑をかけられた実業家アドリアーノが、敗訴知らずの敏腕弁護士ヴァージニアと対話を重ねる中で、事件の真相が明らかになっていく。観客はアドリアーノの語りを通じて事件を追体験し、次第に真実に近づき、ラストには予想を覆すどんでん返しがある。
  • 見どころ2. 「信頼できない語り手」の手法
    アドリアーノの語りが物語の中心となるが、必ずしも真実とは限らない「信頼できない語り手」である。彼の言葉をどこまで信じてよいのか疑念を抱きながら物語を追うサスペンス。
  • 見どころ3. 倫理的な問いかけ
    アドリアーノは成功した実業家でありながら不倫関係にあり、自己中心的な一面を持つ人物。共感しにくく、感情移入が妨げられるが、その人物像がリアリティを高めている。
  • 見どころ4. オリジナル版との比較
    本作はスペイン映画『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』のリメイク。オリジナル版を観た者からは、ストーリーや演出がほぼ忠実に再現されていると指摘されている。

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者 キャスト

リッカルド・スカマルチョ – アドリアーノ・ドリア
マリア・パイアート – バージニア・フェラーラ
ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ – トンマーゾ・ガリ
サラ・カーディナレッティ – ソニア
アスカニオ・バルボ – アレッサンドロ・テデスキ
バーバラ・ベントゥラート – アレッサンドラ・カリージョ

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者 スタッフ

監督 ステファノ・モルディーニ
製作 ロベルト・セッサ
脚本 ステファノ・モルディーニ、マッシミリアーノ・カントーニ
撮影 ジジ・マルティヌッチ
音楽 ファビオ・バロヴェーロ
『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』はサスペンス好き必見の映画です。
この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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