バック・イン・アクション

キャメロン・ディアス(バック・イン・アクション)©Netflix
キャメロン・ディアス(バック・イン・アクション)©Netflix

2024年公開予定のアメリカ合衆国のアクション・コメディ映画。セス・ゴードン監督、キャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックスらが出演。キャメロン・ディアスは『ANNIE/アニー』以来、10年ぶりの女優復帰となった。Netflixで2024年11月15日から配信。原題「Back in Action」は「活動再開」あるいは「現役復帰」の意味。

バック・イン・アクションのあらすじ

CIAの凄腕スパイであるエミリー(キャメロン・ディアス)とマット(ジェイミー・フォックス)は、東欧の武器商人バルサザール・ゴールから、世界中のインフラをハッキングし自由に操作できる装置「ICS (Industrial Control Systems) キー」を奪取。MI6のバロン(アンドリュー・スコット)が用意した飛行機に乗り込み国外へ脱出、エミリーは機内で妊娠を告げる。しかし乗務員を装っていた敵に襲撃され飛行機は墜落。雪山に接触して大破し、敵の1人はICSキーを持ったまま外に吹き飛ばされた。辛くも脱出した2人はスパイを引退して平和な家庭を築く。
そして15年後の現在。14歳になった娘がクラブで夜遊びしていることを知ったエミリーとマットがクラブで絡んできた連中を叩きのめす動画が拡散し、2人の生存を知ったチャック(カイル・チャンドラー)が現れ、ICSキーを回収できなかったゴールの組織が狙っていると告げた途端に狙撃されて倒れる。エミリーとマットは脱出に成功し、マットは「実はICSキーはエミリーの母・ジニー(グレン・クローズ)の家に隠した」と告白。一家はエミリーの実家があるイギリスへ向かう。

バック・イン・アクションの感想)

タイトル通り、CIAを引退した夫婦がスパイの世界に引き戻される話だが、キャメロン・ディアスの復帰(2014年から休業していた)のダブルミーニングが意識されている。

相方はジェイミー・フォックスで、二人は東欧の武器商人のパーティ中に世界中のインフラを操作できる(?)「ICSキー」を盗み出し、それを機に引退して結婚、15年が経った今は、過去を隠し、アメリカで二人の子どもと模範的な家族として暮らしている。ところがある日、娘の彼氏からブーマー世代と馬鹿にされ、「X世代よ!」とブチ切れて暴れる動画が拡散したことからスパイ界に居場所がバレてしまう。
このくだりを見て、「メリーに首ったけ」(98)でメジャーになったこの女優が、実は私より年下だ気がついた。当時彼女は26歳で、つまり現在は52歳というわけ。

ディアスはその後もコメディ女優としての人気が高く、本作も台詞ギャグメインのクラシックなアクションコメディ。後半は舞台がロンドンに移り、不仲の母親としてグレン・クローズが出てくる(実はMI6の伝説的なエージェント)。もはや「危険な情事」(87)の面影もない老婦人なのだが、イギリス人をおちょくった演出はおかしかった。

バック・イン・アクションのキャスト

エミリー(元CIAのエージェント) – キャメロン・ディアス
マット(元CIAのエージェント) – ジェイミー・フォックス
アリス(マットとエミリーの娘。14歳) – マッケナ・ロバーツ
レオ(マットとエミリーの息子) – ライラン・ジャクソン
ジニー(エミリーの母) – グレン・クローズ
ナイジェル(ジニーの恋人) – ジェイミー・デメトリウ
チャック(CIA時代の上司) – カイル・チャンドラー
バロン(MI6のエージェント) – アンドリュー・スコット
ウェンディ(バロンの部下) – フォラ・エバンス・アキングボラ
バルサザール・ゴール(武器商人) – ロバート・ベスタ

バック・イン・アクションのスタッフ

監督 – セス・ゴードン
脚本 – セス・ゴードン、ブレンダン・オブライエン
製作 – セス・ゴードン、ボー・バウマン、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング
製作会社 – チャーニン・エンターテインメント
配給 – Netflix
公開 – 2025年1月17日

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