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水平線のうた

白鳥玉季(水平線のうた) ドラマ
白鳥玉季(水平線のうた)©NHK
『水平線のうた』は、2025年3月1日、8日にNHK総合・NHK BSプレミアム4Kの「土曜ドラマ」枠で放送された、3.11の記憶と再生がテーマのドラマです。
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感涙必至のイイ話(水平線のうたの感想)

3月に放映された3.11モチーフのドラマで、震災復興と心の再生を描いた感動作である。

東日本大震災で妻の美咲と幼い娘を津波で失った元音楽教師の主人公・阿部寛は、今は故郷の石巻でタクシー運転手として静かに日々を過ごしていた。彼の閉ざされた心を少しずつ開いていくのが、不思議な雰囲気を持つ女子高生・白鳥玉季である。彼女の導きによって、風間は大船渡の小さな民宿に流れ着いた妻の遺した楽譜と奇跡的に再会することになる。

楽譜は「水平線のうた」と名付けられたピアノ、フルート、クラリネット、チェロのための四重奏曲で、震災から10年目の追悼コンサートのために美咲が書き上げたもの。楽譜を演奏するはずだった奏者たちは全員物故しているが、風間は妻の想いを受け継ぐために、それぞれ震災の傷を抱える人々を集めて演奏会を開こうと決意する。

演奏会に向けた準備の過程で、奏者たちはそれぞれの喪失と向き合い、少しずつ心を開いていく。劇中、風間は音痴として描かれていたのだが、クライマックスで亡き妻への想いを込めて朗々と歌い上げるシーンは圧巻だった。

特筆すべきは、白鳥玉季の15歳とは思えない堂々とした演技。すでに業界内でかなり評価されている子役らしいのだが、そういえば、ドラマ「いちばんすきな花」では多部未華子演じる主人公の学習塾の生徒役を好演していたことを思い出した。透明感のある佇まいは今後注目。

水平線のうたのあらすじ

大林賢次は、震災で妻子を失った悲しみから、霊に会えると噂されるタクシー運転手として石巻で働いていた 。ある夜、乗せた女子高生・りらが口ずさんだ歌が、亡き妻が作曲した未発表の四重奏曲だと判明する 。妻の恩師から楽譜を受け取った賢次は、りらに勧められ、失われた曲の演奏実現に向けて動き出す 。

水平線のうたを観るには?

水平線のうたのキャスト

主要人物
 大林賢次(タクシー運転手) – 阿部寛
 阿部りら(女子高生) – 白鳥玉季
 大林早苗(賢次の妻) – 松下奈緒
 菊池敏子(早苗の恩師) – 加藤登紀子
周辺人物
 及川皇(音大生) – 中川翼
 小林雪乃(市役所職員) – キタキマユ
 阿部一樹(りらの父) – 山中崇
 三好(大船渡の音楽喫茶の主人) – 宇野祥平
 小野寺旬子(看護師) – 松岡依都美
 大谷(ラーメン屋の店主) – 山本浩司
 佐々木(ラーメン屋の常連客) – 菅原大吉
 月野(ラーメン屋の常連客) – 佐々木史帆
 谷口明(漁師) – 前原滉

水平線のうたのスタッフ

脚本 – 港岳彦
原案・音楽 – 岩代太郎
制作統括 – 杉田浩光(テレビマンユニオン)、高橋練(NHKエンタープライズ)、磯智明(NHK)
演出 – 岸善幸
制作 – NHKエンタープライズ
制作著作 – NHK
『水平線のうた』は、阿部寛と、15歳の白鳥玉季の演技がすばらしい感動ドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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