『日常の絶景』は、2023年9月20日(19日深夜)~10月4日(3日深夜)にテレビ東京系列「ドラマチューズ!」枠にて放送。主演は伊藤万理華。八馬智の著書『日常の絶景 知ってる街の、知らない見方』(学芸出版社)を原案に、タイプの異なる2人の女性が「日常の絶景」を一緒にめぐることで、距離を縮めながらその風景に癒される姿を描く「街歩きドラマ」。
日常の絶景の感想
3話しかない秋ドラマまでの中継ぎらしいのだが、原作付きのドラマふう街歩き番組。
距離感のある話し方に好感の持てる伊藤万理華は乃木坂46の人だが(というどうでもいい知識をまた知ってしまった)、「夢中さきみに」にも出ていたという。かのドラマはやはり重要作だったのではないか。
そして、原作を書いている八島智というのは、かねて愛読しているブログ「はちまドボク」を書いている人だと今知った。
日常の絶景のあらすじ
町村(伊藤万理華)と想田(石山蓮華)が訪れるのは、東京湾でよく見られ”キリン“の愛称で呼ばれるガントリークレーン、自然の力を抑えると同時に造形美を楽しめる砂防と消波ブロック、そして私たちの生活を支えてくれる超巨大構造物、ダム。
日常の絶景を観るには?
日常の絶景 キャスト
町村景(キャンプ商品メーカーの総務部) – 伊藤万理華
想田ひとみ(企画部のエース) – 石山蓮華
小林立夫(町村の同僚) – 伊島空
水沢(町村の上司) – 永滝元太郎
平良(想田の上司) – カトウシンスケ
想田ひとみ(企画部のエース) – 石山蓮華
小林立夫(町村の同僚) – 伊島空
水沢(町村の上司) – 永滝元太郎
平良(想田の上司) – カトウシンスケ
日常の絶景 スタッフ
原案 – 八馬智『日常の絶景』(学芸出版社刊)
脚本 – 堀雅人
監督 – 杉岡知哉、津野励木
エンディングテーマ – 浦小雪「ロングロングハイウェイ」(SKID ZERO)
音楽 – 遠藤浩二
プロデューサー – 太田凌介(テレビ東京)、向井達矢(ラインバック)、山村淳史(T-REX FILM)
制作協力 – T-REX FILM
制作 – テレビ東京、ラインバック
製作著作 – 「日常の絶景」製作委員会
脚本 – 堀雅人
監督 – 杉岡知哉、津野励木
エンディングテーマ – 浦小雪「ロングロングハイウェイ」(SKID ZERO)
音楽 – 遠藤浩二
プロデューサー – 太田凌介(テレビ東京)、向井達矢(ラインバック)、山村淳史(T-REX FILM)
制作協力 – T-REX FILM
制作 – テレビ東京、ラインバック
製作著作 – 「日常の絶景」製作委員会
日常の絶景の原案本
絶景は私たちの日常に隠れている!室外機、ダクト、通信鉄塔、消波ブロック、ダムなど、都市をつくる15の断片。
1章 scale=S:身近にあるもの
1-1 個人コレクションの展示【室外機】
1-2 囚われのドロイド【リサイクルボックス】
1-3 ホンモノになりたい【擬木・擬石】
1-4 露出した内臓【パイプ・ダクト】
1-5 地に足をつける【高低差】
【非日常COLUMN】ビルバオの枯山水/ベネチアの人々
2章 scale=M:街に潜むもの
2-1 ゴージャスな脇役【避難階段】
2-2 延命治療の現場【耐震改修】
2-3 クルマのお宿【駐車場】
2-4 見えてないランドマークタワー【通信鉄塔】
2-5 都市のエッジのピクセル画【コンテナターミナル】
【非日常COLUMN】トランスフォームドボク /ラッピング名所
3章 scale=XL:いつもは見えないもの
3-1 海岸のクローン兵【消波ブロック】
3-2 無愛想な守護者【放水路・調節池】
3-3 自然と人間の交錯点【砂防】
3-4 大きな穴【鉱山】
3-5 山奥の実家【ダム】
【著者】
八馬 智
1969年千葉県生まれ。千葉工業大学創造工学部デザイン科学科教授。専門は景観デザインや産業観光など。
千葉大学にて工業デザインを学ぶ過程で土木構造物の魅力に目覚め、札幌の建設コンサルタントに入社。設計業務を通じて土木業界にデザインの価値を埋め込もうと奮闘したものの、2004年に千葉大学に戻りデザインの教育研究に方向転換した。その後、社会や地域の日常を寡黙に支えているインフラストラクチャーへの愛をいっそうこじらせた。2012年に千葉工業大学に移り、現在は本職の傍らで都市鑑賞者として活動しながら、さまざまな形で土木のプロモーションを行っている。著書に『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(自由国民社、2015)がある。


