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たそがれ優作

4.0
瀬戸さおり(たそがれ優作) ドラマ
瀬戸さおり(たそがれ優作)
たそがれ優作は、2023年10月7日~11月25日にBSテレビ東京・BSテレ東4K「土曜ドラマ9」枠にて放送。主演は北村有起哉。「令和版寅さん」を標榜しており、毎回「マドンナ」と称する助演女優が登場する。

たそがれ優作の感想

北村有起哉は好きな俳優だ(「ムショぼけ」は良かった)。本作は「深夜食堂」の安倍夜郎の原作で、当て書きではないかと思うほど北村に似ている。いや北村が似せているのか。

主人公はバツイチのよるべない男で、仕事は脇役専門の男優。
現場に入るとメイクの女性に瀬戸さおりがいる(この人は瀬戸康史の妹らしい)。
そして寅さんよろしく毎話女優(マドンナ)と絡んではたそがれるというつくりで、初話は駒井蓮だった。

駒井蓮(たそがれ優作)

駒井蓮(たそがれ優作)


こちらは先日「落日」に出ているのを見た。
という具合に、キャスティングのセンスがなかなか良い。
2話は元妻役で、遊井亮子らしい。

たそがれ優作のあらすじ

名脇役俳優・北見優作(北村有起哉)。バツイチ一人暮らしの団地暮らし。近所の小学生・すみれ(浅田芭路)にダメ出しをされながらセリフの稽古。この日の撮影は刑事ドラマの犯人役。刑事役の若手俳優・月川サキ(駒井蓮)に小さいころから憧れていたと挨拶されいい気分に。撮影後、NGを連発し監督に怒鳴られ泣いて落ち込んでいたサキを慰めるため美味しいワインの店に誘う。
ワインに合う絶品料理をふたりきりで食べながらいい感じになってきたその時、サキが豹変!?完全に凹んだ優作はふらりと馴染のバーともしびに立ち寄り、ママ・茜(坂井真紀)に愚痴をこぼすが…

たそがれ優作を観るには?

たそがれ優作 キャスト

北見優作(脇役俳優)〈52〉 – 北村有起哉
茜(バー「ともしび」のママ) – 坂井真紀
草刈典子(ヘアメイク) – 瀬戸さおり
川上晴樹(スタイリスト) – 駒木根葵汰
駒野すみれ(小学生) – 浅田芭路
■マドンナ
月川サキ(若手俳優) – 駒井蓮
松田久美(元妻) – 遊井亮子
皆川ユキコ(バリキャリ系女性) – 今野杏南
アケミ(元不倫相手) – 内田慈
長谷川薫(雑誌編集者) – 北香那
萩尾葉子(憧れの大女優) – 前田美波里
香坂ヒロミ(高校時代の片思い相手) – 田畑智子

たそがれ優作 スタッフ

原作 – 安倍夜郎『たそがれ優作』(幻冬舎コミックス)
脚本 – 和⽥清⼈田口佳宏
監督 – アベラヒデノブ松浦健志
音楽 – 岩本裕司、前田恵実
主題歌 – ドレスコーズ「最低なともだち」(EVIL LINE RECORDS)
楽曲提供 – 秋山裕和
技術協力 – テクノマックス
プロデューサー – 田中智子(テレビ東京)
企画・プロデュース – 吉⾒健⼠(共同テレビジョン)
制作 – BSテレビ東京、共同テレビジョン
製作著作 – 「たそがれ優作」製作委員会 2023

たそがれ優作の原作(安倍夜郎)

【北見優作(52歳)】。名前はわからないが、ドラマで顔は知っている――優作は、そんな脇役俳優である。気ままなシングル、大好きな役者仕事に大きな不満はない。仕事が終われば夜な夜な酒場へと繰り出して、うまい酒と美味しい魚に舌鼓をうつ。。ただ、〔オトナの余裕〕と〔未熟すぎる恋愛術〕を持ち合わせるがゆえ、いつも越えられない「男と女の壁」に苦悩させられる。小料理屋の美人女将、老舗居酒屋で相席となるフランス人女性、往年の大女優、そして離婚した妻……が、艶っぽくもコミカルに五十路過ぎの男ゴコロを惑わせていく。
枯れることなき男の色気を身にまとい、未熟な中年男のダンディズム全開……といきたいところだが、優作曰く「男は五十にしても惑うばかり……」なのである。

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