『リンダ リンダ リンダ』ってどんな映画?
高校生活最後の文化祭を舞台に、急造のガールズバンドが衝突を繰り返しながらも奇跡的なステージへと向かっていく不器用で愛おしい青春の瞬間。脚本の向井康介、宮下和雅子、そして監督の山下敦弘が紡いだリアルな空気感に、プロデューサーの根岸洋之や定井勇二が寄り添い、元スマッシング・パンプキンズのジェームス・イハによる叙情的な音楽がスクリーンを彩る。不朽の青春映画の傑作だ。
見どころは、音楽を通して言葉や文化の壁をまたたく間に溶かしていく、少女たちの等身大な心理描写。元メンバーの丸本凛子(三村恭代)や今村萠(湯川潮音)、ライバルバンドの中島田花子(山崎優子(ME-ISM))らとの微妙な距離感。そして彼女たちを見守る小山先生(甲本雅裕)や中山先生(藤井かほり)らの眼差しが、どこか懐かしい放課後の匂いを引き立てる。
さらに、恵に想いを寄せる槙原裕作(松山ケンイチ)や、大江一也(小林且弥)、阿部友次(小出恵介)、前園トモキ(三浦誠己)ら男子生徒たちの不器用な青春模様、恵の母(りりィ)や響子の兄(近藤公園)との何気ない日常も活写。石川(三浦哲郁)、ピエールさん(ピエール瀧)、スタジオQの店員(山本浩司)、カラオケの店長(山本剛史)、美佐子(南川ある)ら、行く先々で出会う大人たちとのちぐはぐなやり取りの中で、4人は少しずつ息を合わせていく。
迫る本番のタイムリミット、それでも絶対にステージに立つという4人の選択。どしゃ降りの雨の向こう、THE BLUE HEARTSの名曲「終わらない歌」や「リンダリンダ」の凄まじい衝動が体育館に響き渡る瞬間、誰もが彼女たちのきらめきに胸を熱くする、日本映画史に輝く珠玉の青春音楽ドラマだ。
あらすじ
とある地方の女子高。文化祭の開幕をわずか3日後に控えながら、軽音楽部のガールズバンドはメンバーの怪我や脱退により空中分解寸前に追い込まれていた。残されたドラムの山田響子(前田亜季)、ギターの立花恵(香椎由宇)、ベースの白河望(関根史織(Base Ball Bear)))の3人は、偶然通りかかった韓国からの留学生ソン(ペ・ドゥナ)を強引にボーカルに勧誘。日本語もロックもろくに分からないソンを迎え、THE BLUE HEARTSのコピーバンドとして無謀すぎる突貫練習が始まる。
キャスト
山田響子 – 前田亜季
立花恵 – 香椎由宇
白河望 – 関根史織(Base Ball Bear)
丸本凛子 – 三村恭代
今村萠 – 湯川潮音
中島田花子 – 山崎優子(ME-ISM)
小山先生 – 甲本雅裕
槙原裕作 – 松山ケンイチ
大江一也 – 小林且弥
阿部友次 – 小出恵介
前園トモキ – 三浦誠己
恵の母 – りりィ
中山先生 – 藤井かほり
響子の兄 – 近藤公園
監督・石川 – 三浦哲郁
ピエールさん – ピエール瀧
スタジオQの店員 – 山本浩司
カラオケの店長 – 山本剛史
美佐子 – 南川ある
ああもう少し、と思ってしまうのは、間違っているのかな。
26歳のペ・ドゥナがいちばん女子高生っぽい。
公開時期が近くても「スイングガールズ」と比べてはいけない。主人公たちはあれほどはっきりした熱意をもってステージに上がるわけではない(演奏もそれほど巧くなっていない、はずだ)からだ。
そういう意味ではこの「リンダリンダリンダ」のほうがリアルなのだろう。
体育館にどうしてあんなに客が集まったのか(雨だから、では納得がいかない)は謎だし、あそこまで熱狂するのも謎なんだけれども。そのへん、投げてる感じ。
彼女たちを映している、陶酔しそうなカットがいくつかあるが、妙に抑制的である。ああもう少し、と思いながら見てしまうのは、こちらが間違っているのかな。
音楽がずっと鳴っているのは、たぶん、邪魔。
『リンダ リンダ リンダ』を観るには?
『リンダ リンダ リンダ』作品情報
脚本 – 向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
製作 – 根岸洋之、定井勇二
音楽 – ジェームス・イハ
主題歌 – THE BLUE HEARTS「終わらない歌」
撮影 – 池内義浩
編集 – 宮島竜治
制作会社 – COVERS&CO.、ビターズ・エンド
製作会社 – 「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
配給 – 日本:ビターズ・エンド、アメリカ:GKIDS(4K)
公開 – 日本:2005年7月23日、日本:2025年8月22日(4K)、アメリカ:2025年9月5日(4K)
上映時間 – 114分




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