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あなたの番です

奈緒(あなたの番です) ドラマ
奈緒(あなたの番です)
2019年4月14日~9月8日の毎週日曜22時30分~23時25分に日本テレビ系「日曜ドラマ」にて放送。全20話。略称は『あな番』。2021年12月10日に映画版、その公開初日(12月10日)で完全新撮スペシャルも放送。

ドラマ あなたの番です

感想

ここでも光っていたのは奈緒だが、キャストは90人を超えている。
2クール=半年かけるドラマで、どうなることやらと思い、しばらく見てみるけど、そこまでの価値があるようにも思えない。

……というのが初話の感想で、まさか社会現象になるほどの盛り上がりを予測することはできなかった。
ネットの犯人当てが過熱して、台風直撃の夜、最終回直後の番外編見たさでHuluのサーバーがダウン、ってどんだけみんな見たいんだ。
ドラマ不況の中、原田知世が西野七瀬に殺される筋書きを書いた秋元康としては笑いが止まらないというところか。
ミステリーだけど不穏なホラー演出、大量の伏線、視聴者の反応で書き直される脚本(だから20回を要するのだろう)などは韓国ドラマの制作手法だろう。
ラノベと青年漫画の季節が終わり、今では少女漫画に頼らざるを得ないドラマ市場にあって、オリジナルで結果を残したのは流石と言わざるを得ない。

あなたの番です 見どころ

言わずもがな、視聴者の間で考察ブームを巻き起こした視聴者参加型のミステリードラマ。複雑なストーリーと数々の伏線が続くほどの影響力をもたらした。
巷の感想としては、「毎回の展開が予想できず、考察が楽しかった」「黒幕の動機が弱い」「伏線が多すぎて混乱した」「劇場版での新たな展開が興味深かった」など。

  • 考察ポイント1. 黒幕の正体と動機
    最終的に黒幕と判明したのは黒島沙和(西野七瀬)。動機はサイコパス的なものであり、納得できなかった人も多数。
  • 考察ポイント2. 伏線とミスリード
    多くの伏線が張り巡らされ、視聴者が犯人を推理する楽しみを提供したが、最終回でも一部の伏線が回収されなかったり、ミスリードだったことが判明し、混乱や不満も生じた。

あらすじ

新婚夫婦・手塚菜奈と翔太が入居したマンションで「交換殺人ゲーム」が始まり、管理人の床島が屋上から転落死する。その後も住人が次々と殺害され、榎本夫妻が隠し部屋に息子・総一を監禁していたことが発覚し逮捕されるが、菜奈も遺体で発見される。
翔太は新住民の二階堂忍やAIの力を借り、黒島沙和や南雅和と協力して事件を調査。被害者の遺体が微笑んでいる共通点から単独犯を疑う。総一の殺人未遂事件や内山の死など混迷を深める中、翔太は犯人が星座のラッキーデーに殺害していることを発見。
最終的に二階堂と共に黒島が真犯人と突き止め、彼女を殺さず逮捕。しかし事件後、黒島の義理の祖母・赤池幸子の車椅子に「あなたの番です」と書かれた紙が残され、幸子がビルから転落する。

あなたの番です 劇場版

原田知世(あなたの番です劇場版)

感想

公開1年未満、しかも地上波での放映は、それがより大きな効果をもたらすという見きわめがあったのだろう。
犯人も動機も不明のままの殺人があるのを無視して大団円になっているのが笑えるのだが、それもまた考察厨に盛り上げてもらうための魂胆ならん。

同じマンションの住人同士では交換殺人は成立しないでしょう、という今さら過ぎる台詞で事件が起こらず、その2年後という設定はギャグと受け取っていいものだと思うが、そもそも作りがいい加減なのか、ギャグなのか、魂胆があるからなのか、それを見きわめる方が難しい。
そういう映画もあっていいと思うが、怒る人もいると思う。

あらすじ

菜奈と翔太が「キウンクエ蔵前」に引っ越してきた後の住民会に翔太が参加したことで交換殺人ゲームが発生せず、平穏な生活を続けて2年後、豪華客船『カッチャトーリ号』内の宴会場で、その間に親しくなった住民を招いて菜奈と翔太の船上ウェディングパーティーを開催する。しかしパーティー終了後、参加者の一人が謎の死を遂げ、駆けつけた警察による捜査が始まった後も船内では次々と不可解な出来事が起こり、住民たちの間に不穏な空気が流れ始める。

あなたの番ですを観るには?

あなたの番です キャスト

■主要人物
手塚菜奈(翔太の妻)[302号室] – 原田知世
手塚翔太(スポーツジムのインストラクター)[302号室] – 田中圭
黒島沙和(国際理工大学理学部数学科2年生)[202号室] – 西野七瀬(幼少期:岡本望来)
二階堂忍(国際理工大学大学院生)[304号室] – 横浜流星
南雅和(お笑い芸人)[502号室] – 田中哲司
床島 比呂志[管理人] – 竹中直人
榎本早苗(専業主婦)[402号室] – 木村多江
田宮淳一郎(元銀行員)[103号室] – 生瀬勝久
■キウンクエ蔵前 住民
久住譲[101号室] – 袴田吉彦
児嶋佳世[102号室] – 片岡礼子
児嶋俊明[102号室] – 坪倉由幸(我が家)
田宮君子[103号室] – 長野里美
石崎洋子(専業主婦)[104号室] – 三倉佳奈
石崎健二(区役所職員)[104号室] – 林泰文
石崎文代[104号室] – 田村海優
石崎一男(小学1年生)[104号室] – 大野琉功
浮田啓輔[201号室] – 田中要次
妹尾あいり(メンエス店員)[201号室] – 大友花恋(4歳時:阿部久令亜)
柿沼遼(浮田の子分)[201号室] – 中尾暢樹
リン・シンイー(ブータン料理店アルバイト)[203号室] – 金澤美穂
グエン・クオン(左官見習い)[203号室] – 井阪郁巳
イクバル・ビン・ダット(SE)[203号室] – バルビー
西村淳(にしむら じゅん)[204号室] – 和田聰宏
尾野幹葉[301号室] – 奈緒
佐伯良樹(会社員)[303号室] – 笠原秀幸
舞島亜矢子(介護士で、佐伯の元妻)[303号室] – 入山法子
北川澄香(ラジオパーソナリティ)[304号室] – 真飛聖
北川そら[304号室] – 田中レイ
木下あかね(フリーライター)[401号室] – 山田真歩
榎本正志(警視庁すみだ署生活安全課課長)[402号室] – 阪田マサノブ
榎本総一(一人息子)[402号室] – 荒木飛羽
榎本サンダーソン正子(正志の妹で総一の叔母)[402号室] – 池津祥子
藤井淳史[403号室] – 片桐仁
江藤祐樹[404号室] – 小池亮介
佐野豪[501号室] – 安藤政信
赤池美里(専業主婦)[502号室] – 峯村リエ
赤池吾朗(美里の夫)[502号室] – 徳井優
赤池幸子(美里の姑)[502号室] – 大方斐紗子
■警視庁すみだ署
神谷将人 – 浅香航大
水城洋司 – 皆川猿時
刑事課長 – 中野剛
副署長 – 児玉頼信
刑事A – 板倉チヒロ
刑事B、刑事C – 中山求一郎、舟津大地
■マンション外の人物
細川朝男(デザイン会社社長) – 野間口徹
蓬田蓮太郎{新管理人} – 前原滉
桜木るり(看護師) – 筧美和子
内山達生(黒島のストーカー) – 大内田悠平
高橋(スポーツジムの受付) – 田村優依
老人ホーム職員 – 深澤しほ
■劇団「満員on礼」
藤沢(演出家) – 伊嵜充則
柳本(俳優) – 永岡卓也
東(看板女優) – 阿久澤菜々
竹田 チェリー(劇作家) – としえ

あなたの番です スタッフ

企画・原案 – 秋元康
脚本 – 福原充則高野水登
音楽 – 林ゆうき、橘麻美
主題歌
Aimer「STAND-ALONE」(4月期)
手塚翔太「会いたいよ」(7月期)
工学監修 – 藤田桂英(東京農工大学)
数学監修 – 飯田正敏
アクションコーディネーター – 柴原孝典
警察監修 – 吉川祐二
フィットネス監修 – 福地和仁(ティップネス)
医療監修 – 中澤暁雄
演出 – 佐久間紀佳小室直子中茎強内田秀実(AXON)
チーフプロデューサー – 池田健司
プロデューサー – 鈴間広枝松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
制作協力 – トータルメディアコミュニケーション
製作著作 – 日テレ
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