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ノック 終末の訪問者

4.0
クリステン・ツイ(ノック 終末の訪問者) 映画
クリステン・ツイ(ノック 終末の訪問者)
ノック 終末の訪問者は、

ノック 終末の訪問者の感想

エンドクレジットで、花片や墜落する飛行機などのモデリングデータが(話の順番通りに)画面をはらはらと落ちてゆく。
思い出されるのは「ハプニング」で屋上から飛び降りる人々だろう。シャマラン的終末はあらゆるものが落ちていく情景らしいのだ。
アメリカ人にとって墜落する飛行機は9.11を思い出させると思うが…

ニュージャージーの森の山荘にやってきたゲイのカップルと7歳の養女。
そこに4人の男女が現れ、世界を救うために、家族の中から生贄を一人選べと迫るという話で、カルト集団のたわごとか、黙示録の四騎士か、観客にミスリードを見破らせようとする映画である。
アクションシーンもあるものの、それとあまり関係ない結末に不満を持つ人も多かろう。

主人公たちがゲイであることには意味が与えられていると思うが、通常の夫婦と娘だと自動的に父親が犠牲になる流れになるので、先読みを防ぐ目的もあったのでは。
本作には原作があるが、結末はちょっと変えてある。

兎唇の少女を演じるクリステンクイの愛らしさは格別で、彼女の出る場面を心待ちにしてしまった。
KC&サンシャインを2回流す演出は素敵。

ノック 終末の訪問者のあらすじ

一家が森の中にあるキャビンで休暇を楽しんでいたところ、武器を持った4人組が突如押し入ってきた。抵抗空しく人質に取られた一家に対し、リーダー格のレナードは「世界の終末を回避できるか否かは貴方たちの選択にかかっている」と告げる。

ノック 終末の訪問者を観るには?

ノック 終末の訪問者 キャスト

■山小屋に住む家族
エリック – ジョナサン・グロフ
アンドリュー – ベン・オルドリッジ
ウェン – クリステン・ツイ
■山小屋を訪問する四人組
レナード – デイヴ・バウティスタ
サブリナ – ニキ・アムカ=バード
レイモンド – ルパート・グリント
エイドリアン – アビー・クイン
■その他
インフォマーシャルのホスト:M・ナイト・シャマラン

ノック 終末の訪問者 スタッフ

監督 – M・ナイト・シャマラン
脚本 – M・ナイト・シャマラン、スティーヴ・デズモンドマイケル・シャーマン
原作 – ポール・G・トレンブレイ『終末の訪問者』(竹書房文庫)
製作 – M・ナイト・シャマラン、マーク・ビエンストック、アシュウィン・ラジャン
製作総指揮 – スティーヴン・シュナイダー、アシュリー・フォックス、クリストス・V・コンスタンタコプーロス
音楽 – ヘルディス・ステファンスドッティル
撮影 – ジェアリン・ブラシュケ
編集 – ノエミ・カタリーナ・プライスヴェルク
製作会社 – フィルムネイション・エンターテインメント、パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ、ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ、ウィッシュボーン・エンターテインメント
配給 – アメリカ:ユニバーサル・ピクチャーズ、日本:東宝東和
公開 – アメリカ:2023年2月3日、日本:2023年4月7日
上映時間 – 100分

ノック 終末の訪問者の原作

世界が終わるとしたら――
家族の犠牲か、世界の終焉か。
あなたならどちらを選びますか?
家族の命は、世界よりも重いのか。
家族愛と恐怖の終末スリラー
ブラム・ストーカー賞/ローカス賞 受賞!
スティーヴン・キング絶賛の
全米ベストセラー小説、待望の邦訳版
◉スティーヴン・キング絶賛!
「示唆に富み、恐怖が鎖のように張りつめる。
トレンブレイの自己ベスト作品。とてもすばらしい」――スティーヴン・キング
「トリップワイヤーがぴんと張りつめたホラー・スリラー」パブリッシャーズ・ウィークリー
「読んだら最後、けっして頭から離れない」――NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)

七歳のウェンと両親のエリックとアンドリューは、ニュー・ハンプシャー州北部の人里離れたキャビンで夏の休暇をすごしている。ある日、ウェンがキャビンの庭で遊んでいると、突然、見知らぬ巨体の男が訪ねてくる。男の温かい笑顔にウェンはすぐに魅了されてしまう。ふたりが遊んでいると、さらに女ふたりと男ひとりがやってくる――奇妙でまがまがしい道具を手に。ウェンはうろたえ、帰ろうとすると男にこう告げられる――「これから起こることは、何ひとつきみのせいじゃない。きみは悪いことを何もしていない。けれど、きみたち家族はある厳しい決断を下さなきゃならない。この世界を救うには、きみたちの助けが必要なんだ」

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