ドラマ2020年代のドラマ2023年のドラマ

この素晴らしき世界

4.0
若村麻由美(この素晴らしき世界) ドラマ
若村麻由美(この素晴らしき世界)
『この素晴らしき世界』は、2023年7月20日~9月14日にフジテレビ系列「木曜劇場」枠にて放送。主演は若村麻由美。平凡な生活を送る主婦が、ひょんなことから芸能界で活躍する大女優になりすましながら二重生活を強いられる「なりすましコメディー」。脚本を務める烏丸マル太は、プロデューサーの鈴木吉弘の変名。

この素晴らしき世界の感想

若村麻由美は最初から美魔女だったわけではなく、ハタチで朝ドラヒロインに抜擢されて以来、おびただしい数の2時間ドラマに出演し、映画や舞台などマルチな活躍を続けてきた人である。
今季は「初恋、ざらり」の毒親でもおなじみだが、私にとっては「美しき罠〜残花繚乱」のセレブ妻が忘れがたい。
2015年のドラマだが、すでに自らの美貌をパロディ化しているような役柄だった。

本作は「代役」をモチーフとしているが、若村自身が、降板した鈴木京香の代役である。
家庭の主婦がモデルになるドラマとしては、吹石一恵の「バラ色の聖戦」(2011)や真木よう子の「セシルのもくろみ」(2017)などがあるが、本作の若村の演技は、多分に鈴木を意識したもののように見える。

鈴木と若村は90年代に共演したりもしているのだが、そのキャリアには何か決定的な違いがある。
その結果が小野兼寛未亡人という特異な人生に表れているように見えるのである。

この素晴らしき世界のあらすじ

主婦の浜岡妙子は夫と社会人になった息子と暮らし、スーパーでパートをしながら愚痴をこぼす日々。最近、外出のたびに同じ男を見かけ、不安を抱いていた。ある日その男が自宅を訪れ、芸能事務所「プロダクション曼珠沙華」の西條隼人と名乗り、妙子に女優・若菜絹代の“身代わり”として謝罪会見に出てほしいと依頼する。若菜は反社会勢力絡みのスキャンダルを起こし行方不明となっていた。妙子は戸惑うが、報酬の300万円という額に心が揺らぐ。

この素晴らしき世界を観るには?

この素晴らしき世界 キャスト

浜岡妙子(主婦) – 若村麻由美
若菜絹代(大女優) – 若村麻由美(二役)
■若菜の関係者
水田夏雄(若菜の夫) – 沢村一樹
■プロダクション曼珠沙華(若菜が所属する事務所)
比嘉莉湖(二代目社長) – 木村佳乃
西條隼人(チーフマネージャー) – 時任勇気
室井セシル(マネージャー) / 氷室カズコ – 円井わん
桐山(専務) – 菅原大吉
安原光顕(副社長) – 西村まさ彦
■浜岡家
浜岡陽一(妙子の夫) – マキタスポーツ
浜岡あきら(はまおか あきら) – 中川大輔
■ラビットマート(妙子が働くパート先)
育田詩乃 / 育田健太郎(新人パート) – 平祐奈
浅野真由美(パート) – 猫背椿
■その他
蒼井蛍(学生起業家) – 永瀬莉子
大木戸らん(妙子の専属メイク) – 谷田部俊(我が家)
浅野俊徳(弁護士) – 佐戸井けん太
刃月恭介(暴力団幹部) – 椎名桔平

この素晴らしき世界 スタッフ

脚本 – 烏丸マル太
音楽 – 村松崇継
主題歌 – 小田和正「what’s your message ?」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
法律監修 – 植田仰生(レイ法律事務所)
警察監修 – 古谷謙一
演出 – 平野眞山内大典
プロデュース – 鈴木吉弘水野綾子
制作 – フジテレビ
制作著作 – 共同テレビ
タイトルとURLをコピーしました