『運び屋』(原題: The Mule)は、2018年のアメリカ合衆国の犯罪映画。監督と主演はクリント・イーストウッド。
運び屋の感想
主人公がないがしろにしてきた家庭の象徴である「12年半も口を聞いてくれない娘」を演じるのが、クリント・イーストウッドの娘アリソンである。
「ブロンコ・ビリー」以来、父娘の共演は珍しくないが、本作では重要な意味を持つ。
自らを「ギルティ」と断罪している通り、イーストウッド演じる90歳の主人公が深い後悔の念に苛まれているからだ。
もっとも、そのくせコールガールの待つベッドに「男になりに行く」とのたまうのだから、64歳差婚をしたイーストウッドは行いを改める気などまるでないのだ。
イリノイ目指してハンドルを握り(馬の手綱を引いているようにしか見えない)、オールドソングを口ずさむイーストウッド。
90歳を演じながら、それを88歳で監督するという世にも奇妙なことが起こっている。
イーストウッドはあの今にもけつまずきそうな歩き方を、養鶏場を営んでいた祖父から学んだと言っているという。なんと…!
運び屋のあらすじ
園芸家として成功した過去を持つアールは、家族とも仕事とも疎遠になり孤独な老後を送っていた。そんな彼は「車を走らせるだけ」の仕事として、知らぬまま麻薬カルテルの運び屋となる。高額報酬に惹かれ回数を重ね、やがて麻薬取締局の捜査線上に浮上。家族との確執を悔いるアールは、重病の元妻の看取りを優先し、カルテルの規律に背いて姿を消す。再び捕まり仕事に戻されるが、DEAが待ち構えており逮捕。裁判では罪を受け入れ、刑務所で花を育てながら静かに日々を送る。
運び屋を観るには?
運び屋 キャスト
アール・ストーン(園芸家の老人) – クリント・イーストウッド
コリン・ベイツ捜査官 – ブラッドリー・クーパー
主任特別捜査官(コリンの上司) – ローレンス・フィッシュバーン
トレビノ捜査官(コリンの相棒) – マイケル・ペーニャ
メアリー(アールの妻) – ダイアン・ウィースト
フリオ(麻薬カルテルの幹部) – イグナシオ・セリッチオ
ラトン(麻薬カルテルのボス) – アンディ・ガルシア
ジニー(アールの孫) – タイッサ・ファーミガ
アイリス(アールの娘) – アリソン・イーストウッド
グスタボ(麻薬カルテルの幹部) – クリフトン・コリンズ・Jr
コリン・ベイツ捜査官 – ブラッドリー・クーパー
主任特別捜査官(コリンの上司) – ローレンス・フィッシュバーン
トレビノ捜査官(コリンの相棒) – マイケル・ペーニャ
メアリー(アールの妻) – ダイアン・ウィースト
フリオ(麻薬カルテルの幹部) – イグナシオ・セリッチオ
ラトン(麻薬カルテルのボス) – アンディ・ガルシア
ジニー(アールの孫) – タイッサ・ファーミガ
アイリス(アールの娘) – アリソン・イーストウッド
グスタボ(麻薬カルテルの幹部) – クリフトン・コリンズ・Jr
運び屋 作品情報
監督 – クリント・イーストウッド
脚本 – ニック・シェンク
原案 – サム・ドルニック『The Sinaloa Cartel’s 90-Year-Old Drug Mule』
製作 – クリント・イーストウッド、ティム・ムーア、クリスティーナ・リベラ、ジェシカ・マイヤー、ダン・フリードキン、ブラッドリー・トーマス
製作総指揮 – アーロン・L・ギルバート
音楽 – アルトゥロ・サンドバル
撮影 – イブ・ベランジェ
編集 – ジョエル・コックス
製作会社 – インペラティブ・エンターテイメント、BRONクリエイティブ、マルパソ
配給 – ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ:2018年12月14日、日本:2019年3月8日
上映時間 – 116分
脚本 – ニック・シェンク
原案 – サム・ドルニック『The Sinaloa Cartel’s 90-Year-Old Drug Mule』
製作 – クリント・イーストウッド、ティム・ムーア、クリスティーナ・リベラ、ジェシカ・マイヤー、ダン・フリードキン、ブラッドリー・トーマス
製作総指揮 – アーロン・L・ギルバート
音楽 – アルトゥロ・サンドバル
撮影 – イブ・ベランジェ
編集 – ジョエル・コックス
製作会社 – インペラティブ・エンターテイメント、BRONクリエイティブ、マルパソ
配給 – ワーナー・ブラザース
公開 – アメリカ:2018年12月14日、日本:2019年3月8日
上映時間 – 116分

