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10 クローバーフィールド・レーン

4.5
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(10 クローバーフィールド・レーン) 映画
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(10 クローバーフィールド・レーン)
『10 クローバーフィールド・レーン』(原題:10 Cloverfield Lane)は、2016年にアメリカ合衆国で公開されたSF・サスペンス映画。

10 クローバーフィールド・レーンの感想

逃げるようにアパートを引き払って夜の街道をひた走るヒロイン(ホラー的かわい子ちゃんのメアリー・エリザベス・ウィンステッド)が予期しないアクシデントで人事不省に陥る「サイコ」的な冒頭部分を経て、「ソウ」的な描写をあっさりと捨て、本編として監禁ものになり、信用できない監禁者(ジョン・グッドマン)との心理戦になる流れは悪くない。
断片的な台詞とカットを手がかりにホラー映画的クライマックスにいたるのだが、その後にひとまわり大仕掛けを持ってきている。
というのも特別珍しい作りではないのだが、スピーディに「宇宙戦争」的な活劇に切り替え、あっけらかんとしたラストカットまで強引に見せてしまう。

という具合にあれこれの映画の引用というか良いとこどり的なモザイクになっていた。
監禁部分だけだったという原作を強引にSFに作り変えた計算はみごと。

10 クローバーフィールド・レーンのあらすじ

服飾デザイナー志望のミシェルは事故で昏睡後、謎の男ハワードの地下シェルターに監禁される。外は汚染され人類は滅びたと聞かされるが、彼女は次第にその言葉を疑う。逃走を試みる中で、過去に別の少女が殺されていた事実が判明し、協力者エメットも命を落とす。ミシェルは防護服で脱出し、外の世界が無事であると知るが、直後にエイリアンの襲撃が現実であることが発覚。彼女は反撃して生還し、戦う決意でヒューストンへ向かう。

10 クローバーフィールド・レーンを観るには?

10 クローバーフィールド・レーン キャスト

ハワード(シェルターを支配する男) – ジョン・グッドマン
ミシェル(服飾デザイナー志望の女) – メアリー・エリザベス・ウィンステッド
エメット(シェルターに同居している青年) – ジョン・ギャラガー・Jr
レスリー(シェルターに来た女) – スザンヌ・クライヤー
ベン(ミシェルの婚約者) – ブラッドリー・クーパー

10 クローバーフィールド・レーン 作品情報

監督 – ダン・トラクテンバーグ
脚本 – デイミアン・チャゼルマット・ストゥーケン” target=”_blank”>マット・ストゥーケンジョシュ・キャンベル
製作 – J・J・エイブラムス、リンジー・ウェバー
音楽 – ベアー・マクレアリー
撮影 – ジェフ・カッター
編集 – ステファン・グルーブ
製作会社 – バッド・ロボット・プロダクションズ
配給 – パラマウント映画
日本の旗 東和ピクチャーズ
公開 – アメリカ:2016年3月11日、日本:2016年6月17日
上映時間 – 103分
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