2021年の映画映画2020年代の映画

モンタナの目撃者

4.0
アンジェリーナ・ジョリー(モンタナの目撃者) 2021年の映画
アンジェリーナ・ジョリー(モンタナの目撃者)
『モンタナの目撃者』(原題: Those Who Wish Me Dead)は、2021年のアメリカ合衆国のウェスタンスリラー映画。監督はテイラー・シェリダン、出演はアンジェリーナ・ジョリーとフィン・リトルなど。マイケル・コリータの小説『Those Who Wish Me Dead』を基に、コリータ本人やチャールズ・リーヴィット、テイラー・シェリダンが脚本を担当している。

モンタナの目撃者の感想

久しぶりに見るアンジョリが山火事と暗殺者の2大脅威から少年を守り抜く、という惹句になっているが、妊娠6ヶ月の腹を抱えたまま馬に乗り、鹿撃ち銃で悪党とのリロード勝負に挑むメディナ・センゴアに比べれば、その活躍ぶりはさほどではない。

悪党は、何らかの組織に差し向けられた殺し屋兄弟で、少年の父親が少年に託した何かの証拠(父親は法廷会計士であるとしか説明されないし、証拠というのもレター判の用紙2枚だけであり、あからさまにどうでも良いマクガフィンとして扱っている)を追っており、顔を見た人間は全員殺すと決めている。
少年の父親は警察や保安官も信用できないと言い、とにかくマスコミに証拠を渡すようにと言い聞かせて、あっさり死んでしまう。
なんとか逃れた少年はアンジョリと合流するのだが、ここで注目すべきは母性らしきものがまったく表現されないことだ。父親と同じように少年を「相棒」と呼ぶアンジョリは、徹底的に少年に寄り添うのみである。中盤には怪我を負ってシャツを着替え、「後ろを向いていて」と少年に声をかけるシーンなどもあるのだが、至極中性的ですらある。

さて悪党の側だが、のっけから家ごとターゲットを爆破するというプロフェッショナルな悪辣さを見せ、さらに容赦なく少年の父親も仕留めるので、二人が保安官の妻であるメディナ・センゴアを問い詰めるシーンはちょっと緊張させる。しかし上記したように、この妊婦が予想を裏切って反撃するので、悪党兄弟は急速に運を失い、役立たずになっていく。そもそも予算がないという理由で加勢を期待できないという設定で、可哀想なのである。

CGも交えてはいるものの、実際に山を焼いたというクライマックスはなかなか圧巻であり、クライマックスの悪党弟との対決も、お約束通りながら手に汗握らせる。最後まで楽しめた映画だった。

モンタナの目撃者のあらすじ

消防隊員ハンナは、かつての山火事で子供たちを死に追いやったというトラウマを抱えていたが、ある日、父親を殺され、危険な秘密を託されて追手から逃げている少年と遭遇。彼女は彼を守りぬくと誓うが、暗殺者たちに追われ、山火事に行く手を阻まれる。

モンタナの目撃者を観るには?

モンタナの目撃者 キャスト

ハンナ・フェイバー(山林火災監視塔勤務) – アンジェリーナ・ジョリー
コナー・キャサリー() – フィン・リトル
パトリック・ブラックウェル(殺し屋) – ニコラス・ホルト
ジャック・ブラックウェル(殺し屋) – エイダン・ギレン
アーサー・フィリップ(殺しの依頼者) – タイラー・ペリー
イーサン・ソーヤー(保安官代理) – ジョン・バーンサル
アリソン・ソーヤー(イーサンの妻) – メディナ・センゴア
オーウェン・キャサリー(法廷会計士) – ジェイク・ウェバー
ベン – ジェームズ・ジョーダン
ライアン – トリー・キトルズ
ティナ – ローラ・マルティネス=カニンガム
ヴィック – ハワード・ファーガソン・Jr

モンタナの目撃者 作品情報

監督 – テイラー・シェリダン
脚本 – マイケル・コリータチャールズ・リーヴィット、テイラー・シェリダン
原作 – マイケル・コリータ『Those Who Wish Me Dead』
製作 – アーロン・L・ギルバート、スティーヴン・ザイリアン、ギャレッド・バッシュ、テイラー・シェリダン、ケヴィン・チューレン
音楽 – ブライアン・タイラー
撮影 – ベン・リチャードソン
編集 – チャド・ガルスター
製作会社 – ニュー・ライン・シネマ、ブロン・スタジオズ、フィルム・リーツ、クリエイティブ・ウェルス・メディア、ボスケ・ランチ・プロダクション
配給 – ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
公開 – アメリカ: 2021年5月14日、日本: 2021年9月3日
上映時間 – 100分
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