プレデター:バッドランドの感想
「プレデター ザ・プレイ」と同じダン・トラクテンバーグによるもので、この監督は「プレデターの物語」を“文化の衝突”として描こうとしているようだ。
地球を舞台にした「ザ・プレイ」と異なり、ゲンナというメチャクチャな食物連鎖が確立した異常生態系の星での物語であり、若きプレデターの戦士と、ウェイランド・ユタニ社のシンセティックであるエル・ファニング(「エイリアン:アース」の設定を引き継いでいる)の道行きが前半を占める。
陽気なエルは自分を道具と考えればいいと言い含めて、むりやり主人公に同道するのだが、実はシスターと呼ぶもう一体のアンドロイドと合流する目的を隠している。
エル・ファニングの姉といえばダコタを思い出すが(日本でいえば広瀬姉妹、上白石姉妹といったところか)、エルが二役を演じている。こちらは会社の命令に忠実な冷酷アンドロイドで、眉毛がないのが特徴。
主人公のプレデターはディミトリウス・シュスター=コロアマタンギという役者が演じている。プレデターの相貌を「なんて醜いんだ」と評したのはシュワルツェネッガーだったが、この映画でも悪い方のアンドロイド(上記のエルのシスター)が同じ感想を漏らす。冒頭から表情たっぷりなのだが、だんだんその表情に感情移入させてしまうというのが、この映画の戦略だ。なにしろ戦士の成長物語なのだから。これは違和感満載で始まる「アバター」と同じ戦略と言える。
クライマックスは戦闘になるが、お馴染みの装備をすべて奪われてしまったので、武器はすべて現地調達(ここでこの星の生態系が伏線となる)である。
いかにもディズニー的な目の大きな生物がバドと名づけられたあたりで、これはダメかなと思ったが、結局最後まで観てしまった。
プレデター:バッドランドのあらすじ
ヤウージャ族の若きプレデター・デクは体躯が小さく非力ゆえに一族の恥とされ、族長でもある父から存在を抹消されようとしていた。戦士としての証を立てるため、デクは最も危険な惑星〈ゲンナ〉へ向かう。 目標は、そこに棲む最強の捕食者〈カリスク〉。不時着したデクは、原生生物の襲撃を受けながらも生き延びていた。 その道程で、破壊され上半身だけとなったアンドロイド――ティアを発見する。 ティアの目的もまた、カリスクとの接触だった。こうして、はみ出し者ふたりによる危険な旅が始まった。
プレデター:バッドランドを観るには?
プレデター:バッドランド キャスト
デク(プレデター) – ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ
クウェイ(デクの兄) – マイク・ホーミック
ンジョール / エイペックス・プレデター(デクの父親) – ルーベン・デ・ヨング
マザー – アリソン・ライト
ドローン(アンドロイド) – キャメロン・ブラウン
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コンピューター – ダファー兄弟
プレデター:バッドランド 作品情報
製作会社 – デイヴィスエンターテイメント、20世紀スタジオ
配給 – アメリカ: 20世紀スタジオ、日本: ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 – 日本:2025年11月6日、アメリカ: 2025年11月7日
上映時間 – 107分



