ハード・ヒット 発信制限の感想
「タイムリミット 見知らぬ影」(2018年、監督はクリスティアン・アルヴァルト)の韓国リメイクとされるが、その映画自体、スペインのスリラー映画『暴走車 ランナウェイ・カー』(2015年、ダニ・デ・ラ・トーレ)のリメイクである。スペイン版は未視聴だが、ストーリーラインを読むと、設定はほぼ本作と同じ。
いかにもビジネスライクな主人公(銀行の支店長)が、子どもたちをヒュンダイの高級セダン「ジェネシス」に乗せ、釜山郊外の瀟洒な自宅を出発するところから始まる。じつはこの運転席に爆弾が仕掛けられており、車を降りることができなくなるという話。
なぜか言葉遣いが丁寧な犯人(終盤にようやく姿を現すが、林遣都に似たチ・チャンウクで、アジアの貴公子とのことなので、そういうキャラになったのだろう)は、当初、子どもが同乗していることに気づいていなかったので、早く降ろせばいいのにと思うのだが、事態は悪化していく。
元はといえば、主人公が、上司(現副頭取)の命令で、リスクを説明せずに投資商品を売りつけ、それが暴落して多数の人を自殺に追い込んだことが事件の原因だと説明される。犯人が身代金として要求する44億ウォンは銀行への訴訟費用だということも終盤にわかる。訴訟をかわした功績によってのぼりつめたのであろう支店長の座を捨てざるを得ないようなムチャな方法(リスクなしの商品を資産家に電話で売りつけて金を集める)で主人公に44億ウォンをかき集めさせる、という設定が、韓国的なシビアさを感じさせる。日本ではたぶんそういう発想にならないのではないか。
終盤、主人公はハンドルと座席に分厚い本でつっかえ棒をして、海中に没したジェネシスから脱出するのだが、そんなことができるなら最初からやればよかったのにと思う。
ハード・ヒット 発信制限のあらすじ
銀行支店長ソンギュ(チョ・ウジン)は、子供たちを車で送る出勤途中に非通知電話を受信。相手は、車に爆弾が設置されており、外に出ると爆発すると警告。会社同僚の車が目の前で爆破し、電話を信じたソンギュはテロの容疑者を疑う警察の追撃を受けつつ、非通知電話の相手からの脅迫の板挟みになる。
ハード・ヒット 発信制限を観るには?
ハード・ヒット 発信制限 キャスト
チヌ(特別出演) – チ・チャンウク
イ・ヘイン(ソンギュの娘) – イ・ジェイン
パン・ヨンヒ(爆発物処理班班長) – チン・ギョン
パク・ヨンス(ソンギュの妻) – キム・ジホ
警察署長 – リュ・スンス
イ・ミンジュン(ソンギュの息子) – キム・テユル
アン・ジョンホ(副支店長) – チョン・ソッコ
アン・ジョンホの妻 – チョン・エヨン
ウニョン(チャンホ繊維) – イ・ソル
副頭取 – チョン・インギ
チャンホ繊維社長 – ナム・ミョンニョル
刑事 – パク・ヨンソ
爆発物処理班 – パク・ソンヒョン、チョ・イヌ、チョン・ミンソプ、イ・ジュハン
ナム・ミヌ- GS職員” target=”_blank”>
頭にきた運転者 – シン・ユラム
パク・ヨンスの友だち – チェ・ユソン
警備警察 – チョン・グァンジン
チャン夫人(声) – チェ・ユニ
ウンギュ – ムン・ジョンミン


