手塚理美は歳をとってもキレイだねえ。
倉科カナは京都弁をもっとちゃんと練習すべきだったと思う。
ラストカットで財前直見がくまのぬいぐるみにかぶりつくのかと期待したが、そういうことはしないらしいので残念であった。
第4回 尾形乾山誘拐事件|一般人には「何が楽しいのやら」
だいぶ前に見たのに書きそびれていた、記憶が薄れている…
今回のフェイクは、乾山の水指「誘拐」事件の狂言、そして柳生みゆの父親が死んだという情報の嘘。
しかしこれは冒頭ですぐ見当がついてしまう。
藤村志保の骨董店に尾形乾山の鉋目皿を探しに来た男、ついで柳生が同じ皿を探しに来て、先客がいたと聞いて外へ走り出るくだりである。
柳生は帰ってきた財前直見と鉢合わせになり、財前はカップ酒の入ったビニール袋を取り落とすが、拾って無事を確かめてニッコリ。
「誘拐」事件自体は狂言、というか内部の人間である柳生の仕業ということがわかるが、狂言の協力者が殺されてしまう。
「誘拐」事件は、謎かけの手紙が届いたりして、骨董趣味のお遊びなのだが、一般人には何が楽しいのやら、というものである。
南禅寺の群虎図、弘法大師筆風信帖、乾山の窯跡がある鳴滝の法蔵禅寺など。
途中、乾山の水指の贋作が現れて、夫を思いやる床嶋佳子がそっと本物に差し替えたりする。
このへんは微かに心憎い演出なのだが、こういうものが響く視聴者というのも貴重であろう。
第5回 能面の告白|ムリのある変化球
財前直見が付けボクロをつけて、まさかの二役の上、序盤で逮捕されてしまうという変化球の回である。
美術品は江戸期の能面「深井」で、フェイクとしては、この面の「写し」が使われたからである。
つまり面は二枚あったというわけ。
真犯人は面打ち職人で、被害者に妻を寝取られて犯行に及ぶのだが、能の公演中にシテを殺すという離れ業まで演じたのは、その妻が流産した子供(種は被害者なのに…)を弔うため、という理由が示される。
さすがにちょっと無理があるだろう…
そしてこの妻が、どういうわけかホクロをつけた財前なのであるが、この設定はあまり意味がなかったような。
被害者が財前の頬に触り、「ひとめぼれだ…」という台詞も思わせぶりすぎで。
第6回 歌麿の鎖|財前直見の崩壊授業
最終回で、ようやく贋作作家Kの話に戻ってきた。
財前直美はスタンガンで失神させられて誘拐されたりするが、大詰めにはほど遠い盛り上がり、あくまで淡白なドラマであった。
Kの協力者の画商、販売ルート(白いアカシアww)なども出てくるのだが、ドラマ的なリアリティはなく…
結局Kは捕まらずに、ラストシーンで財前の名刺(最終回でようやく完成したもの)をなぜか抜き取り、姿を消すのであるが、これは続編への前振りなのだろうか。
大学講師でもある財前の授業ぶりは、エンドタイトルにも出てくるが、ラストシーンでは、正直、授業中なのではなく、教室でだべっているだけかと思っていた。実際は授業崩壊しているのだったwww
エンドタイトルは、何やら美術品の謎を解くことで薩摩切子のグラスを貰うというお話である。
(財前は買ってきたカップ地酒をわざわざこのグラスに移して飲むのだが、これが旨そうで、思わず真似をしたくなる。)
あっさりしつつも、何やら惹かれる感じに作られているのだが、本編もまた同じぐらいのあっさり感なドラマであった。
興味深い試みと思うが、もう少しあとをひかせる作りでもよかったのではないかと思う。
財前直見はとてもよかったと思う。
藤村志保もよかったが、南野陽子はビミョーかな。。。
フェイク 京都美術事件絵巻を観るには?
フェイク 京都美術事件絵巻 作品情報
スタッフ
脚本協力 – 中村志保
音楽 – 服部隆之
演出 – 大原拓、辻野正人、末永創
制作統括 – 安原裕人(NHK大阪)、手塚治(東映)
美術 – 西村薫
技術 – 山下昭
音響効果 – 林幸夫
撮影 – 岡本哲二
照明 – 笠原竜二
音声 – 深田次郎
CG制作 – 北昌規
映像技術 – 安川政行
美術考証 – 狩野博幸
警察考証 – 中園修二
京都ことば指導 – 桃山みつる
資料提供 – 柳重之、川崎正晴
記録 – 木本裕美
編集 – 城所夏子
企画協力 – 加藤和夫
撮影協力 – ひょうごロケ支援Net、神戸フィルムオフィス、兵庫県公館
制作 – NHK、東映

![\フェイク 京都美術事件絵巻 [DVD-BOX]はコチラ/](https://dramatic-impress.net/wp-content/uploads/81sZ0rBunpL._AC_SL1500_-765x1024.jpg)

