【実況】巨人の星

第83回|根性の門限破り

【実況】巨人の星
【前回(第82回|左門の築いた城 )のあらすじ】
花形に先を越された左門は弟妹を養う「城」を守る責任と宿敵への執念の間で葛藤。飛雄馬は「生活の懸かった打者にしか通用しない魔球」の脆さに苦悩する。

花形と同じ特訓を秘密兵器にやらせていると暴露した西本監督。
日本シリーズが終わればシーズンオフだから、という捨て身の作戦なのである(これは奇妙にプロレス的な思考法だ)。
重い空気の巨人宿舎だったが、ともあれ明日から日本シリーズなんだから今日の門限は厳しいぞと釘が差される。
「遅れたら明日のベンチには入れんからな!」
という中尾監督の怒鳴り声が聞こえているのかいないのか、
「伴、親友のよしみでひとつ俺に付き合わんか」と囁く飛雄馬。
「何に付き合えばいいんじゃ…?」
門限破りだ!

多摩川のボート場のボート場に伴を連れていく飛雄馬、夜釣り用のボートを2艘借りる。
例によって巨人ユニフォーム姿の不審な二人である。
「門限を破って夜釣りとはなにごとじゃ!」と伴は呆れて帰ろうとするが、

帰ろうとする伴をジト目で見つめる飛雄馬

帰ろうとする伴をジト目で見つめる飛雄馬

同情した伴は踵を返し、ボート乗り場の床を踏み抜く

同情した伴は踵を返し、ボート乗り場の床を踏み抜く

「さあ心行くまで慰めの語らいといくか、それとも黙って夜釣りとしゃれこむか!」
伴はまだ夜釣りのつもりでいる。
「君の釣り竿にこれをつけてくれ、いわば阪急打線を釣る餌だ」
飛雄馬が投げたのは50円玉。
「穴あきの50円硬貨でなくては絶対にいかんのだ!」
と熱弁しているが、5円玉でもいいと思うがww
伴は硬貨を付けた糸を川に投げる。

「そこまで釣りモードになられては困る…」

「そこまで釣りモードになられては困る…」

飛雄馬は竿を掲げさせ、ミットを構えさせると、マウンドの位置まで離れる。

「いやはや、こんな様子を他人様に見られたらまちがいなく***扱いされるわい」
そして投球練習が始まるが、かすりはするものの、なかなか当たらない。

「深い夕霧と揺れる船…あまりにも悪条件を重ね過ぎたか…?


↑ この台詞と、頬の汗を拭う飛雄馬の図は、その昔、少年マガジンで読んだ時になぜか深く記憶に刻まれたものである

・・・やがて球は硬貨に当たりはじめる。
「命中したぞ!」
これに当たればいいのかとようやく悟った伴。
「これが新しい魔球か、大リーグボール2号か!」
そう新しい魔球がポンポン飛び出すものか
と飛雄馬は苦りきる。

アセチレンガスをつけさせて特訓は続く──

アセチレンガスをつけさせて特訓は続く──

翌朝、言うまでもなく朝帰りを叱られ、二軍宿舎で謹慎を命じられた飛雄馬と伴であった。

その様子はすぐ記事になるが
(他にニュースはないのか?)

その様子はすぐ記事になるが(他にニュースはないのか?)

読んだ一徹は満足げである

読んだ一徹は満足げである

さらに毎晩練習を重ねた飛雄馬たちは、後半戦に向けて羽田に駆けつける。
「監督! 西宮にお連れください!」
特訓を明かす伴に、川上はひとこと、「わかった」

「しかし秘密兵器には通用しない!」(ババーン)

「しかし秘密兵器には通用しない!」(ババーン)


「な、なぜです!?」
「よろしい、理由を言おう・・・ただし時間がない、話の途中で弁解じみたことは言うな」
「はい!」
「すでにその返事は要らん・・・」
川上、バットの振り幅が小さいグリップ近くに当てることが特訓の目的だろうと決めつけ、しかしそこに当たった球はたやすくファウルにすることができると指摘。それは改良ではなく改悪だ!と言う。
「星のやつ、打者としての経験が少ないから、そんなこともわからなかったのだ・・・」
不憫がる伴だが、そんならお前が気づけよwww
膝をつき絶望する飛雄馬であった。

膝をつき絶望する飛雄馬であった。

【次回予告】
絶望する飛雄馬は、一徹の助言で川上監督の非情な宣告が敵を欺く芝居だと察知。50円玉特訓を完遂し、日本シリーズで阪急の秘密兵器スペンサーと対峙、改良版大リーグボールでピンチを脱して見事勝利。次は米大リーグ軍団との決戦が迫る。(第84回|秘密兵器との対決)

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