「俺たちは野球ロボット」とオズマに指摘された飛雄馬は激しく動揺。湘南で青春を謳歌しようとするも野球以外の無力さを痛感。絶望の果てに多摩川グラウンドで野球人形として生きる宿命を受け入れた。
沢村栄治物語などなかったかのように、ふたたび飛雄馬はオズマの仕組んだ檻に戻る。
「貴様は俺と同じ野球ロボットだ!」
飛雄馬に姿見を覗けと迫るオズマ、

「どうだ、何が見える?」

中に見えるのは・・・
「どうだ、そっくりじゃないか、どこが違うか?」
「違う、俺じゃない・・・!」
飛雄馬はバットで鏡を割るが、後から後からオズマの姿が・・・
――ああ、いやな夢を見た、と目をさます飛雄馬であった。
伴がやってきて、今日は退院日だという。
荷物はこの布団だけなんだと飛雄馬が答えると、伴はそれを剥ぐ。

飛雄馬は「寒いよう・・・」
「こいつぅ、ここにいる間にだいぶ意気地なしになったなぁ」
変な二人である。
新聞を手にした飛雄馬、契約更改の記事を見る。
長嶋は4000万、王は3600万――
「正月はスカッとした気分で迎えたいな」と飛雄馬。
金の交渉が苦手だという伴、「面倒だからわしはポーンとやろうと思っとる」

ポーン
「お前も巨人の星と言われた男だ、金のことはポーンといかんかい!」

「ようし気に入った、ポーンだ!」
嬉しいこと言ってくれるわい!とほっとした伴であった。
こいつ、巨人フロントの回し者じゃないのかwww
♪金がなんだ、金なんか
月の上からばらまいて 拾ったやつにくれてやる
金は天下のまわりもの、めぐりめぐってこの俺に
戻ってきたら そのときは(元歌はない。伴のデタラメオリジナル歌である)
一方、花形や左門はまだ粘っているのだった。

変な姿勢で交渉中(腕組みの絵に失敗した?)

「球団はぼくに金を出すべきです!」と倍額要求
球団事務所を訪れる飛雄馬と伴。
5割アップはかたいところだね、と記者に言われ、「どうでしょうか、そんなに上がればいいんですが」と頭をかく。
「泣かせるね、この奥ゆかしいこと!」
「巨人で野球ができればあとは何も要らんか、アッハッハ」

「ハッ、“野球ができればあとは何もいらん”・・・」
身をかたくした飛雄馬だが、伴に呼ばれて一緒に事務室へ。
代表が提示した年俸は、伴2割増、飛雄馬6割増である。
伴は公式戦に出ていないが、大リーグボール誕生の黒子を評価された。
飛雄馬は10勝2敗、大リーグボールを編み出した功績・・・
「はい、それで結構です」という飛雄馬の返事に安心した代表、世間話のつもりで、オズマが日本のプロ野球に入りたい、それも巨人以外のセリーグにと話してしまう。
・・・サインの手が止まる。

てゆか、あーもうダメだねこの契約書は

ガバッ
「代表、気が変わりました・・・」と10割アップに要求を変更する。

代表「げえっ」
伴「おい星、お前病院でなんといった、***の話はどうなったんじゃい」メクラ判、ならん
飛雄馬「ぼくは人間として10割アップを要求します!」
と言いながら出ていってしまう(なんのこっちゃ)。
異変を嗅ぎつけた記者たち、2倍要求を聞いて目を丸くする。
各紙一斉に飛雄馬の記事――

そして半月がたち、歳末の街でバスを待っていた伴と星。

飛雄馬「おい伴、クリスマスって24日と25日どっちだっけ?」
「なにぃ?」
「クリスマスだよ、ほら、ケーキ飾ってどんちゃん騒ぎやるやつさ!」
「イブのことか、それはお前・・・」と伴は不安にかられる。「24日の夜に決まっているだろう」
「あと1週間あるな!」と立ち上がった飛雄馬は、

うれしそうに、くるりと一回転
「またな!」とネオンの街へ消えてしまう
「まさか、あいつ・・・」
それから飛雄馬はジングルベルを鼻歌に宿舎の空き部屋(?)を大掃除。

壁塗りまでやって本格的だ(てゆか宿舎をこんなことしていいのか)
オモチャ屋でサンタの人形を買ったり、ケーキ屋で特大ケーキを注文。
机に向かってクリスマスカードの作成に余念がない。

なぜか実写

「飛雄馬のやつめ、つけあがるのもいい加減にせんか・・・」
新聞を見てイライラしている一徹の声を聞きながら、「あの子には何か考えがあるのだわ・・・」と考える明子。
その傍らには手作りのクリスマスカードが・・・

「こんなことをするなんてよくよくのことだと思うわ・・・」
そしてついにイブ当日。
特大ケーキをケーキ屋に取りに来た飛雄馬。伴も同伴で、プレゼントの買い物が山積みである。
「お前、今日、クリスマスパーティをやるそうじゃのう」
伴は不機嫌そうに、
「花形や左門も来ると聞いたぞ」
「ああ、それがどうした?」
「給料倍増の要求をしてからのお前は何か、道を踏み外している! お前、以前の星に戻ってくれんか、あの姿なくしてお前の進む道がどこにあるんじゃ」
「よせ、伴・・・」
「野球ロボットとして生きると誓った星飛雄馬はどこへ行ったか!」
そんなことは誓ってないぞwww
「黙れ、伴!」
「くそう、何がクリスマスじゃーい!」

荷物を置いて行ってしまった

そのころ花形邸では――
「星がクリスマスの招待状? こいつはケッサクだ!」
笑っているのは阪神の同僚か?
「あいつ、給料倍増を要求してから頭がおかしくなったんじゃないの?」
それは花形も同じであるww
「それで花形君、君は行くのかい?」
「ふん、クリスマスケーキを食べにどうして巨人宿舎に行かなくちゃならないんだい」
ごもっとも。
「野球一筋に生きる星飛雄馬、それ以外の星君にはまったく興味がないね。ヘドが出る!」
野球を離れると、貧乏人などにも偏見がありそうな男である。

左門のアパート――
「なあ、あんちゃん、星飛雄馬のクリスマスに行かんでよかと?」
「お前たちのほうが先約だったじゃけんのう」
――星君、わしは君に借りがありますたい、その借りを返すためにわしの心ば鬼になっていることを君は知らんとですか!
そして飛雄馬のパーティ会場。
時計のチクタクが響く中、誰も来ない…

帽子までかぶらなくても…


10時を過ぎた頃、先輩が昼間来たというハガキを持ってきてくれる。
花形と左門からであった。
「来年はこの左門、命ばかけて大リーグボールを打ち込んでみせますたい」by左門
年賀状かwww
「メリークリスマス、こんな言葉は無用だ 君とぼくとにかわされる言葉はこれのみ――勝負!」by花形
これも中学生の年賀状みたいww
しかしまだ姉ちゃんがいる・・・と飛雄馬は望みをかけるが、用務員のおじさんが電報を持って来てくれた。
ザ ン ネ ン ユ ケ ヌ ア キ コ
「父ちゃんの手前、来れないんだ・・・」と飛雄馬はがっくり。
結局誰も来なかったというわけだ。
オズマの幻影が現れる。
――クリスマスは人間がやるものだ、貴様がこれだけの支度をしても誰も来ない。それはみんなが貴様が野球ロボットであると知っているからだ・・・ロボットは、クリスマスはやらん! なんならどうだ、ロボットはロボット同士、俺とやらんか・・・メリークリスマス!
「誰が貴様なんかと・・・!」
飛雄馬は会場をメチャクチャにしてしまう。




俺は人間なんだ、人間なんだぞ・・・
「何やら星の心に新しい嵐が吹き始めている・・・お前が一人で苦しんでいたんじゃわからん、俺に言えっ・・・!」

シーズンオフの間にすっかり青春にのめりこんでいく飛雄馬、悩みは深い。。
しかし一徹だけがパーティに来たりするのでなくてよかったww
(花形や左門が来ても、あいつら性格悪いから飛雄馬は絶対傷つくものね)
「人間らしく生きる」と宣言した飛雄馬は、オーロラ三人娘のルミとゴーゴークラブへ繰り出し、慣れないダンスで「青春」を謳歌。野球人形脱却をもがく飛雄馬だったが、花形や左門はその心の隙を冷徹に見抜くのだった。(第91話|新しい年のはじまり)


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