NHK BSプレミアムで2014年07月23日の22:00~22:59に放送。
鷗外の膝に座る黒島結菜(孫のナマエ〜鷗外パッパの命名騒動7日間の感想)
2014年のドラマの再放送。そのさらに再放送で、高橋源一郎の解説が付いていたw
孫というのは山田先生のことで、その「爵」という命名がテーマになっている(ただ単にJaqueなのではない)。天皇の名前について調べるうちに(帝諡考)、大正という元号の命名に手抜かりがあったことに気づき、昭和を命名するための礎を築いた「命名の人」として鷗外を描いている。
黒島結菜演じる森茉莉(16歳で鷗外の膝に座るシーンがちゃんとある)を見ていたら、「甘い蜜の部屋」を読み返したくなった。
孫のナマエ〜鷗外パッパの命名騒動7日間の見どころ
森鷗外が孫の誕生に際してその名付けに異常なほど執着し、家族を巻き込んで大騒動を繰り広げる7日間を描いたコメディタッチのホームドラマ。
- 文豪・森鷗外の「意外な一面」
厳格で学究肌のイメージが強い森鷗外が孫の名付けに熱烈で、周囲を困惑させる「パッパ」としての一面を見せるのが見どころ。愛すべき奇人ぶりを伊武雅刀がユーモラスに演じた。 - 歴史上の人物を「家族」として描く視点
森鷗外を一人の家族、特に「孫に夢中な祖父」という身近な視点で描くことで、彼の人間的な魅力や、家族との温かい(時に騒がしい)関係性が浮き彫りに。偉人の意外な素顔に触れることができる。 - 「名付け」を巡る世代間・価値観の衝突
名前というパーソナルなテーマを巡って、伝統的な価値観を持つ鷗外と、現代的な感覚を持つ若い夫婦(於菟と杏子)の間で繰り広げられる、ユーモラスかつ時に切実な価値観の衝突が見どころ。 - 個性豊かな森家の人々
長男・於菟と妻・杏子の若夫婦、そして彼らを取り巻く森家の他の個性的な面々もドラマを彩る。”パッパ”の命名騒動にどう巻き込まれ、どう対処していくのかという人間模様。 - 温かくコミカルなホームドラマ
心温まるホームドラマとして、家族の絆や愛情が描かれている。ドタバタしながらも孫への深い愛情が根底にあり、観る者を笑顔にさせるコメディ。
孫のナマエ〜鷗外パッパの命名騒動7日間のあらすじ
明治時代、“元祖キラキラネーム”とでもいうべき名前を、我が子につけた父親がいた。文豪・森鷗外。鷗外が、溺愛する長女・茉莉出産のとき、提案した名前は、凡人の理解を越えた風変わりな“ナマエ”だった!巻き起こる騒動。果たして、命名騒ぎの結末は?最近、発見され鷗外の7通のプライベート書簡を基に、人間味あふれる文豪の1週間をドキュメンタリードラマで描く。