浅見理都の漫画(Kiss連載2022年9月号~)を原作として、2025年1月24日からTBS系「金曜ドラマ」枠で放送。主演は広瀬すず。
クジャクのダンス、誰が見た?の原作
雪がちらつくクリスマスイブの夜に起きた元警察官殺害事件。容疑者は逮捕され、事件は終わったかのようにみえた。
しかし、殺された元警察官が娘に遺した一通の手紙で事件は再び動き出す。そこには「以下に挙げる人物が逮捕、起訴されたら…その人は冤罪です」そう書かれていた。そして、そのリストには父を殺したとして逮捕された容疑者の名前も書かれていた……。
映像化もされた『イチケイのカラス』の浅見理都が手がける、衝撃のクライム・サスペンス。
クジャクのダンス、誰が見た?の原作を読んだ人の感想
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なにこの漫画、面白いんだけど!と、あっという間に5巻まで一気読みした漫画を紹介します。
タイトルに惹かれて読み始めた『クジャクのダンス、誰が見た?』の深い意味(鎌田和樹) -
はたして本作で隠されている“クジャクのダンス”、すなわち真実は何か。そして“誰が見た?”、つまり犯人は誰なのか。そんなことをイメージさせるタイトルは意味深と言える。
考察好きにおすすめしたい『クジャクのダンス、誰が見た?』――ドラマ&映画化もされた『イチケイのカラス』作者が織りなす、どこまでも伏線に見える思慮深い展開が魅力の本格派(遠藤 政樹 – LOMICO) -
赤い字でアップしたのが怪しげだと思った人達なんだけど、ほぼ全員なんだよねこれが笑い泣き
読書の時間です
ドラマ クジャクのダンス、誰が見た?
あらすじ
クリスマスイブの夜、大学生の山下心麦(広瀬すず)は父・春生(リリー・フランキー)と屋台のラーメンを食べていた。「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦。しかしその夜、サークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報だった。最愛の父を失い茫然自失の心麦だったが、殺害犯は早々に逮捕される。それは春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)だという。そんな事件を父が担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、父が屋台のラーメン屋(酒井敏也)に託した手紙を受け取る。そこに書かれていたのは、友哉を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述だった。
感想
原作者は「 イチケイのカラス」を描いた人で、ミステリとしてしっかりしていそうだ。 リリー・フランキーが原作のお父さんにすごい寄せていて(かなり変な七三とか)、というか絶対リリーに当て描きしてるだろこれ。
22年前の一家惨殺事件で犯人( 酒向芳)を逮捕した刑事が放火で死亡。放火犯は当該事件の犯人の息子( 成田凌)で放火歴もあった。しかし娘の広瀬すずに父親の残した手紙にはそれが冤罪だと書かれていて…という話。
「殺されても仕方がないことをしたが」みたいなリリーの遺書、広瀬が実の娘ではないことを知っているという週刊誌記者、怪しい藤本隆宏の刑事と 原日出子の伯母、 松山ケンイチの弁護士の「警察は嘘をつきますよ」という台詞など、大量に伏線が散りばめられており、大量に考察厨が沸きそうだ(原作はまだ完結していない)。
キャスト
主要人物
山下心麦(大学生) – 広瀬すず
松風義輝(弁護士) – 松山ケンイチ
山下春生(引退した刑事) – リリー・フランキー
周辺人物
神井孝(週刊誌記者) – 磯村勇斗
波佐見幸信(松風の共同経営者) – 森崎ウィン
阿南由紀(検事) – 瀧内公美
染田進(屋台ラーメン店の店主) – 酒井敏也
遠藤力郎(死刑囚) – 酒向芳
遠藤友哉(力郎の息子) – 成田凌
赤沢正(捜査一課時代の春生の部下) – 藤本隆宏
赤沢京子(正の妻) – 西田尚美
赤沢守(正の息子) – 野村康太
秋貞隆雄(あ刑事) – 絃瀬聡一
西陣誠(刑事) – 斉藤優(パラシュート部隊)
山下静香(母) – 仙道敦子
木村夏美(春生の姉) – 原日出子
ありさ(小学校時代からの友人) – 清乃あさ姫
スタッフ
原作 – 浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』(講談社「Kiss」所載)
脚本 – 金沢知樹
音楽 – 桶狭間ありさ
美術協力 – トクラス
主題歌 – Ado「エルフ」(ユニバーサル ミュージック)
警察監修 – 志保澤利一郎(チーム五社)
法律監修 – 市川寛(かなえ国際法律事務所 弁護士)
演出 – 田中健太、 青山貴洋、 福田亮介、 棚澤孝義
プロデュース – 中島啓介、 内川祐紀、 丸山いづみ
製作 – TBSスパークル、TBS
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クジャクは、真犯人や事件の真相のメタファーだ。
クジャクに対して、天からすべてを見ている月は正義や真実を表していると感じた。
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なにより本作には、視聴者の心に響くドラマの力があった。
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(武井 保之 – 東洋経済オンライン) -
サスペンスとしても、ヒューマンドラマとしても楽しめそうなドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』。キャストの皆さんの熱い演技と共に、3か月間どっぷり味わい尽くそうと思います。
極上の濃厚なサスペンスが期待できるドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(章音)