乃木坂はAKBの公式ライバルなのか。(初森ベマーズの感想)
どうにも似たようなドラマばかりで、本当に需要があるのだろうか、こういったものがその需要に応えているのだろうかと思う。乃木坂46がAKB48の「公式ライバル」だということを初めて知ってびびった私。
その後、ベマーズのほとんどはドラマでおなじみの人になったので、今見直せば面白いかもしれない。と秋元康の目論んだ通りである。
初森ベマーズ 見どころ
このドラマの面白さは、乃木坂メンバーのパブリックイメージや性格を絶妙に反映させた役作りにある。
ななまる(西野七瀬):おっとりしているが芯が強い、物語の中心人物。普段の西野の“マイペースさ”とリンク。
キレイ(白石麻衣):その名の通り美しさとカリスマ性を併せ持つ。白石の“女神感”が爆発。
ショート(生田絵梨花):真面目でお嬢様気質だけどちょっと天然。生田の素顔がそのまま。
サトミ(桜井玲香):チームのキャプテンでリーダーシップを発揮。乃木坂キャプテンとしての桜井と重なる役柄。
ユウウツ(生駒里奈):ネガティブで一歩引きがちなキャラ。生駒の内面をうまく活かした役どころ。
メンバー同士の掛け合いや、セリフの端々に“乃木坂らしさ”が散りばめられている。普段の関係性を知っていると、「これは素で言ってる?」と思えるような瞬間も多く、裏の顔を知るファンほどニヤリとできる。
推しメンがどんな役を演じているのかを追いかけるだけでも、ファンとしてはたまらないポイントであろう。
撮影当時の関係性(生駒と西野の距離感、白石と橋本奈々未の絆など)がドラマの中にも反映されており、ファンにとっては「メンバーのリアルな関係性の延長線」を見ているような感覚になる。
乃木坂46はアイドルとしての清楚なイメージが強いが、本作では泥まみれになりながらプレーしたり、全力で叫んだりと、普段のバラエティやライブでは見られない姿を見ることができる。特に西野七瀬や白石麻衣が感情を爆発させるシーンは貴重だと思う。
野球未経験の少女たちが力を合わせ、強豪チームに挑んでいく姿は、アイドル活動そのものとも重なり、「何もない場所からスタートした乃木坂46が、トップアイドルへ上り詰めていく物語」とリンクしていると考えると、胸熱である。
初森ベマーズのあらすじ
再開発で取り壊されようとしていた下町の憩いの場「初森公園」に主人公ななまるが抗議し、開発会社会長の娘キレイから、ななまるが所属する「初森第二女子商業高等学校」がソフトボール大会でキレイ所属の「セント田園調布ポラリス学園」に勝つことができたら、再開発を白紙に戻すと提案される。ななまるはソフトボールチームを結成し、超強豪校に挑む。
初森ベマーズを観るには?
初森ベマーズのキャスト
ななまる(背番号1・ピッチャー) – 西野七瀬
コテ(背番号2・キャッチャー) – 高山一実
ショパン(背番号3・ショート) – 生田絵梨花
イマドキ(背番号4・ファースト) – 若月佑美
アカデミー(背番号5・セカンド) – 生駒里奈
ブナン(背番号6・ライト) – 桜井玲香
ユウウツ(背番号7・控え) – 松村沙友理
ハーバード(背番号8・センター) – 秋元真夏
カアチャン(背番号9・レフト) – 深川麻衣
マルキュー(背番号10・サード) – 橋本奈々未
鎌田俊郎(監督) – 手塚とおる
セント田園調布ポラリス学園
キレイ(背番号1・ピッチャー) – 白石麻衣
シェリー(背番号2・キャッチャー) – 衛藤美彩
諸星監督 – 西丸優子
その他登場人物
権田原兼持(キレイの父) – 津田寛治
西野蘭子(ななまるの母) – いとうまい子
大河内一豊(権田原の秘書) – 伊東孝明
運転手 – 野間口徹
司法浪人 – 坂本真
大工の棟梁 – 諏訪太朗
英子 – 津田真澄
初森ベマーズの対戦相手
日京女子学院(1回戦)
金髪のエリー(ピッチャー) – 川村真洋
トライバルのレイ(キャッチャー) – 永島聖羅
傷だらけのローラ(サード) – 伊藤純奈
駒根知女子学園(2回戦)
ベルサイユ音楽学校(3回戦)
花吹雪舞(ピッチャー) – 斎藤ちはる
翼馬カケル(レフト) – 中田花奈
翠玉アミ(ファースト) – 稲村亜美
県立凸Q高校(4回戦)
のぞみ(ピッチャー) – 新内眞衣
ひかり(キャッチャー) – 相楽伊織
須決闘インターナショナルスクール(5回戦)
磨黒水産女子高校(第8球・第9球)
カジキ(キャッチャー) – 斉藤優里
メバチ(ピッチャー) – 能條愛未
ビントロ(ファースト) – 北野日奈子
初森ベマーズのスタッフ
脚本 – 小峯裕之、根本ノンジ
音楽 – 遠藤浩二
主題歌 – 乃木坂46(N46Div.)
オープニングテーマ – 「太陽ノック」
エンディングテーマ – 「もう少しの夢」
撮影 – 菊池亘(J.S.C.)
スタイリスト – 米村弘光(ユニフォーム・制服デザイン)
衣装 – 杉本京加
劇中漫画 – 内藤伸二
ソフトボール技術指導 – 日本体育大学、高橋流星
ソフトボール用品協力 – ミズノ
チーフプロデューサー – 中川順平(テレビ東京)
プロデューサー – 濱谷晃一(テレビ東京)、小松俊喜(楽映舎)
コンテンツプロデューサー – 大和健太郎(テレビ東京)、高橋浩史(テレビ東京)
監督 – 鈴村展弘、西海謙一郎、元木隆史
制作 – テレビ東京、楽映舎
製作・著作 – 「初森ベマーズ」製作委員会(テレビ東京、電通、東宝、ひかりTV、Y&N Brothers、ソニー・ミュージックエンタテインメント、BSジャパン、テレビ大阪)