架空OL日記の感想
ドラマ
最初ゲテモノかと思ったら、よく見るとバカリズムは女装すらしておらず、女言葉も使っていない。
「住住」に続くバカリズムの実験作と言えるが、このままどこまでも行くのかと思うと正直ちょっと面倒くさい。
けっきょく今季最も楽しみにしていたのはこの30分ドラマで、佐藤玲演じる、愛すべき、困ったさえちゃんをもう見られないと思うと、本当にさびしい。
舞台が練馬で、かつての住人としては信じがたいほど変貌しているのが興味深い。
映画
こまったさえちゃん(佐藤玲)ファンとしては待望の映画化だが、公開はダイヤモンドプリンセスの話題でもちきりだった2月末という不幸なタイミングだった。
ドラマ版にくらべるとより不条理度が増しており、ラーメン代5千円を払わされる次長が可哀想すぎる。
そして、シム・ウンギョンが出てくる意味が今ひとつわからないのだが、石橋菜津美と志田未来が登場したのはうれしかった。
石橋菜津美(架空OL日記)
志田未来(架空OL日記)
ドラマ版と同様、最後にバカリズムは幽体離脱のように存在を消す。
架空OL日記 キャスト
私 – バカリズム
藤川真紀(24) – 夏帆
小峰智子(27) – 臼田あさ美
五十嵐紗英(22) – 佐藤玲
酒木法子(29) – 山田真歩
かおりん – 三浦透子
ゆみちゃん – 田原可南子
副支店長 – 赤山健太
柏原 – 帆足健志
架空OL日記 スタッフ
原作:バカリズム「架空OL日記1」「架空OL日記2」(小学館文庫)
脚本:バカリズム
撮影:早坂伸(JSC)
照明:田島慎
録音:吉田憲義、深田晃
美術:木村文洋
衣装:坂井央里英
ヘアメイク:鈴木海希子、有馬妙美
編集:西尾光男
音楽:眞鍋昭大
助監督:中里洋一
製作担当:菅井俊哉
ラインプロデューサー:奥泰典
コンテンツプロデューサー(製作委員会):清水誠(読売テレビ)、土生宏匡(ジェイアール東日本企画)、中野大介(ティップネス)、森惇志(C Channel)、中島純(ポニーキャニオン)、湯田健太郎(ローソンHMVエンタテイメント)
プロデューサー:古島裕己(読売テレビ)、伊藤太一(AOI Pro.)、妹尾奈津美(Hulu)
チーフプロデューサー:吉川真理(読売テレビ)、毛利忍(Hulu)
製作:薮下維也(読売テレビ)、長澤一史(Hulu)、中江康人(AOI Pro.)、弓矢法政(ジェイアール東日本企画)、岡部智洋(ティップネス)、三枝孝臣(C Channel)、男全修二(ポニーキャニオン)、長田史郎(ローソンHMVエンタテイメント)
制作プロダクション:AOI Pro.
監督:住田崇
製作著作:2017「架空OL日記」製作委員会(読売テレビ/Hulu/AOI Pro./ジェイアール東日本企画/ティップネス/C Channel/ポニーキャニオン/ローソンHMVエンタテイメント)
架空OL日記の原作
会社のあとに、デパートの化粧品売り場をチェックしたり、しめにラーメン食べて焦ってジムに行くけど、お腹はぼっこりのまま。それが私。
寝坊して遅刻しそうになり、髪はボサボサ、眉だけ描いた緊急メイク状態で電車に乗ったら高校時代のかっこいい先輩にばったり遭遇。なのに、会社に行ったらいつもと同じといわれてしまう。それが私。
ジムで腹筋が割れてスタッフに間違われたりする同僚マキちゃん、いろんな意味で天然すぎる後輩サエちゃんたちとの半笑いな日々。
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