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ドント・ブリーズ

ジェーン・レヴィ(ドント・ブリーズ) 映画
ジェーン・レヴィ(ドント・ブリーズ)
2016年のアメリカ合衆国のホラー・スリラー映画。フェデ・アルバレスが監督を務め、フェデ・アルバレスとロド・サヤゲスが脚本を手掛けた。出演はジェーン・レヴィ、ディラン・ミネット、ダニエル・ゾヴァット、スティーヴン・ラングなど、製作はゴースト・ハウス・ピクチャーズとグッド・ユニヴァース。現金目当てに盲目の元軍人の家に侵入した、若い3人組が遭遇する恐怖を描く。
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住居侵入物というジャンルを突きつめたサスペンスホラー(ドント・ブリーズの感想)

住居侵入物というジャンルを突きつめたサスペンスホラーで、シンプルなストーリーにショッキングな仕掛けをこれでもかと詰め込んでいる。「音」が重要な要素なのでBGMで怖がらせる演出でないのは好感。

盲人の家に侵入するのになぜ夜を選ぶのかが謎なのだが(続編も同じらしい)、大半が闇の中という映画でありながらそこはうまく画面設計している。「暗くなるまで待って」の拡大版である(でしかないというべきか)。

クリント・イーストウッドのような元SEALsの無敵老人の狂い方が微妙にコワイ。本作で死なず続編でも死なないらしいが、続編ではけっこう台詞もあるらしいので怖さは半減だろう。

ジェーン・レヴィは同じ監督の「死霊のはらわた」でもヒロインを務めたホラークイーン。繰り返し絶体絶命に陥りながらサバイブする。

ドント・ブリーズのあらすじ

デトロイトのゴーストタウンで育った不良少女ロッキーは、妹と共にカリフォルニアへ移住する夢を持っていた。ある日、盲目の退役軍人の家に示談金目当てで侵入するが、優れた聴覚を持つ老人に友人のマネーが殺される。
地下室で彼らは、老人が娘を轢き殺した女性シンディを監禁・妊娠させていることを発見。ロッキーとアレックスはシンディの救出を試みるが、老人の銃撃でシンディは死亡。老人はロッキーに次の「子宮」としての役割を強いようとするが、アレックスの助けで脱出。しかし、アレックスも老人に殺される。
最終的にロッキーは百万ドルを手に逃げ延び、妹とロサンゼルス行きの列車を待つ中、老人が警察に「強盗に襲われたが、何も盗まれていない」と報告したニュースを見る。

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ドント・ブリーズの見どころ

視覚障害者を恐怖の対象とする新たな視点、音を立ててはならないという制約の緊迫感など、従来のホラー映画とは一線を画す映画である。本作が成功し、8年後の物語が描く続編『ドント・ブリーズ2』も制作された。

  • 見どころ1:音を立ててはならない緊張感
    タイトル通り「息をするな」という状況が全編を通じて描かれ、思わず息を止めてしまう緊張感。暗闇の中でのシーンでは視覚が制限されて音の重要性が増し、恐怖が増幅。
  • 見どころ2:視覚障害者の恐怖
    盲目の老人が音や嗅覚を駆使して侵入者を追い詰める姿は、従来の視覚障害者の弱者イメージを覆す。
  • 見どころ3:スティーヴン・ラングの身体能力
    スティーヴン・ラングは元軍人で視覚障害を持つ老人を演じ、圧倒的な存在感と身体能力で観客を圧倒。
  • 見どころ4:ジェーン・レヴィ演じる若者
    主人公ロッキーを演じたジェーン・レヴィは、貧困から抜け出すために犯罪に手を染める若者の複雑な心情を巧みに表現。
  • 見どころ5:倫理的な問いかけ
    貧困から抜け出すために犯罪に手を染める若者たちと、過去の悲劇から異常な行動に走る老人という善悪の境界が曖昧な対立を描く。

ドント・ブリーズのキャスト

ロッキー(不良女) – ジェーン・レヴィ
アレックス(こそ泥) – ディラン・ミネット
マネー(強盗) – ダニエル・ゾヴァット
盲目の老人 – スティーヴン・ラング
ディディー(ロッキーの妹) – エマ・ベルコヴィシ
シンディ(盲目の老人の娘をはねた女) – フランシスカ・トローチック
ラウル – クリスティアン・ザヒア
ジンジャー – カティア・ボーカー
トレヴァー – セルゲイ・オノプコ

ドント・ブリーズ 作品情報

監督・脚本 – フェデ・アルバレス
製作 – サム・ライミ、ロバート・タパート、フェデ・アルバレス
製作総指揮 – ネイサン・カヘイン、ジョー・ドレイク、エリン・ウェスターマン、J・R・ヤング、マシュー・ハート
音楽 – ロケ・バニョス
撮影 – ペドロ・ルケ
編集 – エリック・L・ビーソン、ルイーズ・フォード、ガードナー・グールド
製作会社 – ゴースト・ハウス・ピクチャーズ、グッド・ユニヴァース
公開 – アメリカ 2016年3月12日 (SXSW)、アメリカ 2016年8月26日、日本 2016年12月16日
上映時間 – 88分

『ドント・ブリーズ』は、最強・最凶の視覚障害者を描いたホラー映画です。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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