ジェイソン・ボーンの感想
ボーンシリーズ自体初見で、本作が5作目とも知らずに見始めたので、いろいろ新鮮。
記憶喪失ではなかったの?とか、なまじっかの知識は役に立たなかった(その問題は過去作で解決してるっぽい?)。
後でざっと調べると、ボーンに決死で情報を伝える内通者が死に、その仇を討つ形でCIAの刺客と死闘を繰り広げつつ内幕を暴く、というパターンになっているらしい。
ボーンは事件に巻き込まれていないときはベアナックルファイトで生計を立てているようだが、あれほどの知識と技術と経験があっても、結局商売道具は肉体しかないのがおかしい。
それにしても、すさまじい手ぶれハンドカメラの短いショットが最後まで続き、頭がグラグラする。
ボーンの戦い方が現地調達主義らしいのも興味深いが、アクションシーンは思いのほかロジカルで、望月三起也の漫画を思い起こさせる。
冷静なCIAの戦術司令官を演じるのはスウェーデン女優のアリシア・ヴィキャンデル。
かなりの美人で、これでもかとばかりにアップのカットが続く。
ジェイソン・ボーン あらすじ
ジェイソン・ボーンは、ブラックブライアー作戦の真相を追う中で、元CIA局員ニッキーが暗殺される事件に巻き込まれる。ニッキーの遺した情報から、ボーンの父親がトレッドストーン計画の暴露を試みて殺害されたことを知る。CIA局員ヘザーは、ボーンをCIAに引き戻すため、局長の新たな計画「アイアンハンド」の存在を明かす。ディープドリーム社のシンポジウムで、ボーンとヘザーは局長の刺客と対峙し、局長を射殺する。その後、ボーンは刺客とのカーチェイスと格闘の末に勝利する。ヘザーはボーンにCIAへの復帰を勧めるが、ボーンは保留する。しかし、ヘザーがボーンを始末する可能性を上層部に伝えていた録音をボーンが聞いていたことが判明し、ヘザーはボーンの策略に気づく。ボーンは依然としてCIAとの距離を保ちつつ、真実を追う姿勢を崩さない。
ジェイソン・ボーンを観るには?
ジェイソン・ボーン キャスト
ロバート・デューイ(CIA長官) – トミー・リー・ジョーンズ
ヘザー・リー(CIAのハッカー) – アリシア・ヴィキャンデル
アセット(作戦員) – ヴァンサン・カッセル
ニッキー・パーソンズ(かつての協力者) – ジュリア・スタイルズ
アーロン・カルーア(ディープドリーム社CEO) – リズ・アーメッド
クレイグ・ジェファーズ(CIA捜査官) – アトー・エッサンドー
エドウィン・ラッセル(情報長官) – スコット・シェパード
マルコム・スミス(元CIAアナリスト) – ビル・キャンプ
クリスチャン・ディソルト(ハッカー) – ヴィツェンツ・キーファー
リチャード・ウェッブ(分析員) – グレッグ・ヘンリー
バウマン(アーロンの側近) – スティーブン・クンケン
ジェイソン・ボーン 作品情報
脚本 – ポール・グリーングラス、クリストファー・ラウズ
原作 – キャラクター創造:ロバート・ラドラム
製作 – フランク・マーシャル、マット・デイモン、ポール・グリーングラス、グレゴリー・グッドマン
製作総指揮 – クリストファー・ラウズ
音楽 – ジョン・パウエル、デヴィッド・バックリー
主題歌 – モービー「Extreme Ways ~Jason Bourne~」
撮影 – バリー・アクロイド
編集 – クリストファー・ラウズ
製作会社 – ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー、キャプティベイト・エンターテインメント、パール・ストリート・フィルムズ、電通
配給 – アメリカ ユニバーサル・ピクチャーズ、日本 東宝東和
公開 – アメリカ 2016年7月29日、日本 2016年10月7日
上映時間 – 124分