飛雄馬は雪深い山奥で特訓に励むが、伴は「球質が軽く本塁打になりやすい」という致命的欠点を宣告。自暴自棄になる飛雄馬だったが、伴の体当たりの激励で、「柔よく剛を制す」精神を再確認。絶望を乗り越えた二人は、決意を胸に山を下りていった。
左門の打撃練習、ピッチングマシンの球を次々と殺人ライナーに変え、見ていた記者が青くなる。
「この左門に対抗できるピッチャーはどこにも見当たらんぜ…」
「いや、おりますたい!」
今まで人の前で一度も負けたっちゅうたことなかこのわしに、それば言わしたたったひとりの男、星…
バット一本に命ば賭けとるこのわしの頭ば下げさせたたったひとりの男、星…
この借りは石にかじりついてでん必ず返さにゃなりましぇん!
激しい球磨弁で、星への闘志を燃やす左門であった。
はっと目をさました飛雄馬、欠点克服の糸口すらつかめない現実にあらためて沈む・・・
そこへ伴が越してきた。
相部屋の先輩は、「お前が噂の伴か」とユニフォームを渡す。
背番号は119である。
「消防署の番号だ、覚えやすくていいじゃないか」と飛雄馬。
「まあいいや、どうせ背中なら俺には見えないんだから」
「ハハハ…」
飛雄馬、自分は川上の16番をもらっといて、人の背番号はどうでもいいらしい。
そこへやってきた速水、中国語の勉強をしているから静かにしてくれと文句を言う。
「2月に入ったらいよいよ台湾キャンプだ、それまでに単語の十や二十おぼえておかなきゃならないんでね」

十や二十って…少なくねwww
「ま、俺が台湾に行くときは見送りに来たまえ、雁首をそろえてね。ハッハッハーだ!」
「ちくしょう、あのドブネズミ!」とコブシをかためる伴であった。
合同自主トレが始まった。
牧場もまた見に来ていて、「二軍初勝利のスコアブックをもってきたぜ!」
なんで持ってきたの?
せっかくだが牧場さん、俺は東映二軍戦の初勝利は忘れるぜ。
と飛雄馬は心の中でつぶやく。
(いつから牧場は「牧場さん」になったのかしらん、年上でもないのに)
久しぶりのトレーニングに音をあげる伴。

みんなもなぜかヒーフー

そこになぜかユニフォーム姿の左門登場「牧場晴彦君じゃなかですか
「星君なかなか好調ですな、よかこつです」
左門の言葉に、ライバルを超えて花咲く友情…と嬉しくなった牧場は、
つい口をすべらせて、先日の一徹の狼狽ぶりを話してしまう。

なんですと!?

し、しまったぁ!
左門、なんとクジラに変身(大洋だから)

な、長い。。。

「それば見せてくれますかな!」
「僕はなんてことを口走ってしまったんだ!」真っ青になる牧場君。
「どうですかな、牧場君!」
「それが、どこへ行ったのか…」と牧場はとりあえずとぼけるが、

「本当ですかな!」

スタスタ行ってしまう左門だった
その夜、合宿所に立ち寄り、記録を見せろと押しかけた左門。
「もう十時間も突っ立ってやがる…新聞社でも行けば…」と呟くと、
「新聞社ですかな!」

あわわ
しかし、夜なら飛雄馬や伴に見られてるんじゃないの??
自主トレ3日目。

90kgの伴をおぶって土手をのぼる飛雄馬
「星はあまりにもできあがりすぎている…」
と飛雄馬の不安を見抜く川上だ。
交代した伴は「か、軽い…」とあきれ、思わず啄木の短歌を詠む。
たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず
…って、関係なくね??ww
川上は星と速水を呼ぶと、台湾キャンプへの参加を命じる。
感激する飛雄馬だったが・・・
そのころ、報告新聞社東京支部(報知新聞ですね)で、3日も資料をあさり続けていた左門。

スコアブックの山の中から不気味な笑い

巨人の星 わかったぞ、星の欠陥が!
一方、花形もまた、左門がピッチャーにマウンドの前から投げさせる練習を始めたことを知り、左門が星の攻略法を見つけたことを知る。
「俺も君の打法を参考にさせてもらうよ!」
と、軽やかに最短距離を行く花形だった。


明子は何も知らず、飛雄馬の台湾行きの準備などしている・・・
伴の乗る新幹線を見送る飛雄馬。
(新幹線、もう博多まで通っていたのかしらん?)
東京駅を発ったひかり号の中で、
来年はクビになってるかもしらんぞ
という飛雄馬の冗談を反芻する伴だった。
「お前が台湾に生死をかけていくのに、俺は…」
どうして俺に付いて来いと言わなかったんだ!
と伴は身悶え、

「この汽車を止めろ、止めてくれ…!」
かつて一徹が「ぶい!」とやったホームの端に立ち、台湾こそ俺の生死を分ける場所になるだろう、と考える飛雄馬だった。

前のめりで倒れるのみだ!
台湾キャンプに参加した飛雄馬は、左門に弱点を知られた焦りから金田投手に変化球の伝授を請い、「日本人独自の魔球を創れ」と一喝される。自らの暴投に魔球へのヒントを見出した飛雄馬。父の手を離れ、前人未到の「大リーグボール」開発に向けた孤独で過酷な挑戦が幕を開けた。(第66話|金田投手のアドバイス)


