はじめに
さて、これから大変なことを始めようとしているのである。
もう何十回目になるのか、TVKで「巨人の星」の再放送が始まることに気づいたので、この機会に最後まで見て、全182話を紹介しつつツッコミを入れようというのだ。
無謀すぎる試みで、最後まで続けられるかどうかココロモトないが…
第1回|めざせ栄光の星
第1回って、初めて見た気がするので、少し細かく見てみよう。
記念すべきファーストショットは「…にひゃくきゅうじゅういち!」と数える一徹の声から
投球練習(キャッチボールではない)をする飛雄馬と一徹
龍と描いた凧が電線に引っかかってるから正月なのかと思ったが
時は昭和32年暮れ
立教が優勝して長嶋が巨人に入団決定、世間は長嶋ブーム
しかし隅田川小学校5年生の星飛雄馬は野球嫌い
今日も長嶋ファンのクラスメートと喧嘩である
それなのに帰って父ちゃんと投球練習
じつは飛雄馬、すでに魔送球をマスターしている。
父ちゃんに反抗して、
史上最高の三塁手が長嶋だと言われて悔しくないのかと叫び、
それで簡単に涙ぐんでしまう父ちゃん
やめろ、その話はやめろっ
いーや、言ってやる、と飛雄馬は意地悪である
魔送球が使えなかったばっかりに、父ちゃんは、父ちゃんは…
一夜明け、まだ腹の虫がおさまらない飛雄馬、
長嶋の入団発表会まで出かけていって魔送球を一発
しかしこの球、ほとんどブーメランみたいに盛大にカーブしている…
川上、周囲がとめるのも聞かずに、
あの球は…!と飛雄馬を追って、会場から墨田区まで走る
走りながら思い出すのはかつての仲間・一徹のこと
さて一足先に家まで走って帰った飛雄馬
父ちゃんは長嶋に負けたんだーっ!と一徹を罵る
悲しくなった一徹、酒をかっくらって寝てしまう
明子姉ちゃん、
そういう飛雄馬だって悔しいんでしょう、悲しいんでしょう、
ちゃんとお顔に書いてあるわ、ウフフ…
と泣きながら笑ってる
むしゃくしゃする飛雄馬、家の中で投球練習
壁の穴を通す、あの有名なやつである。
飛雄馬、メンコもベーゴマも禁じられ、これしか遊びは許されていないという
外で話を聞いていた川上、なんとこの球を打つ!
すると…
よっぱらっていたはずの父ちゃん、みごとな球さばき!
川上、静かに去っていく
その後に外に出た星父子、星空を見上げ、
「飛雄馬よ、あれが巨人の星座だ。お前はひときわ輝く巨人の星となるのだ」
絵は、かなーりヘタで、デッサン狂いっぱなしではあるものの、まあ、名作となることが約束されているようなみごとな第1回であった
それにしても、最後に予告篇もついていたのだが、「巨人の星」をジにアクセントを置いて読んでいた…(汗