TRUE COLORS

倉科カナ(TRUE COLORS)©NHK
倉科カナ(TRUE COLORS)©NHK

源孝志の小説『わたしだけのアイリス』(2018年6月河出書房新社刊)を原作として、2025年1月5日から『TRUE COLORS』のタイトルでNHK BSプレミアム4K・NHK BSの「プレミアムドラマ」枠にて放送。主演は倉科カナ。脚本と演出は源孝志が自ら担当。
トップフォトグラファーとして活躍する女性・立花海咲が色覚障害を伴う難病を告知され、失意のうちに故郷・天草に戻り、懐かしい親友や恩師、確執を抱えた母たちとの再会、そして父の海難事故の真相を知る中で、心に少しずつ変化が訪れる姿が描かれる。

TRUE COLORSの原作


色覚異常に見舞われた気鋭のカメラマン海咲は、父の死の真相をつかみ、立ち直れるのか? 作家・映画監督の著者がおくる感動の物語。

TRUE COLORSの原作を読んだ人の感想

ドラマ TRUE COLORS

あらすじ

高校卒業後に天草から上京し、今はファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している立花海咲(倉科カナ)は、イタリアのトップデザイナーからも厚い信頼を得て、その地位を確固たるものにしようとしていた。しかし、もともと軽度な色弱の自覚のあった海咲は、かかりつけの眼科の勧めで大学病院で精密検査を受け、カメラマンとして致命傷となりかねない状況に直面。
困憊する海咲の元に届いた妹からの手紙で、18年ぶりに故郷・天草の港に降り立ち、嫌悪感を抱き続けてきた継父・多一郎(渡辺謙)に遭遇。戻るまいと決めていた故郷と会いたくないと思っていた男との遭遇に気持ちが沈む海咲だったが、高校時代の親友・晶太郎(毎熊克哉)との再会をきっかけに折れかけていた気持ちに光が差し始めていく。

感想)

ドラマは、トップフォトグラファーとしてキャリアをのぼりつめようとしている倉科カナの、いかにも源孝志的な、選ばれた者と、物への執着の描写から始まる。滝藤賢一演じるファッション誌編集長(兼倉科のパトロン)の内面を反映しているとおぼしいが、面倒くさそうなので観るのをやめようかと思っていると、倉科が錐体ジストロフィーを発症し、キャリアも夢も諦めざるを得ない展開になる。美しすぎる瞳が何度もアップになり、もう少し見ていたいと思い始めた。ここまでで2話。

原作紹介によれば、この後は舞台が熊本県天草に移り、母をめぐる義父との屈託の物語になるようなので、冒頭の敷居の高さは結局あまり意味がないらしいのだった。最後まで「眼」のモチーフで行けるのかな。

天草編に入らないと、見続けるべきか決められない。

ドラマ TRUE COLORSを観た人の感想

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