『あなたを奪ったその日から』ってどんなドラマ?
日常に潜む小さな嘘が、知らぬ間に巨大な罠へと姿を変えていく。愛する家族を守るため、そして自らの過去と向き合うために、運命の濁流に立ち向かう男女の壮絶な闘いを描いた緊迫のサスペンスドラマ。のエッジの効いた企画、緻密な伏線回収で定評のある池田奈津子のタッグが、一瞬の油断も許さない息詰まる心理戦と重厚な人間ドラマを紡ぎ出す。
見どころは、北川景子と大森南朋という実力派俳優コンビによる魂を揺さぶる迫真の演技合戦。
スクープを狙う「週刊さざなみ」の記者・東砂羽(仁村紗和)の執拗な追及がサスペンスの緊張感を引き上げる。
誰が味方で誰が敵なのかわからない不穏な人間模様の中で、「YUKIデリ」の調理責任者・鷲尾勇(水澤紳吾)や部下の望月耕輔(筒井道隆)、村杉結愛(田山由起)、鳥谷陸翔(内藤秀一郎)、三浦勝昭(大浦龍宇一)らの間で渦巻くを生み出していく。
暴かれていく真実の裏に隠された切ない祈り。張り詰めたサスペンスの中に社会の歪みと不条理、絶望の淵から手を伸ばし合おうとする人間を鮮烈に描いた一気見必至の緊迫スリラーである。
あらすじ
10年前に食品事故で子どもを失った中越紘海(北川景子)は、事故を起こした総菜店の社長・結城旭(大森南朋)を恨む中、図らずも旭の子どもを誘拐してしまう。復讐を果たそうとする紘海だったが、その誘拐には大きな誤算があった…。
紘海は誘拐した子どもをどうするのか? どんどん周囲を巻き込んでいく紘海の復讐はどこに行き着くのか? 我が子を失うことになった事故の真相は? その先に待っている2つの親子の結末とは…?
キャスト
中越紘海(保育園調理師) – 北川景子
結城旭(惣菜店「YUKIデリ」社長) – 大森南朋
■週刊さざなみ
出版社「文波社」発刊の週刊誌
東砂羽(記者) – 仁村紗和
元木愛美(デスク) – 村岡希美
■紘海の関係者
皆川景吾(紘海の元夫) – 高橋光臣
皆川灯(紘海と景吾の娘) – 石原朱馬
小石川雪子(保育園園長) – 原日出子
野口初芽(ガールズバー 店員) – 小川李奈
■旭の関係者
結城梨々子(旭の長女) – 平祐奈
玖村毅(梨々子の家庭教師) – 阿部亮平(Snow Man)
結城萌子 / 中越美海(旭の次女) – 倉田瑛茉
木戸江身子(旭の元妻) – 鶴田真由
木戸雅人(江身子の父親で旭の上司) – 中原丈雄
村杉結愛(旭の部下) – 田山由起
鳥谷陸翔(旭の部下) – 内藤秀一郎
三浦勝昭(旭の部下) – 大浦龍宇一
■YUKIデリ
鷲尾勇(調理責任者) – 水澤紳吾
望月耕輔(旭の部下) – 筒井道隆
見どころ
愛する娘を食品事故で失った母親が、事故を起こした相手への復讐として、その相手の娘を誘拐してしまうという導入から始まるドラマ。
- 北川景子の新境地と鬼気迫る演技
主人公の中越紘海を演じる北川景子の演技が見どころ。最愛の娘を失った悲しみと絶望から、復讐心に駆られ、誘拐という罪を犯す母親の複雑な心理を表現。復讐に燃える一方で、誘拐した子に亡き娘の面影を重ね葛藤する。 - 予測不能なサスペンスフルな展開
「娘を誘拐する」という衝撃的な事件から始まり、その誘拐には実は「大きな誤算」があったという設定。わが子を失った事故の真相を追いながら、自らが犯した罪に苦しみ、周囲を巻き込みながら進んでいくストーリーは先の読めないスリリングな展開。復讐の行方、事故の真実、誘拐された娘と主人公の関係性の変化など、目が離せない。 - 「親子愛」の多面的な描写
復讐という負の感情から始まるが、誘拐した娘との間に予期せぬ「新しい形の愛情」が芽生えていく。憎しみと愛情、そして親子の絆という普遍的なテーマが、サスペンスという枠組みの中で多角的に描かれる。 - 実力派キャスト陣による重厚な人間ドラマ
大森南朋演じる食品事故を起こした惣菜店の社長・結城旭との関係性も物語の重要な軸。娘を誘拐された父親としての苦悩、そして彼自身の過去の秘密が明かされていく中で、二人の間にどんな結末が待っているのか注目。
さらに、週刊誌記者の仁村紗和、旭の長女を演じる平祐奈、家庭教師役の阿部亮平(Snow Man)など、実力派俳優たちが物語に深みを与える。平祐奈や阿部亮平は、自身の役柄が「闇に落ちていく」「人生終了した」と表現するほど、複雑なキャラクター。
ファーストインプレッション
企画と脚本は「自転しながら公転する」コンビ。オリジナル作のようだが、五七調というか昭和歌謡みたいなタイトルがなんともカンテレっぽい。
アレルギー表示のない惣菜を食べさせたために娘を死なせてしまった北川景子が、意図せず惣菜店チェーンの社長の娘を誘拐してしまうという話。
いうまでもなく「Mother」によく似ているのだが、倉田瑛茉という子(5歳で、「西園寺さんは家事をしない」で好評だった)は芦田愛菜ではないので、無理がある(芦田は当時6歳だった)。なんというか、撮っている側が息をのんでいる感じがないのだ。
北川景子のやつれ演技が話題だが、松雪の絶望感には届かないし、田中裕子に相当する名優もいない。悪い賭けである。
ま、全然違う話に発展するのかもしれないが。
追記
と言いつつ録画は継続していたので、今日、2話目以降を一気見してみたら、本当に全然違う話になっていた。
托卵物(と今呼ぶことに決めた)の最大の難関は小学校入学のはずだが(「Mother」ではそこでしくじって松雪泰子が伊東でお縄についた)、本作はそこを軽々と乗り越えていた。なんと生みの母を突き止めて薬を盛り、DNAを採取して偽の鑑定書で母子関係を証明して戸籍を作ったのである。
そしてそれから7年、娘はとうとう13歳になり、大森南朋の会社に37歳で中途入社するところで「本編」が始まっていた。
サスペンス要素はてんこ盛りだが、北川景子が何をやりたいのかは謎である。北川自身にもわかっていないのだが、亡くなったほうの娘のためというのは少し弱いのでは?
最終話を見て
三方よし(玖村君を除く)みたいな終わり方していて笑った。
途中の迷走がまるでなかったことのように意味がなくなっていたので、10年ぐらい経ってから、「紘海)あたしなんかタイナスに面接受けて、中途で入ったんだからww」「旭)いや全然気がつかなかったけど、コイツ復讐しようとしてたんだよww」と笑い話にしているところを想像した。




