『Mother』ってどんなドラマ?
母性は、女性を狂わせ、そして強くする——。
児童虐待と誘拐、血の繋がりを超えた『母と子』の
究極の愛を描いた社会的名作ドラマ!
名脚本家・坂元裕二が手掛け、ギャラクシー賞優秀賞をはじめ数々の賞を受賞した感動のサスペンス・ヒューマンドラマ。当時天才子役として彗星のごとく現れた芦田愛菜の出世作としても広く知られる。
冷徹な渡り鳥研究者が、家族から惨烈な虐待を受けていた教え子の少女を救うため、「母」となり彼女を誘拐することを決意。疑似親子の逃避行を通して、「母性とは何か」「本当の家族とは何か」を鋭く問いかける不朽の名作。
あらすじ(序盤)
鈴原奈緒(松雪泰子)は、渡り鳥の研究に没頭する30代半ばの女性。大学の研究室閉鎖後、小学校の理科教師となる。一年生の担任として、クラスで浮いた存在の道木怜南(芦田愛菜 )と出会う。怜南の身体の痣に気づき、虐待を直感する。最初は傍観していたが、ある事件をきっかけに、怜南を誘拐し母親になることを決意する。
Motherのキャスト
鈴原 奈緒 – 松雪泰子
道木 怜南《鈴原 継美》 – 芦田愛菜
怜南の関係者
道木 仁美 – 尾野真千子
浦上 真人 – 綾野剛
藤吉家
藤吉 駿輔 – 山本耕史
藤吉 健輔 – 田中実
鈴原家
鈴原 芽衣 – 酒井若菜
鈴原 果歩 – 倉科カナ
鈴原 籐子 – 高畑淳子
その他
望月 葉菜 – 田中裕子
野本 桃子 – 高田敏江
木俣 耕平 – 川村陽介
袖川 珠美 – 市川実和子
加山 圭吾 – 音尾琢真
日野 – 長谷川公彦
香田 – 吉田羊
恩田 克子 – 五月晴子
多田 平三 – 髙橋昌也
燦然と輝く坂元裕二の名作
間違いなく、今春どころか、ここ数年で最も優れたドラマであろう。
松雪泰子は「子ぎつねヘレン」「フラガール」あたりから演技の質が変わったと思うが(「デトロイトメタルシティ」は除く)、つぐみを演じた芦田愛菜の、ほとんどモンスターのようなスゴイ演技ぶり(実は(「特上カバチ!!」にも出ていたらしいのだが、ほとんど印象に残っていない)、“うっかりさん”の田中裕子も、その何気ない登場シーンからスゴかった。高畑淳子も良いね。
やはり脚本の坂元裕二と演出の水田伸生をはじめとするスタッフの力であろう。
主要人物がすべて母か娘だという極端な設定。ピントの浅いキャメラ。練りに練られた演出と脚本。
松雪が逮捕される湯河原の天気雨シーンには息をのんだし、誕生日に訪れたみなとみらいで、“人生でいちばん幸せな一日”を過ごす田中裕子が、観覧車コスモクロックを見て、こちらに倒れてきそうだとつぶやいたのには、唸らされた。
最終回まできちんと保たれた強度と、ドラマの結末に意外性など要らないのだと、割りきったかのような結末の描写に拍手。



