『ギミー・ヘブン』ってどんな映画?
脚本を坂元裕二が手がけた、共感覚(ひとつの刺激に対して複数の感覚が呼び起こされる知覚現象)をテーマにした異色のサイコ・ミステリー。
本作には坂元裕二が初期から中期にかけて描いていた「剥き出しの孤独」と「繋がれない魂」が凝縮されており、共感覚という特殊な設定を使いながら、他人の心の痛みが自分に流れ込んでしまう苦しさを、サスペンスフルかつ叙情的に描いている。
石田ゆり子の静かな演技はもちろん、サブカルチャー・アイコンとして知られる鳥肌実の出演など、当時の映画ファンを唸らせた尖ったキャスティング。江口洋介を筆頭に、独特の透明感を放つ安藤政信、まだあどけなさの残る宮﨑あおい(子役時代の福田麻由子との対比にも注目)、そして謎めいた存在感の松田龍平。これだけの個性が火花を散らす映画として貴重である。
あらすじ
両親と死に別れ、養父母も次々に不審死をとげる麻里(宮崎あおい)は共感覚の持ち主だった。盗撮サイトを運営する新介(江口洋介)は、共感覚者のために恋人や親友にも理解されない孤独を抱えていた。ある日サイトで異変が起きて以来、彼の周囲で不可解な事件が起こり始める。
キャスト
野原貴史 – 安藤政信
路木麻里 – 宮﨑あおい
幼少時代の麻里 – 福田麻由子
柴田亜季 – 石田ゆり子
ピカソ/帆村薫 – 松田龍平
唐木不由子 – 小島聖
紺野惣一郎 – 鳥肌実
滑川宏一 – 小木茂光
柘植琢郎 – 北見敏之
下川美紀 – 北川えり
ひさしぶりに怒りを感じるレベル
予想を上回るタイクツな映画で、すややと眠ってしまったのだが、起きても進展していないのに驚いた。
こんな映画を121分も見せるというのは一体ぜんたいどういう了見をしているのか。
ひさしぶりに怒りを感じるレベルだが、まあ映画館でないからいいか。脱力を感じる。
鳥肌実と安藤政信が良い。しかし、とても映画を救うところまではいかず。

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