新シーズン開始に追い立てられて、いつも急ぎでこの総括をまとめなければならなくなるのは、なんとかならないものか。
例によって、すべて私が眠気をこらえながら観た印象で語っているので、以下の評価が正しいとは限らないことを強調しておきたい。そもそも、到底、全部見きれるものではないのだ(全部を最終回まで見た人いる?)。
ベストドラマは「告白-25年目の秘密-」
こちらはストーカーの話かと思って、その後はリアタイ視聴しそびれ、録画も途中消えてしまったりして、鑑賞をあきらめていたが、どうも評判がいいので、Netflixで全部見直した。
ストーカーの話なのは正しい認識だったが、最後までそこが焦点になるとは予測していなかった。むしろこのモチーフを最後まで正しく引っ張り、最終回を世紀のストーカー対決に着地させた脚本家の手腕に感動した。
次点は「Tシャツが乾くまで」
こちらはサスペンスとして始まって考察合戦が過熱し、それを見越していた脚本家に全員がいっぱい食わされたドラマである。
考察が最高潮に達する7話あたりまでの蒼井優の演技を称賛する声はかなりすさまじく、実際すごいとも思うのだが、8話でみごとな反転があり、その後は誰もが口をつぐんでしまうという、およそ見たことのない視聴後の感想空間が現出して、溜飲が下がる思いであったが、生方美久は今後大丈夫だろうか。
期待に反したドラマ
最後まで観て公開したのは「マイ・フィクション」である。
記憶喪失ものというか、口裏合わせものというか、大きく言えば「消失もの」ということになるのだが、やはりオチは納得のいくとは言いかねるものであり、非常にチープで、しかも不十分なもので、最後まで観たことを後悔することになった。
「夫を殺したはずなのに」は延々と続く輪廻もので、たぶんほとんどの人は途中で脱落し、結末に辿り着いていないはずだ(全12回あり、しかもプロローグまであったのだ)。
演出などには見るべきところもあったのだが、ところどころのセンスが悪く冗漫で、寝落ちしながらの鑑賞だった。
「スピナーベイト」も期待したのだが、寝落ちドラマと言える。こちらはセリフが聞き取れないにもかかわらず字幕対応していないというところで、ほぼまともな鑑賞を諦めざるを得なかった。
「名探偵のままでいて」は良い雰囲気だったのだが、第3話でやめてしまった。
河川敷で男が刺されたのをウォーキング中の女が目撃したはずなのに、なぜか証言せずに逃げてしまうのだが、女が「恐竜キャラのタオルハンカチで飲み物をくるんでいた」ということから、「親権争いで離婚調停中のアル中」と断じる(ハンカチでくるんでいたのは缶チューハイだっととも断じる)という推理に、強い違和感をおぼえたからである。
「おちたらおわり」は、ママ友もの特集のために観はじめて、まあダメだろうと最初から思っていたが、実際、予算がなさすぎて、想像以上に笑える出来にしかなっていなかった。
「夫婦と16歳〜狂気の隣人〜」は、最初からダメだろうと思ったが、クライマックスあたりで、どうなったかなと覗いてみたら、話がほとんど進んでいなくて驚いた。
「親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜」は、クライマックス手前で録画が消えたので視聴断念したのだが、最後がどうなったのか気になる。いつか見直すときも来るであろう。
「さよならノワール」は、私にはあまり面白くなかったが、なぜか評判の良かったドラマである。これも途中断念のクチなので、いつか見直す。
「幸せになりたいマサムネ君」も面白いと思っていたが、最後までこの調子なのだろうなと思って断念。
そして「一次元の挿し木」。こちらは気になっているので録画をまだ残してある。山田涼介のサスペンスというのに飽きていて、なかなか(というか全然)観たくならないのだ。
その他
「Tokyo middle 30」「リーガルビート -逆転の法廷-」「大空港〜GATE24〜」「ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜」「未婚詐欺 私の知らない彼の顔」「夫に不倫をお願いされました」「一緒にごはんを食べるだけ」「今から、親友やめようか。」「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」は、ほぼ初話を観ただけ。どれも2話目を観る価値はないと決めつけた。今のところ悔いはない。
最後にひとこと
前回と同じことを書く。
いつも思うことだが、シーズンクールのドラマ本数が多すぎる。視聴者の好みがそれだけ多様化しているとは思えない(同じようなドラマばかりなのだ)。せめて3分の2かいっそのこと半分程度に本数を絞り、その分、予算をもっと付けてあげてほしい。

