『十六夜膳房』ってどんなドラマ?
黄泉の食堂で、料理が後悔に区切りをつける──
毛無の小説『十六夜膳房』を、狩山俊輔らの演出で実写ドラマ化。現世と来世の狭間にある食堂で働く料理人・孟婆(中村蒼)は、死者がもう一度食べたいと願う料理を作り、悔いなく来世へ送り出していく。白猫の白無常(声・渋谷凪咲)や黒無常たちが死者を店へ導き、毎話異なる客の記憶と注文が物語を動かす。おにぎりやラーメンなど、思い出と結び付いた料理から生前の選択を映し出す、黄泉の食堂の日々に注目したい。
あらすじ
現世と来世の狭間にある「黄泉の食堂」では、料理人・孟婆(中村蒼)が死者のために“最後の一皿”を振る舞っている。店を取り仕切るのは関西弁を話す白猫の白無常(声・渋谷凪咲)。3000にも及ぶ黄泉の食堂を統括する閻魔王(秋谷郁甫)や、死者を店へ案内する黒無常たちと共に、孟婆は客を来世へ送り出す役目を担う。
その日、黒無常一号(鈴木伸之)に連れられて店を訪れたのは、生前は絵師だった島本莉名(伊東蒼)。自分がどこへ来たのか理解できずに戸惑う莉名は食べ物には関心がないと言うが、孟婆は、注文を決められない彼女の前でおにぎりを作り始める。
人生で忘れられない味には、家族や友人との時間、伝えられなかった思い、生前の選択が刻まれている。孟婆は料理を通じて莉名が抱えてきた罪と後悔に向き合い、食堂の仲間たちは彼女が自分の人生を受け止めて旅立てるよう見守る。こうして黄泉の食堂には、未練を抱えた死者と、その人だけの一皿が毎夜運ばれてくる。
キャスト
■主要人物
孟婆(黄泉の食堂の主兼料理人) - 中村蒼
白無常(食堂の白猫) - 雪、声 - 渋谷凪咲
閻魔王(3000にも上る黄泉の食堂を統括している) - 秋谷郁甫
■黒無常
黒無常一号(この食堂で一番の古株) - 鈴木伸之
黒無常三号(物静かで気配りのできる性格) - 辻陸
黒無常二十三号(話好きで明るい性格) - 本多力
黒無常七十七号(真面目で無口な性格) - 三原羽衣
■ゲスト
■第1話
島本莉名(絵師) - 伊東蒼(幼少期:瑠璃)
遠山千種 - 石野真子(現役時代:田中美久)
マネージャー - 古舘佑太郎
トランスジェンダー女性 - 高山のえみ
不器用な父親 - 平田満
偏屈で手強い客 - 木野花(回想:入山法子)
若きサラリーマン - 倉悠貴
女性 - 大西礼芳
親友 - 石川恋
母親 - 野波麻帆
プロ囲碁棋士 - 近藤公園
青年 - 曽田陵介
恋人 - 菅井友香
女性カメラマン(-->) - 門脇麦
見どころ
死者の注文から人生の記憶をたどる一話完結の食堂譚
黄泉の食堂を訪れる死者は「人生で最も忘れられない料理」を注文する。孟婆が再現する一皿をきっかけに、客が生前に抱えた後悔や未練、食べ物と結び付いた大切な時間が浮かび上がる。毎回異なる客の注文が入口になる構成だ。
孟婆、白猫、黒無常が切り盛りする黄泉の食堂の面々
料理人の孟婆を中心に、食堂を仕切る白猫・白無常、死者を案内する黒無常たち、全店を統括する閻魔王が登場する。死後の世界を舞台にしながら、店の仲間たちが客を迎え、料理と会話で送り出す食堂として描かれる。
おにぎりやラーメンに宿る、客ごとに異なる人生の事情
第1話では食に興味を示さない島本莉名に孟婆がおにぎりを作り、第2話では元人気アイドルの遠山千種が焼豚高菜ラーメンを注文する。特別なごちそうではなく、本人の記憶に残る身近な料理が、それぞれの物語を開いていく。
感想
まるで「死役所」みたいな得体の知れない飯テロ話で、ポプラ社の新人賞作品なのかと思ったら本当に中国の作家らしい。しかも原作は上下巻である(下巻は来年発売)。
初話のゲストはこれがまた伊東蒼で、インパクト十分、奇しくも中村蒼と蒼コンビの共演となった。
来週はラーメンらしいが、本当に中国の小説なのか、と私は疑心暗鬼なのである。
『十六夜膳房』を観るには?
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『十六夜膳房』作品情報
『十六夜膳房』の原作
連載版は累計閲覧数1億回・読者数600万人を突破!
世界的人気グループBTSのV氏、aespaのKARINA氏が
紹介して話題となった感動小説、待望の邦訳!
人生最後の一皿から思い起こされる、忘れられない思い出たち。
元研修医が描く、「生きる」ことの意味に向き合う感動作。
「いらっしゃいませ。ようこそ黄泉の膳房へ」
死後、黄泉の世界で記憶を失った私は、来世に旅立つこともできず、“人間界にいる片割れ”に出会えるまで、黄泉の膳房で「孟婆」という役目を担うことになった。
—–
人間には、一人一人に異なる記憶や味の好みがあり、いかなる人生における後悔や心残りもすべてそこに含まれる。
「孟婆」の役目とは、亡くなった人が最後に食べたいと願う料理を一つ一つ再現し、心残りなく旅立てるようにすること。
—–
ある者の後悔、ある者の諦念、ある者の未練――。
黄泉の膳房に訪れた人々の心に触れて、孟婆は「人間とは何か」「人生とは何か」に思いを巡らせていく。
私は、いつ“人間界にいる片割れ”と出会えるのだろうか。
そして、人間の人生を見送る先で私が見つけるものとは――。
「十五的月亮十六圆(満月は十五夜ではなく、十六夜にこそ本当に円くなる)」。
悔いの残る人生こそ、円満な人生。
人生の最後に食べたいものは何ですかーー。
『十六夜膳房』で、今宵もお客さまをお待ちしております。
※下巻は2027年発売予定。



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