2016年の映画

新感染 ファイナル・エクスプレス

「トレイン・ミッション」と同じ、走る列車内の直線通路1本だけでのアクションだが、こちらでは一切銃を使わない戦闘。感染者用の車両を通過してトイレブースに退避した味方を救出するという設定は映画的ですばらしい。
映画

殺人の追憶

ソン・ガンホが序盤からいきなり跳び蹴りを披露したりして、全斗煥軍事政権下のメチャクチャな警察捜査をどこかユーモラスに描写しながら、事件は深刻化して刑事たちは壊れていく。
ドラマ

雨の日

どうすればいいのか、今までこんなこと一度もなかったじゃないかと文句を言う眞島秀明に、「今までは私たちがなんとかしてきたのよ!」と室井滋と横澤夏子が言い返すシーンがあり、大変啓蒙的。
映画

バニー・レークは行方不明

類似作と違って、4歳の少女バニー・レークはクライマックスまで出てこない。このため観客は情緒不安定なキャロル・リンレイ(日本ではヒチコック劇場ほかテレビ映画でおなじみ)の正気を疑うことになる。
映画

ノイズ

ジョニデはさすがにうまくて、序盤と終盤では違う人物のように見えるのだが、ストーリーは退屈で、怪しいのはジョニデひとりなので、追いつめられたセロンが神経衰弱になる流れが弱い(もちろんオチも弱い)。
映画

ブレーキ・ダウン

「バルカン超特急」ふうに始まるが、中盤であっさりと種が明かされ、そこから先はアクションに次ぐアクション、しかもスリルありサスペンスあり、いちいちひねりを効かせた盛りだくさんな展開の佳作。
映画

ブラックホーク・ダウン

朝までに米兵18人が死亡・74人が負傷(後に1人死亡)、国連軍兵2人が死亡・9人が負傷。翌年、クリントンはソマリア撤兵を決断し、その後アメリカは地上部隊の派遣を渋り、ハイテク戦争へと傾斜していく。
ドラマ

名探偵ステイホームズ

松本まりかが超アップになるシーンが何度かあり、ドキリとさせられる。これもコロナ禍ならではか。
2010年代のドラマ

unknown

高畑充希の(というか高畑の一族というべきか)の吸血鬼設定必要だった? すごくすっきりしない終わり方になっていた。
ドラマ

悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜

今田美桜がここまでやるとは、高畑充希以来のショーゲキ。本気を感じた。原作は88〜97の「BE-LOVE」連載漫画(細部はいい加減)。92年の石田ひかり版に次ぐ再ドラマ化で、狙いに狙った企画と言える。
ドラマ

探偵が早すぎる

第1シーズンと同じく、滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀の掛け合い以外が異様につまらない。ドラマとしては信じがたいほど退屈。役者のせいではないと思うので、可哀相。
2020年代のドラマ

明日、私は誰かのカノジョ

シーズン1は吉川愛の当たり役であり、名作と言える。シーズン2は吉原高級店のソープ嬢茅島みずきがヒロインで、年齢差のある入山法子が同僚。「闇金ウシジマくん」を思わせる硬質な画面で、破綻する展開しか予想できない。
2020年代のドラマ

勝利の法廷式

冒頭にすべてを捨てたような北乃きいが登場するが、私は昨年「汝の名」を見ていたのでギョッとせずに済んだ。
ドラマ

未来への10カウント

このドラマを観て、「ここは山田杏奈に期待」と書いた私の目は、その後の彼女の活躍を観ると、確かだったと思う。
ドラマ

インビジブル

荒唐無稽な設定を掛け合わせたドラマで、細部がテキトーなので白ける。
ドラマ

オレンジデイズ

主役2人が決まった状態で2年もの時間を使って企画を練り込んだそうで(幸福な時代だ)、北川悦吏子は完全にキャストに当て書きしている。それにしても柴咲はやはり美形である。
ドラマ

元彼の遺言状

遺産相続物は好きではないのだが、それが作り手にも鑑賞者側にも魅力的なフォーマットであることについて考察してみた。
映画

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

エイリアンの残骸によって飛躍的に進歩した人類が、イスカンダル的な第3勢力の支援によってさらなる進歩を約束され、エイリアンをめぐる紛争の先鋒に立つことを決意するところで映画は終わる。これが2016年アメリカの気分だったのだろう。
ドラマ

いつも誰かに恋してるッ

BGMがDX7みたいな音源でいちいち恥ずかしい。
2021年のドラマ

汝の名

誰だかわからない北乃きいに混乱。最後に長井短が現れて、ようやくテレ東深夜のいつものホラーかと思い当たったが、演出のテンポが悪く、話すらよくわからないのは致命的。