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ミステリと言う勿れ

4.0
伊藤沙莉(ミステリと言う勿れ) ドラマ
伊藤沙莉(ミステリと言う勿れ)
『ミステリと言う勿れ』は、田村由美による日本の漫画作品。2021年に第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した。
2022年1月期にフジテレビ系「月9」枠にてテレビドラマ化。2023年9月9日に「土曜プレミアム」枠で特別編を放送。
2023年9月15日に上記テレビドラマのキャスト、制作陣による映画版が公開。
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ミステリと言う勿れの感想

菅田将暉は仕事の選び方がうまい。少なくとも、そう思わせるものを持っている。

それにしても、いつもながら膨大な台詞量だ。伊藤沙莉はうまくなったなあ。

本作も、「セクシー田中さん」に端を発する相沢友子叩きの標的になっており、その理由は伊藤沙莉の演じたキャラの扱いにあるとされるが、原作者はこれを許容しているように思える。

ミステリと言う勿れ 見どころ

  1. 菅田将暉が演じる「久能整」の再現度と魅力
    菅田将暉がトレードマークの天然パーマ姿で原作の久能整のビジュアルと雰囲気を完璧に再現。膨大なセリフ量と、独特の語り口、そして表情豊かな演技が整というキャラクターに命を吹き込んだ。
  2. 「事件」と「人間」の哲学的な考察
    整が事件を通して語る「持論」は、人間の行動の裏にある心理、社会の矛盾、そして「常識」とされていることへの疑問など、普遍的なテーマを深く考察している。事件の真相だけでなく、そこに隠された人間の本質に気づかされる。
  3. 会話劇と「言葉の力」
    整が延々と語り続ける「おしゃべり」が、事件を解決に導くというユニークな形式。彼が放つ言葉の数々は考えさせられるものがある。事件の謎を解く鍵が言葉の中に隠されているという「言葉の力」が巧みに描かれた。
  4. 個性豊かなゲストキャストとの化学反応
    事件の当事者となるゲストキャストは永山瑛太、伊藤沙莉、門脇麦、筒井真理子、鈴木浩介、遠藤憲一など豪華な顔ぶれ。
  5. 独特の世界観と映像表現
    原作漫画の雰囲気、整の頭の中の思考回路が映像で表現されるなど、スタイリッシュな演出も魅力。月9枠でありながら、従来のラブストーリーとは一線を画す、知的で落ち着いたトーン。
  6. 伏線と物語の広がり
    単話完結の事件だけでなく、整自身の過去や、彼を巡る謎がシリーズ全体を通して描かれた。映画版(『ミステリと言う勿れ』2023年公開)へと繋がる伏線も随所に。

ミステリと言う勿れ あらすじ

天然パーマがトレードマークで、カレーをこよなく愛する大学生、久能整(菅田将暉)は、膨大な知識と、物事を論理的に深く考察する並外れた思考力、そして時に人の心を揺さぶる言葉を持つ、ちょっと変わり者の青年。ある冬の夜、整は身に覚えのない殺人事件の容疑者として、警察に任意同行を求められる。取り調べ中、刑事たちから次々と繰り出される質問に対し、整は自身の屁理屈と、独自の視点から導き出す持論を展開。その話は、時に刑事たちの矛盾を突き、事件の思わぬ真実を明るみにしていく。
以降、整は行く先々で様々な事件や謎に巻き込まれていく。バスジャック事件、遺産相続を巡る連続殺人、そして隠された過去の事件――。彼は、常に冷静沈着な態度で、事件の状況を分析し、人間関係の複雑な絡まりを解きほぐしていく。
整が解き明かすのは、単なる犯人探しやトリックではなく、事件の裏に隠された人間の心理、社会の歪み、そして「なぜその事件が起こったのか」という本質的な問い。彼が発する言葉の数々は、時に事件の当事者や警察官の心を揺さぶり、彼らの人生を変えていく。

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ミステリと言う勿れ キャスト

主要人物
 久能整 – 菅田将暉(幼少期:柊木陽太)
大隣警察署
 風呂光聖子 – 伊藤沙莉
 池本優人 – 尾上松也
 青砥成昭 – 筒井道隆
 佐橋謙介 – 三島ゆたか
 入江 – 古河耕史
犬堂家
 犬堂我路 – 永山瑛太
 犬堂甲矢 – 久保田悠来(第1話 – 第3話・第11話・最終話)
 犬堂乙矢 – 阿部亮平(第1話 – 第3話・第11話・最終話)
 犬堂愛珠 – 白石麻衣(全て回想:第2話・第3話・第11話・最終話)
整の関係者
 ライカ – 門脇麦(第5話 – 第10話)(幼少期:大貝瑠美華)
 天達春生 – 鈴木浩介(第6話 – 第10話)
 美吉喜和 – 水川あさみ(全て回想:第7話 – 第10話)(特別出演)
episode1:容疑者は一人だけ
 薮鑑造 – 遠藤憲一(第1話)
 寒河江健 – 藤枝喜輝(第1話)
episode2:バスジャック事件
 露木リラ – ヒコロヒー(第1話 – 第3話)
 奈良崎幸仁 – 金田明夫(第1話 – 第3話)
 煙草森誠 – 森下能幸(第1話 – 第3話)
 柏めぐみ – 佐津川愛美(第1話 – 第3話)
 淡路一平 – 森永悠希(第1話 – 第3話)
 漂流郵便局員 – 児玉頼信 (第3話)
episode5:雨は俎上に降る
 三船三千夫 – 柄本佑(第4話)(幼少時代:竹林遼、小学生時代:瀬戸山晃輔)
episode6:ばちあたり夜話
 牛田悟郎 – 小日向文世(第5話・第10話・第11話)
 霜鳥信次 – 相島一之(第5話・第11話・最終話)
 羽喰玄斗 – 千原ジュニア(第5話・第11話・最終話)
episode7:暖かいのか温かいのか
 梅津真波 – 阿南敦子(第6話、第10話)
 宗像冴子 – 冨田恵子(第6話)
episode8:天使の連続放火事件
 下戸陸太 – 岡山天音(幼少時代:猪股怜生)(第6話・第7話・第10話)
 井原香音人 – 早乙女太一(小学生時代:徳山凜響)(第6話・第7話)
 里沙 – 福島青蘭(第6話・第7話)
 里沙の両親 – 村木エリ、一條恭輔(第6話・第7話)
 鷲見翼 – 今井悠貴(第7話)
episode10:アイビーハウスの謎解きミステリー
 橘高勝 – 佐々木蔵之介(第8話・第9話)
 蔦薫平 – 池内万作(第8話・第9話)
 デラ – 田口浩正(第8話・第9話)
 パン – 渋谷謙人(第8話・第9話)
 ストーカー – 藤村直樹(第8話・第9話)
episode9:デートならぬ遠出
 沙也加 – 志田未来(第10話)
 浦部沢邦夫 – 堀部圭亮(第10話)
episode2.5:横浜連続殺人事件
 備前島操 – 船越英一郎 (特別出演)(第11話・最終話)
 猫田十朱 – 松本若菜(第11話・最終話)
 横田留美 – 夏子(第11話)
 辻浩増 / 羽喰十斗 – 北村匠海(第11話・最終話)(幼少時代:川原瑛都(最終話))
 辻十岐子 – 奥田恵梨華(第11話写真出演・最終話回想)
 加藤 – 水野智則(第11話)
 月岡桂 – 森岡龍(最終話)
episode3:つかの間のトレイン
 美樹谷紘子 – 関めぐみ(最終話)
 美樹谷サキ – 高畑淳子(最終話)
特別編 epsode15:失われた時を重ねて
 坂巻洋子 – 篠原涼子(小学生時代:板垣樹、高校生時代:南琴奈)
 桐江(坂巻行人) – 塚地武雅(小学生時代:関川歩、高校生時代:しおつかけいいちろう)
 相良レン – 志尊淳
 尾形芽衣 – 内田慈
 鈴木 – 山脇辰哉

ミステリと言う勿れ スタッフ

原作 – 田村由美『ミステリと言う勿れ』(小学館「月刊フラワーズ」連載中)
脚本 – 相沢友子
演出 – 松山博昭品田俊介相沢秀幸阿部博行
音楽 – Ken Arai
主題歌 – King Gnu「カメレオン」(アリオラジャパン)
プロデュース – 草ヶ谷大輔熊谷理恵(大映テレビ)

『ミステリと言う勿れ』は、斬新な設定と、菅田将暉さんの熱演、そして人間と社会への鋭い問いかけが融合した、見応えのあるミステリードラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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