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うきわ -友達以上、不倫未満-

4.0
門脇麦(うきわ -友達以上、不倫未満-) ドラマ
門脇麦(うきわ -友達以上、不倫未満-)
うきわ -友達以上、不倫未満-は、2021年8月9日から9月27日まで、テレビ東京系列の「ドラマプレミア23」枠で放送。主演は門脇麦。

うきわ -友達以上、不倫未満-の感想

門脇麦。つくづくフシギな顔の女優である。なぜ惹かれるのか。
ドラマはコミック原作で、最近こういうの多すぎ。

そして最終回の沈黙の長さよ。ふるえた。

小西桜子は、その後、「うきわ〜他人以上友達未満」を見てお気に入りとなった。

うきわ -友達以上、不倫未満-の見どころ

  1. 「不倫未満」の絶妙な距離感が切ない
    物語の主軸は、マンションの上下階に住む、ふたりの既婚者。
    中山麻衣子(門脇麦)は夫の浮気を知るが問いただせない主婦、二葉一(森山直太朗)は妻の不倫に気づいても黙っているサラリーマン。
    お互いにパートナーの不貞に苦しみながらも、恋愛には踏み出さない“水面下の共鳴”のような関係性を築いていく。あくまで一線は越えず、でも気持ちは揺れてしまう…。
    この「不倫はしないけれど、心が寄り添ってしまう関係」の“グレーゾーン”の妙が見どころ。
  2. 門脇麦×森山直太朗の抑えた演技が絶品
    主演の門脇麦は、感情を表に出さず、静かに葛藤する女性を繊細に表現。一方、俳優としては珍しい森山直太朗が、寡黙で不器用な男を自然体で演じ、新境地を開いたとも評された。
    ふたりの間に漂う“言葉にならない距離感”こそが、このドラマ最大の魅力。
  3. 不倫ドラマなのに下世話じゃない。むしろ“浄化系”
    不倫というテーマながら、激情も泥沼もない。あるのは「それぞれの心の揺らぎ」と「日常の違和感」。
    他人と関わることで自分を見つめ直す、本当の寂しさや愛情に気づく、感情をぶつけ合うよりも、静かに離れていく、といった、穏やかな喪失と再生を丁寧に描いていて、観終わったあとは不思議と心が軽くなる作品。
  4. “うきわ”というタイトルの意味が深い
    「うきわ」は、海で人が溺れそうなときに掴まる道具。このドラマでは、“誰かにすがりたい時に、たまたまそばにいた人”という意味で使われる。つまり、麻衣子にとっての二葉さんは「恋人」ではなく、“心が沈まないために掴んだうきわ”のような存在。
    このテーマは、恋愛でもなく友情でもない、現代の孤独やつながりの形を象徴していて、じんわりと胸に沁みる。
  5. 映像と音楽の雰囲気が秀逸
    ゆったりと流れる音楽、淡い色調の映像、台詞の少ない静かな演出が合わさって、まるで文学映画のような上質な空気感を醸し出している。

うきわ -友達以上、不倫未満- あらすじ

生まれてほとんどを広島で生活してきた中山麻衣子は、夫・拓也の本社赴任で東京郊外の社宅に越してきた。都会での新たな夫婦生活に胸を弾ませるが、仕事を理由に毎日が遅い夫へ違和感を感じる。そんな折、夫の上司で奥さんと中山家の隣りに暮らす二葉一と、ベランダの非常壁越しに他愛ない会話を通して仲良くなる。それぞれが家庭で抱える悩み(配偶者の不倫)を持ちながら、互いにベランダやゴミ捨て場でのやり取りに心を癒されていく。そんな惹かれあう自分たちの関係は、はたして不倫なのか、そうではないのか。それぞれに投げられた「浮き輪」を前に、互いに悩み迷いながら本当の救いを模索していく。

うきわ -友達以上、不倫未満-を観るには?

うきわ -友達以上、不倫未満- キャスト

主要人物
中山麻衣子(自称「可もなく不可もない」女性) – 門脇麦
二葉一(麻衣子の隣人で拓也の上司) – 森山直太朗
中山拓也(麻衣子の夫) – 大東駿介
二葉聖(一の妻) – 西田尚美
福田歩(拓也の勤務先の後輩) – 蓮佛美沙子(幼少期:柚穂)
田宮悠(陶芸教室の講師) – 田中樹(SixTONES)
その他
佐々木誠(クリーニング店のアルバイト) – 高橋文哉
田代さん(パート先の同僚) – 赤間麻里子
愛宕梨沙(一と拓也の部下) – 小西桜子
木下さん(聖の勤務先の同僚) – 中村優子

うきわ -友達以上、不倫未満- スタッフ

原作 – 野村宗弘うきわ』(小学館 ビッグコミックス)
脚本 – 倉光泰子神田優
監督 – 風間太樹太田良
音楽 – 坂本秀一
OPテーマ – 安藤裕子「ReadyReady」(ポニーキャニオン)
EDテーマ – 三浦透子「通過点」(ユニバーサルミュージック)
チーフプロデューサー – 阿部真士(テレビ東京)
プロデューサー – 本間かなみ(テレビ東京)、滝山直史(テレビ東京)、唯野友歩(AOI Pro.)
制作 – テレビ東京、AOI Pro.
製作著作 – 「うきわ -友達以上、不倫未満-」製作委員会

スピンオフ「うきわ -他人以上、友達未満-」

小西桜子(うきわ -他人以上、友達未満-)


サブストーリーは基本的に見ないのだが(そこまでヒマではない)、これは見てヨカッタ。小西桜子にヤラレタ。

うきわ -他人以上、友達未満- キャスト

愛宕梨沙 – 小西桜子
佐々木誠 – 高橋文哉
中山麻衣子 – 門脇麦
二葉一 – 森山直太朗

うきわ -他人以上、友達未満- スタッフ

原作 – 野村宗弘うきわ』(小学館ビッグスピリッツコミックス)
監督 – 太田良高橋名月
脚本 – 坂本絵美

うきわ -友達以上、不倫未満-の原作


夫の仕事の都合で広島から東京へ引っ越してきた美以子さん。
慣れない土地で頼りになるのは夫の栗男だけ。
なはずなのにーーーー最近、冷たい。
性格の不一致?それとも……?
そんな不安で孤独な日々を過ごす人妻の癒やしはベランダと、お隣の旦那さん・牛久さん。
決して踏み越えてはいけない、でも踏み越えてみたい。
ちょっぴり人恋しい令和に贈る切なく心揺さぶる大人の恋物語、開幕。
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