わろてんかの感想
序盤
観てははいるのだがいまひとつ乗りきれず、「花子とアン」の再放送の方が目が離せない。
葵わかなは今春に「女優堕ち」というローカルドラマを見て、こんな感想を書いていた。
大ベテランながら主演の記憶がない森口瑤子と乙女新党とやらの出身の葵わかなという知らない子のダブル主演で、なんとも地味なスペシャルドラマである。
ストーリーはオーソドックスなサクセスストーリーで、上記の「知らない」感じがちょうど良い。面白かった。
そういえば「表参道高校合唱部!」に出ていたのだが、芳根京子といい、吉本実憂といい、森川葵といい、あのドラマは旬な若手の登竜門になっていたようだ(日本語メチャクチャ)。
今一番可愛いと思う佐藤玲も「表参道高校合唱部」に出ていた。
中盤~終盤
松たか子が歌う主題歌に唐突に現れる「パレードは 回り続けてる」という歌詞は、やはり、ひょうきん族のエンディングテーマ(山下達郎「パレード」)のことなのだろうか。
わろてんかのあらすじ
京都編
明治35年、京都の薬問屋の娘・藤岡てんは、旅芸人・北村藤吉と出会い励まされる。明治43年、てんに縁談が舞い込むが破談。藤岡屋が危機に陥る中、てんは店を継ぐ決意をし、融資を受けて倒産を回避。藤吉と再会し、二人は運命を感じるが、藤吉の嘘が判明し、てんの父に反対される。
大阪船場編
てんは藤吉と船場の米問屋「北村屋」へ行き、母・啄子と許嫁・楓に迎えられる。商売対決に勝利するも啄子に認められず、女中扱いされる。楓は去り、藤吉は店の借金を知り苦悩。一家は貧乏長屋に転居し、てんは寄席経営を提案。
笑売編
啄子の条件で寄席「風鳥亭」を開業。当初は苦戦するが、大御所落語家・文鳥の出演で成功。寺ギンとの契約で安定するも、啄子の工夫で売り上げ向上。1年後、借金を完済し、啄子はてんを認める。藤吉は会社「北村笑店」を設立し、てんと結婚。
女興行師編
藤吉の死から4年後、てんは北村笑店の社長に。リリコと四郎の漫才コンビを売り出し、隼也は伊能商会へ。マーチン・ショウの詐欺事件後、隼也はつばきと恋に落ちるが、政略結婚で別れる。隼也は勘当され、てんは慰問団「わろてんか隊」を組織。
戦争編
戦局悪化で寄席小屋が閉鎖され、隼也が出征。大阪空襲後、てんは疎開し、北村笑店を解散。終戦後、天満風鳥亭は焼失するが、栞らの支援で再開。社員・芸人らと仮設舞台で「北村笑店物語」を成功させ、てんは藤吉の霊と語り合い、寄席100年継続を誓う。
わろてんかを観るには?
わろてんか キャスト
北村 藤吉(米問屋の長男) – 松坂桃李 (幼少期:大西啓翔)
武井 風太(てんの従兄)- 濱田岳(幼少期:鈴木福)
伊能 栞(青年実業家) – 高橋一生
主要人物の関係者
トキ(付き女中) – 徳永えり
飛鳥(風太とトキの娘) – 花田鼓(少女期:岸田結光・幼少期:森本くるみ)
杉田 楓(藤吉の許婚) – 岡本玲
志乃(栞の実母) – 銀粉蝶
加納 つばき → 北村 つばき(帰国子女) – 水上京香
京都の人々
藤岡家の人々
藤岡 儀兵衛(てんの父) – 遠藤憲一
藤岡 しず(てんの母) – 鈴木保奈美
藤岡 ハツ(てんの祖母) – 竹下景子
藤岡 新一(てんの兄) – 千葉雄大
藤岡 りん(てんの妹) – 堀田真由(幼少期:中川江奈)
大阪の人々
北村家の人々
北村 啄子(藤吉の母) – 鈴木京香
北村 頼子(藤吉の姉) – 西村亜矢子(幼少期:橋本苺花)
北村笑店の関係者
漫才師たちとその関係者
秦野 リリコ(漫才コンビミス・リリコ アンド シローの片割れ) – 広瀬アリス(幼少期:莉帝)
川上 四郎(ミス・リリコ アンド シローの片割れ) – 松尾諭
舶来屋 キース(物真似芸人) – 大野拓朗(幼少期:前田旺志郎)
潮 アサリ(キースの相方) – 前野朋哉
万丈目 吉蔵(漫才作家) – 藤井隆
万丈目 歌子(一膳飯屋店主) – 枝元萌
岩さん(怪力芸人) – 岡大介
落語家たちとその関係者
喜楽亭 文鳥 – 笹野高史
月の井 団吾 – 波岡一喜
月の井 団真 – 北村有起哉
お夕(団真の妻) – 中村ゆり
柳々亭 燕団治 – 桂文枝
興行関係者
寺ギン – 兵動大樹(矢野・兵動)
佐助 – 湯浅崇
富 – 宮嶋麻衣
又八 – 井之上チャル
スミ – 楠見薫
マツ – 土井玲奈
佐吉 – 梅林亮太
豆蔵 – 井上拓哉
その他の大阪の人々
不動産屋 – 阪田マサノブ
わろてんか スタッフ
脚本協力・漫才指導 – 本多正識
音楽 – 横山克
主題歌 – 松たか子「明日はどこから」(アリオラジャパン/ソニー・ミュージックレーベルズ)
語り – 小野文惠(NHK日本語センター・チーフアナウンサー)
「わろてんか1週間/5分でわろてんか」(週間総集編)ナレーター – 井田香菜子(NHK大阪放送局アナウンサー)
副音声解説 – 松田佑貴
制作統括 – 後藤高久
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 本木一博、東山充裕、川野秀昭
スケジューラー – 岩寺秀廣
演出・制作 – 鈴木航、保坂慶太、中泉慧、泉並敬眞、尾崎裕人、高橋優香子、松本仁志、石川慎一郎、松岡一史、木村晴治、亀岡哲郎、早川優介、天水香里、小川公一
タイトル映像 – 小島淳二、泉優次郎(イラスト)
エンド映像 – 坂根久美
ポスター – 森岡潔、木津峰子、池宗清史、伊従沙紀(アートディレクター:池宗清史、ロゴデザイン:いよりさき)
美術統括 – 宮嶋有樹、深尾高行
美術 – 山内浩幹、荒川靖彦、伊達美貴子、三浦洋、後田美佳、古城未来、中本真美子
音響デザイン – 柳川起彦、佐藤あい、武生壮史
編集 – 田中美砂
記録 – 木本裕美
編成 – 松田彩、矢田直之
事業 – 齋藤遼太郎
VFX – 北昌規、稲角拓司
技術統括 – 岡本哲二、高木宏
撮影 – 村上智彦、関照男、上谷真子、酒井俊史、高橋真寛、田中泰圭、西鍵真治、村田旭、大成公識、土井幾雄
時代考証 – 谷直樹
上方芸能考証 – 荻田清
芸能指導 – 旭堂南陵
大阪ことば指導 – 田中恵理
京ことば指導 – 八田麻住
所作指導 – 藤間豊宏
料理指導 – 広里貴子
資料提供 – 門松秀樹、大豆生田稔、河中義和、岩佐浩平
落語指導 – 林家染左
後ろ面指導 – 林家笑丸
裁縫指導 – 長谷川順子
薬事指導 – 鈴木栄樹
三曲万歳指導 – 増田浩紀
義太夫指導 – 竹本綾之助
娘義太夫考証 – 水野悠子
俄指導 – 露の團四郎
太神楽指導 – 豊来家玉之助
手品指導 – キタノ大地
医事指導 – 西谷昌也
書道指導 – 今口鷺外
算盤指導 – 木下和真
茶道指導 – 米澤宗昭
華道指導 – 神前光園
箏指導 – 松浪千壽
アコーディオン指導 – 華乃家ケイ
ダンス指導 – 中村ゆみ
アクション指導 – 中村健人
大阪街並み考証 – 橋爪紳也
撮影協力 – 滋賀ロケーションオフィス、犬山ロケサービスチーム、なごや・ロケーション・ナビ、松竹撮影所、東映京都撮影所、博物館 明治村、日本大正村