マチ工場のオンナ 感想
ファーストインプレッション
遅ればせながら視聴開始。
内山理名とは意外なキャスティングだが、たしかに有能感がある。
小気味よい展開になるのだろう。
最終回まで観て
泣けた。
中小企業物としては、何倍も予算をかけたであろう陸王よりも良かったくらいだ。
こんな奇跡はまさかあるまいと思うが、これは実話で、ビジネス書の原作がある(続編もあるらしい)。
序盤の内山理名は襟ぐりの広い服で女っぽいのだが、社長に開眼したあたりからそれがなくなり、ラストシーンで再び女らしくなる。
そんな演出もよく効いていた。
マチ工場のオンナ あらすじ
専業主婦として夫・息子と暮らしていた有元光(32歳)は2004年、愛知県の町工場「ダリア精機(株)」を経営する父・泰造がガンの病で余命数日であることを知る。工場を守ると約束して泰造を看取った光だったが、経営経験はゼロ。頼るつもりだった夫・大は単身赴任で渡米してしまい、工場の幹部社員である勝俣や純三らは新社長の光の方針に猛反発。取引先の銀行からも軽くあしらわれるなど、数々の試練に見舞われる。だが、光は主婦として培った行動力を武器に困難に立ち向かい、徐々に周囲の理解を得ていく。
マチ工場のオンナを観るには?
マチ工場のオンナ キャスト
有元 光 – 内山理名
有元 大 – 永井大
有元 航太 – 山田羽久利
須藤家
須藤 泰造 – 舘ひろし
須藤 百合子 – 市毛良枝
ダリア精機
勝俣 勉 – 竹中直人
花田 純三 – 柳沢慎吾
一ノ瀬 翔 – 吉村界人
川口 大樹 – 渡辺佑太朗
打越 和哉 – 忍成修吾
三枝 文雄 – 苅谷俊介
愛知東西銀行
長谷川 隆史 – 村上淳
岡本支店長 – 多田木亮佑
その他
坂野 二朗 – 神戸浩
マチ工場のオンナ スタッフ
脚本 – 大島里美
音楽 – 澁江夏奈
主題歌 – 松田聖子「新しい明日」
演出 – 末永創、佐藤譲、小野見知(NHK名古屋)
制作統括 – 吉永証(NHK名古屋)
制作・著作 – NHK名古屋放送局
マチ工場のオンナの原作(諏訪貴子)
町工場を営む家の次女として生まれ、32歳の時に突然、主婦から先代の後を継ぐことになった女性経営者の奮闘記。
幼少期に亡くなった兄の「生まれ変わり」として育てられた。
「ひょっとして私が会社を継ぐのかな…」という“予感”はあったが、大学卒業後は父の会社(ダイヤ精機)の取引先でもあった自動車部品メーカーに就職。その後、父に請われ、ダイヤ精機に入ったが、経営方針の違いから、2度のリストラ宣告を受ける。
しかし、32歳の時に父が急逝し、突然社長を継ぐことに。バブル崩壊の余波もあって赤字経営が続く中、再建の舵取りをいきなり任され、以後、様々な壁にぶつかりながら、「町工場の星」と言われるまでに社業を復活させた。
生産管理へのIT導入、「交換日記」による若手社員との対話など、「情と論理」のバランスの取れた、女性ならではの経営手法が注目され、ダイヤ精機には今や全国から見学者から訪れる。その2代目社長が初めて筆を取り、父や兄への思いを綴りながら、社長になってから10年の軌跡を克明に振り返る。