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岸辺露伴は動かない

4.0
飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない) ドラマ
飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない)
『岸辺露伴は動かない』は荒木飛呂彦の同名漫画を原作とする、NHKのテレビドラマシリーズ。2020年よりNHK総合テレビ、NHK BS4Kにて不定期で放送。実写化にあたり、演出を渡辺一貴が、脚本を小林靖子が手掛け、主演は高橋一生が務めた。2020年12月に放送された第1期は、第58回ギャラクシー賞奨励賞を受賞するなど高い評価を受け、続編が制作された。現在、第4期まで制作されている。映画作品として、2023年には本作のチームによる『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が制作・公開。2025年には劇場版第2作『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が公開された。

岸辺露伴は動かない レギュラーキャスト

岸辺露伴 – 高橋一生
泉京香 – 飯豊まりえ

第1期(2020年12月28日~12月30日放送)

各49分×全3回。「富豪村」「くしゃがら」「D.N.A.」

あらすじ

富豪村

岸辺露伴は編集者・泉鏡花から、土地の所有者が成功する「富豪村」の話を聞き、取材に向かう。村ではマナー試験が課され、ミスをすると再トライするたびに大切なものを失うルールだった。京香のミスで再トライし、彼女の彼氏・太郎と愛犬マロンを失う。露伴は事態打開のため、京香と村人・一究を本にするが、一究の心読みがマナー違反となり、露伴の右手が失われる。追い詰められた露伴は、一究に畳の縁を踏むよう命令し、試験に勝利。一究の違反で太郎とマロンは復活し、露伴は村を去る。

くしゃがら

岸辺露伴がカフェでネタを考えていると、漫画家・志士十五が現れ、担当編集が残した「禁止用語リスト」の謎の単語「くしゃがら」について語る。十五は「くしゃがら」を調べるうちに取りつかれ、正気を失う。露伴が「ヘブンズ・ドアー」で十五の本を読み、黒い袋とじを発見。「くしゃがら」は好奇心で感染する禁止用語で、記憶操作も効かない。露伴は十五に「一か月の記憶を忘れる」と命令し、彼を「くしゃがら」から解放する。

D・N・A

京香は、露伴の催眠術で太郎の失われた記憶が回復するかもしれないと考え、露伴に太郎を紹介する。病院で、露伴は片平真依とその娘・真央と出会い、真央の不思議な特徴に興味を持つ。真央を本にした露伴は、真依の無意識が問題だと指摘。真央が透明になり家を出た後、公園で太郎と遊んでいるのを発見。3人を本にした露伴は、太郎が真依の夫・央から臓器提供を受け、3人が不思議な縁で結ばれていることを知る。3人は家族として再出発し、露伴は央のDNAが彼らを結びつけたと考察する。

キャスト

平井太郎(京香の彼氏) – 中村倫也
一究(富豪村の案内役) – 柴崎楓雅
志士十五(漫画家) – 森山未來
片平真依(インテリアコーディネーター) – 瀧内公美
片平真央(真依の娘) – 北平妃璃愛

第2期(2021年12月27日~12月29日放送)

全3回。「ザ・ラン」「六壁坂」「チープ・トリック」

感想

飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない)

飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない)


2021版(20年版に続いて4話から始まる)は「ザ・ラン」「背中の正面」「六壁坂」で、「背中の…」は本編4部のチープトリックのアレンジストーリー。猿之助が20年版の森山未來に匹敵する熱演を披露する。

私は飯豊まりえという人の良さがこれまでわからなかったのだが、本作で初めてそれに気づかされた。

あらすじ

ザ・ラン

露伴は妖怪伝説のある山を購入し破産、京香に原稿料の前借りを申し出る。妖怪の存在を疑問視する京香に、露伴は過去の体験を「男A」の話として語る。会員制ジムで出会ったモデル・橋本陽馬は、ランニングにのめり込み、彼女を殺害するほど執着。露伴は陽馬とトレッドミルで勝負し、能力で勝利。陽馬がランニングに取りつかれたのは六壁坂を走ったことがきっかけで、露伴は調査のため山を購入していた。

背中の正面

企業社員・乙雅三は、背中を絶対に見られたくないというこだわりを持ち、露伴のもとを訪れる。露伴が鏡で乙の背中を覗くと、乙は絶命。その後、乙の姿をした妖怪が露伴の背中に取り憑き、「背中を見られたら死ぬ」と警告し、「六壁坂を返して」と訴える。露伴は「平坂」の伝承に着目し、妖怪を神隠しに遭わせて解放。乙が憑かれたのも六壁坂で、露伴は六壁坂へ取材に向かう。

六壁坂

露伴と京香は六壁坂村を訪れ、大郷楠宝子と出会う。楠宝子の過去を「ヘブンズ・ドアー」で調べると、30年前の悲劇が明らかに。楠宝子は庭師・釜房群平と付き合っていたが、婚約者・高窓修一にバレ、群平を殺してしまう。修一の死体は腐らず、楠宝子は彼の子供を身ごもる。露伴は楠宝子の娘に憑依されそうになるが、能力で回避。妖怪の正体を見破り、六壁坂を去る。

キャスト

橋本陽馬(モデル) – 笠松将
乙雅三(リゾート開発会社の営業) – 市川猿之助
大郷楠宝子(六壁坂村の名家の一人娘) – 内田理央

第3期(2022年12月26日・12月27日放送)

54分×全2回。「ホットサマー・マーサ」「ジャンケン小僧」

感想

年末の風物詩だが今年は2話のみ。
原作は2巻しかないのに…と思ったら、単行本未収録のジョジョマガジン掲載の新作との由。

古川琴音(岸辺露伴は動かない)

古川琴音(岸辺露伴は動かない)


コロナ下の露伴が迷い込む見覚えのない神社、その神木に隠された鏡、ドッペルゲンガー藪箱法師、というところまではいつも通りだが、絶体絶命の危機に陥れるのはストーカーの古川琴音
タイトルは露伴の漫画に出てくるキャラクター名。
あくまでも無関係なはずの要素が渾然一体となっている。

2022年2話目はジョジョ本編4部から。些細な勝負事を生死を懸けているような緊迫バトルにしてしまう原作の醍醐味をうまく表現している。
飯豊まりえのキャラにも磨きがかかる。

飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない)

飯豊まりえ(岸辺露伴は動かない)

あらすじ

ホットサマー・マーサ

感染症による緊急事態宣言でストレスを溜めた露伴は、新キャラクター「ホットサマー・マーサ」の著作権問題を指摘され、気分転換に愛犬・バキンと散歩へ。不思議な神社で鏡を覗き、3か月後、自宅で異変に気づく。原稿のデザインが3つの丸から4つに変わり、熱狂的ファン・イブがベッドで寝ていた。神主から「藪箱法師」との入れ替わりを告げられ、リセットを試みるが失敗。さらに3か月入れ替わり、バキンは狂暴化、イブは妊娠。露伴はイブに鏡を回させリセット成功するが、デザインは変更されたまま。露伴は京香がデザインを変更したと気づく。

ジャンケン小僧

「ホットサマー・マーサ」のデザインに不満を持つ少年・大柳賢が露伴の前に現れ、ジャンケン勝負を挑む。賢は勝利するたびに露伴の「ヘブンズ・ドアー」の能力を奪う。三本勝負に露伴が勝利し、丸が3つの「ホットサマー・マーサ」のサインを賢に贈り、その場を去る。

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