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誰が何にリベンジする話なのか？（Re：リベンジ-欲望の果てに-の感想）
権力闘争物で、舞台は「日本有数」と説明される病院だが、いわゆる関連病院でも、グループ系列を持つわけでもなさそうだ。
創立者である笹野高史の家に婿入りして理事長を継ぎ、早々に妻を亡くしたにもかかわらず理事長を務めていた三石研にかねて不満だった余貴美子（笹野の実娘で院長）の派閥と、急死した三石の息子（家を飛び出して雑誌記者をしている）である赤楚衛二という対立があり、そこに謎の医師・錦戸亮（笹野のダークホース的な後継者）が割り込んで、理事長戦が開幕する、という構図である。
赤楚側には三石の秘書だった利重剛が一応付いているが、これはいかにもすぐ裏切りそうなので、味方は婚約者（病院のナース・芳根京子）だけなのだろう。
今さらながら、ドラマでしかあり得ない設定だなあ。
サブモチーフは「心臓血管科」で、専門の新病棟を建設するというプロジェクトが、理事長戦の前哨戦になっている。赤楚が幼少時より心臓が弱く、三石自身も、その妻（赤楚の母親）も心臓病で亡くなっており、ついでに芳根京子の妹（白山乃愛）も心臓病。錦戸亮も心臓血管医である。
普通ならこのモチーフには意味があるが、この場合、たぶん取材したのが心臓血管医だったというだけじゃないのかなあ。
問題は、誰が何にリベンジする話なのかということだ。
Re：リベンジ-欲望の果てに- 見どころ
巨大病院を舞台に、権力争いと人間の欲望が渦巻く中で、主人公が復讐の道を進む姿を描いたドラマ。
- 巨大病院を舞台にした壮大な権力闘争
日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」を舞台に、権力、金、そして医療の倫理が複雑に絡み合う人間ドラマが展開。主人公の天堂海斗（赤楚衛二）が、理事長の座を巡る争いに巻き込まれ、権力欲に囚われた人々の暗部に直面していく過程が描かれる。病院という命を扱う場所で繰り広げられる人間の剥き出しの欲望が見どころ - 赤楚衛二の新たな一面と復讐の物語
赤楚衛二が復讐に燃える主人公・天堂海斗を演じる。最初は医療とは無縁の週刊誌記者として登場するが、病院の権力争いと父の死の真相に巻き込まれる中で、復讐の鬼へと変貌していく姿を演じ切る。内に秘めた怒りや葛藤、復讐の道を進むことで失っていくものへの悲哀が心を揺さぶる。 - 裏切りと策略が渦巻く先の読めない展開
海斗を襲う絶体絶命の危機、彼を陥れようとする裏切り者の存在が緊迫感を与える。誰が味方で誰が敵なのか、誰が真の黒幕なのか、先の読めない巧妙なプロット。毎週、新たな陰謀や事実が明らかになり、考察が止まらない。 - 豪華キャスト陣の競演
錦戸亮（冷酷な外科医・天堂智信）、芳根京子（海斗の恋人・朝比奈陽月）、見上愛（海斗の妹・天堂莉緒）など、実力派の豪華キャストが多数出演。錦戸亮演じる新理事長・天堂智信は、海斗の前に立ちはだかる最大の敵であり、その冷徹で計算高い演技が強烈な印象を与え、さらなる緊張感をもたらす。芳根京子演じる陽月は、海斗を支える存在でありながら、自身の運命も翻弄されていく様子が切なく描かれた。
トリビア・撮影裏話など
- 赤楚衛二は復讐心が芽生えるまでの葛藤や、復讐に囚われる後の変化を、表情や声のトーンで細やかに演じ分けた
- 巨大病院「天堂記念病院」の内部は広大でリアルなセットとして作り込まれた。手術室、病室、理事長室など、それぞれの空間が持つ雰囲気が緊迫感を高めた
- プロデューサーは、本作で「人間の欲望」というテーマを深く掘り下げることを狙い、医療現場という人の命を扱う場所でなぜこれほどの欲望が渦巻くのか、という問いを視聴者に投げかけた
- SNS上で「誰が裏切っているのか」「黒幕は誰か」「今後の展開はどうなるのか」といった考察が活発に行われ盛り上がった
Re：リベンジ-欲望の果てに-の人物相関図
Re：リベンジ-欲望の果てに-あらすじ
日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗（赤楚衛二）は、父親との仲たがいをきっかけに、医師にはならず、出版社で週刊誌の記者として働いていた。日々、仕事に追われながらも、プライベートでは順調に交際が進んでいた恋人へプロポーズをしようとしていた。だが、プロポーズ直前、父親が事件に巻き込まれたと聞き、疎遠になっていた「天堂記念病院」へ足を運ぶことになる。
事件をきっかけに、父親の真意を知った海斗は、過去に父親と交わした大切な約束を思い出す。一方、父親が残した「天堂記念病院」にはさまざまな問題が隠されており、理事長の座を狙って権力争いも起きようとしていた。海斗は「欲望」の塊で食い尽くされた「天堂記念病院」から、父親が築き上げてきた大切なモノを取り返すため、愛する人を守るため、巨大病院の権力争いと闘うことを決意するが…。
Re：リベンジ-欲望の果てに-を観るには？
Re：リベンジ-欲望の果てに-のキャスト
天堂海斗 – 赤楚衛二
大友郁弥 – 錦戸亮
朝比奈陽月 – 芳根京子
■天堂記念病院
鮎川賢二 – 梶原善
三輪光成 – 小木茂光
天堂市子 – 余貴美子
天堂佑馬 – 青木柚
天堂智信 – 光石研
高村実 – 利重剛
天堂皇一郎 – 笹野高史
永田綾乃 – 中島亜梨沙
望月隼人 – 田邊和也
木谷景子 – 永瀬莉子
武内佐奈江 – 今藤洋子
本間栞 – 松永有紗
白石安香 – 北原ゆず
理事 – 河内浩
■新栄出版
木下紗耶 – 見上愛
薮田大介 – 町田悠宇
■周辺人物
朝比奈美咲 – 白山乃愛
五十嵐剛 – 休日課長
Re：リベンジ-欲望の果てに-スタッフ
主題歌 – Stray Kids「WHY?」
音楽 – 堤裕介
医療監修 – 髙木哲也、吉田大蔵、山本昌督
医療指導 – 河瀬勇
法律監修 – 室谷光一郎
出版監修 – 週刊SPA!編集部
取材協力 – 織田豊
撮影地協力 – 手取屋岳夫
企画 – 藤野良太
プロデュース – 足立遼太朗
演出 – 金井紘、柳沢凌介
『Re:リベンジ-欲望の果てに-』は、スリリングなサスペンスと、人間の欲望や復讐という重いテーマを、豪華キャストの熱演で描き出した、見応えのあるドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。
