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竜の道 二つの顔の復讐者

2.5
松本まりか(竜の道 二つの顔の復讐者) ドラマ
松本まりか(竜の道 二つの顔の復讐者)
『竜の道 二つの顔の復讐者』は、2020年7月28日~9月15日にカンテレ制作・フジテレビ系「火曜21時枠」で放送。主演は玉木宏。双子の弟・竜二を高橋一生が演じる。原作は白川の急逝により未完となっているが、オリジナルストーリーで2人の復讐劇の結末まで描いた。

竜の道 二つの顔の復讐者の感想

ファーストインプレッション

松本穂香を筆頭に松本まりか奈緒など画面をざわつかせる女優が脇をかためるが、これは玉木宏のドラマならん。
どうも谷原章介と混同してしまう玉木だが、近年はどちらもコメディから脱して、凄味のある二枚目を演じるようになっているのがうれしい。

内容は関テレらしい昼ドラ路線で、作者急逝のため未完となっている小説が原作。篠崎絵里子はうまく結末をつけられるか。

兄弟と妹の復讐譚は「流星の絆」という燦然と輝く名作があるので、やはりもどかしい。

最終回まで観て

原作とは全然違うらしいが、奈緒が急に存在感を出して怒涛の最終回となっており、なんとか形がついていた。
落合モトキ西郷輝彦の息子なのは完全に蛇足なのだが、原作を引きずっているのだろう。
松本まりかは6話あたりの演技がよくて、女優として成長著しいと感じる。

・・・しかし一晩経ってからよく考えると、西郷輝彦の存在自体が不要だし、最後の決め手の録画もあまり決定的なものとは言えない。勢いについ騙されてしまうが、やはり脚本は不出来。

ブラジル時代の玉木と奈緒を描く外伝を作るといいと思う。

竜の道 二つの顔の復讐者のあらすじ

1997年、福岡。幼いころに実の両親に捨てられ、小さな運送会社を営む吉江夫妻の養子として引き取られた双子の竜一(少年時代:阪本光希)と竜二(少年時代:阪本颯希)は、夫妻の実の娘である5歳の妹・美佐(幼少期:宮地美然)と仲良く暮らしていた。しかし、全国への事業拡大を企むキリシマ急便の社長・霧島源平(遠藤憲一)の悪質な乗っ取りに遭い、多額の借金を抱えた養父母は自殺。養父母が源平に追い詰められる姿を間近で見ていた竜一と竜二は、源平への復讐(ふくしゅう)を誓い合う。
それから7年後の2004年。22歳の竜一は、たばこの不始末による火事で突然帰らぬ人となってしまう。ところが、その数カ月後、竜二(高橋一生)の前に現れたのは、顔も名前も違う竜一を名乗る男(玉木宏)だった……。
竜一は裏社会の人間として、竜二は国土交通省のエリート官僚として、源平やキリシマ急便の周辺の情報を探っていく。成長した美佐(松本穂香)にも本当のことを告げず、復讐計画を進めていく2人は、ついにキリシマ急便の不祥事のネタをつかむが……。

竜の道 二つの顔の復讐者を観るには?

竜の道 二つの顔の復讐者 キャスト

矢端竜一 – 玉木宏
矢端竜二 – 高橋一生
吉江美佐 – 松本穂香
霧島晃 – 細田善彦
遠山凛子 – 奈緒
砂川林太郎 – 今野浩喜
大友由伸 – 渡辺邦斗
沖和紀 – 落合モトキ
小田島聡介 – 利重剛
二見敏明 – 小市慢太郎
吉江律子 – 紺野まひる
吉江直樹 – 今村裕次郎
曽根村始 – 西郷輝彦(特別出演)
霧島まゆみ – 松本まりか
霧島芙有子 – 斉藤由貴
霧島源平 – 遠藤憲一

竜の道 二つの顔の復讐者 スタッフ

原作 – 白川道『竜の道』(幻冬舎文庫刊)
脚本 – 篠﨑絵里子守口悠介
音楽 – 村松崇継
オープニング曲 – ビッケブランカ「ミラージュ」(avex trax)
主題歌 – SEKAI NO OWARI「umbrella」(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
プロデュース – 米田孝(カンテレ)、水野綾子(共同テレビ)
演出 – 城宝秀則(共同テレビ)、岩田和行(共同テレビ / ベイシス)、紙谷楓(共同テレビ)、吉田使憲(アズバーズ)
制作 – カンテレ、共同テレビ

竜の道 二つの顔の復讐者の原作

矢端竜一は魑魅魍魎が蠢く裏社会の支配を目論んだ。手始めに株の業界紙を発行する新聞社に潜り込み、その乗っ取りに成功する。億を超える金に群がるクズ共を冷徹に操る竜一は、大物ヤクザ・曽根村の信頼を勝ち取るべく、殺人にまで手を染める。野心の塊のような竜一の疾走。それは、双子の弟・竜二と交わしたある約束を果たすためだった……。

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