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実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~

4.0
内山理名(実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~) ドラマ
内山理名(実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~)
実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~は、フジテレビで2020年10月4日に放映。埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ殺害された1993年の「埼玉愛犬家連続殺人事件」を、関係者への新たな取材や証言をもとに水野美紀主演でドラマ化したもの。風間博子死刑囚の長男のインタビューも収録された。

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~の感想

深笛義也という人の「」という本を原作としており、1993年当時の報道映像、さらに現在の当事者のインタビューまで挿入してアフリカケンネル事件を再現している。
3人のなすり合いになった供述と司法取引疑惑がメインとなっており、「ボディを透明にする」という異常性を全面展開した「冷たい熱帯魚」のでんでんに及ばず、せっかくの鶴見慎吾の怪演が霞んでいたのは惜しい。
水野美紀も消化不良気味。

それにしても内山理名風間博子の落差がすごい。

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~のあらまし

「埼玉愛犬家連続殺人事件」は、ペットショップを経営する関根元(げん)元死刑囚と元妻・風間博子死刑囚が逮捕され、2009年に死刑判決が確定しているが、証言の食い違いなどいまだ事件の全貌が解明されないままになっている。このドラマでは、風間博子死刑囚の長男(41歳)が初めてテレビの取材に応じ、事件について、そして現在も東京拘置所に収監されている母への思いを告白した。
風間死刑囚は、死刑判決が確定後も殺人への関与を否定し、再審請求を続けている。長男は今も面会や手紙でのやりとりを続けていて、インタビューが行われた前日にも東京拘置所に面会に訪れ、「うれしそうにしていた」という。
さらに、共犯者として逮捕・実刑判決を受けた男性が番組の取材に応じた。逮捕から25年の時を経て「関根(元死刑囚)は今までに見たことがない人だ。考え方が凶暴だった」と語り、さらに「犯行を手伝わないと、嫌な顔をすると関根に殺されるから、自分もそうなっちゃうから、逃げられないのは見えない鋼鉄の檻(おり)の中に入れられていたから」と当時の状況を告白した。

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~のあらすじ

1984年、埼玉県で3人の男女が姿を消した。埼玉県警熊谷中央署の新人刑事・藤波詩織(水野美紀)らが捜査を進めると、行方不明となった3人がある共通の人物とトラブルになっていたことが判明する。その人物とは関根元(鶴見辰吾)。関根は「アフリカケンネル」というペットショップを経営し、外国犬の繁殖・販売を行っていたが、詐欺的な商法で多額の収入を得ているといううわさもあった。詩織らは徹底的に捜査を行ったが、失踪した3人の行方はつかめず、関根の犯行を裏付ける証拠もつかめないまま捜査は打ち切られてしまう。
時は過ぎ、1993年4月。関根に関わった人物が姿を消す事件が再び発生。今回も事件を担当することになった詩織。行方不明となったのは、39歳の愛犬家の男性。関根との間で外国犬の利殖ビジネスを巡り金銭トラブルがあったという。詩織らは、関根と元妻の 風間博子(内山理名)、そしてブリーダー仲間の中岡洋介(内田朝陽)を徹底的に調べる。そうした中、関根の周辺では次々に行方不明者が―。 警察は中岡の自供から、関根と風間を逮捕。事件は解決したかに見えたが、関根と風間、そして中岡の供述が完全に食い違っていたのだ。誰が真実を語っているのか。事件の真相は――?

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~キャスト

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~スタッフ

編成企画 – 安永英樹(フジテレビ)
原作 – 深笛義也『罠』(サイゾー)
脚本 – 深沢正樹
企画・演出 – 武藤淳(TBS SPARKLE)
プロデューサー – 森嶋正也(TBS SPARKLE)、松田礼人(TBS SPARKLE)、小板洋司
制作協力 – TBS SPARKLE
制作・著作 – フジテレビ

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~の原作

水野美紀主演スペシャルドラマ『3つの取調室~埼玉愛犬家連続殺人事件~』(フジテレビ系/2020年10月放送)原作
2017年3月に獄死した関根元死刑囚は、共犯者に「30人以上殺した」と告白していた。
事件を追うと、主犯とされた風間博子は冤罪だった可能性が浮上!?
メディアでは報じられなかった、共犯者の「風間は殺してない」という証言。
風間は虚言癖のあるシリアルキラーに罪をなすりつけられたのか?

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