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バレリーナ

チョン・ジョンソ(バレリーナ) 映画
チョン・ジョンソ(バレリーナ)
バレリーナ(原題: Ballerina)は、2023年製作のアクション映画。Netflixで配信。

バレリーナの感想

バレリーナで検索するとジョン・ウィックのスピンオフが出てくるが、こちらは2023年の韓国映画。監督ヒロインは「ザ・コール」のコンビである。

画面はスタイリッシュだし、アクションシーンにはセンスを感じるが、プロットはいやに浅い。「お前は一体誰なんだ?」と聞かれて、「バレリーナ」と答える、というクライマックスから逆算したような筋書きである。

2018〜2020年の「n番部屋事件」という性搾取事件がモチーフになっているようなのだが、そういう踏み込みも正直感じられない。性奴隷の女子高生が出てくるが、ヒロインがカチコミをかける口実のために存在している感じ。そして何より、敵が弱すぎるというか、ヒロインが強すぎるのである。

直接の敵であるキム・ジフンは変態性欲者で、かつ女を奴隷にしているクズ的な男なのだが、この男が一番危険で手強いという設定でありながら、最初の戦いでは結局やられてしまい、クライマックスで大型ライフルを持ち出すもやはりあっさりやられて火炎放射器の餌食になってしまう。途中、いかにも強そうな薬剤師の殺し屋も投入されるのだが、結局何もしないまま役に立たなかったし、ジフンが恐れていたピチピチポロシャツのボスにいたっては、一発で額に穴をあけられてしまう始末。

一方、ヒロインのチョン・ジョンソがなぜそんなに強いのかという明確な説明はなく、元々要人警護の仕事をしていたらしいことしかわからない。

アクションシーンとしては、プロットに関係ない冒頭のコンビニ強盗退治、前半のホテルでのジフン戦、クライマックスの地下麻薬工場の集団戦、そして短いジフンとの決着戦という趣向を変えた4回。振り返ると、冒頭のアクションが最も良くて、だんだん盛り下がっているように思える。

バレリーナのあらすじ

元警備員のオクジュ(チョン・ジョンソ)は親友ミンヒ(パク・ユリム)の自殺でショックを受ける。彼女の部屋には「復讐して」というメモが残されていた。ミンヒを自殺に追い込んだチェプロ(キム・ジフン)を探し始めるオクジュ。

バレリーナを観るには?

バレリーナ キャスト

オクジュ(元ボディガード) – チョン・ジョンソ
チェ・ミニ(バレリーナ) – パク・ユリム
チェ・プロ – キム・ジフン
年齢42歳、身長178㎝” target=”_blank”>
女子高生 – セシン・セフィ
社長 – キム・ムヨル
ミョンシク(薬剤師) – パク・ヒョンス

バレリーナ スタッフ

監督・脚本 – イ・チュンヒョン

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