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勝利の法廷式の感想
謎の天才脚本家が描いた筋書き通りに法廷の弁論が進むという突拍子もないドラマで、脚本家は4人いるらしいが、全員が無名の人で、おそらく多鹿雄策という若いプロデューサー(この人自身、無名である)が筋書きを書いているとおぼしい。
冒頭にすべてを捨てたような北乃きいが登場するが、私は昨年「汝の名」を見ていたのでギョッとせずに済んだ。
キャスト的にはヒロイン志田未来はいつも通りオドオドしているし、ライバルが遊井亮子、ボスキャラが升毅と小粒なので、風間俊介が踏ん張る役どころである。
みごとに期待に応えて好スタートを切ったように見えた。
初話なのに一回飛ばした?と思うほど大胆な導入ぶりが良かったので、このビミョーな面白さをどこまで引っ張れるか楽しみにしてみる。
勝利の法廷式 見どころ
- 志田未来の「どん底からの再起」演技
志田未来演じる神楽蘭は、弁護士としてのプライドを失って深い絶望の中にいるが、黒澤との出会いをきっかけに再び立ち上がり、事件を通して成長していく。彼女が法廷で戦う姿が観る者に勇気を与える。 - 風間俊介の「謎多き天才弁護士」
風間俊介演じる黒澤仁は蘭の過去を全て知る謎の存在。彼の目的は何なのか、真の姿とは何なのかというミステリーで物語を牽引。蘭との間の独特な関係性に注目。 - 現代社会の闇に切り込むリーガルミステリー
SNS炎上、フェイクニュース、性加害、ハラスメントなど身近で深刻な問題が扱われる。これらの問題が法廷でどのように裁かれ、真実が明らかになっていくのかが見どころ。 - 「勝利の方程式」の提示
黒澤が蘭に授ける「勝利の方程式」は、単なる法的戦略だけでなく、人間心理や社会の仕組みを見抜くような示唆に富んだもの。それがどのように事件解決に繋がるのか、その知的な面白さが魅力。 - 痛快な法廷劇と人間ドラマ
蘭が過去の自分と向き合い、事件を通して成長していく過程や、弁護士としての信念を取り戻していく姿は、ヒューマンドラマとして感動的。法廷での熱い攻防や、依頼人との人間関係も丁寧に描かれる。
勝利の法廷式 あらすじ
神楽蘭(志田未来)はかつて無敗を誇る敏腕弁護士だったが、ある出来事をきっかけに弁護士資格を失い、人生のどん底にいる。大切な人を救えなかった過去のトラウマに苦しみ、絶望の日々を送っていた。そんな蘭の前に突如現れたのが、謎の天才弁護士・黒澤仁(風間俊介)。黒澤は、蘭の過去や、彼女が抱える問題の全てを知っているかのように現れ、彼女に「もう一度弁護士として立ち上がれ」と告げる。
黒澤は、蘭に弁護士として復帰するための「勝利の方程式」を提示し、彼女を導き始める。蘭は、黒澤の助言と、彼が連れてくる依頼人たちと共に、現代社会が抱える様々な問題をテーマにした事件(SNS炎上、フェイクニュース、性加害、ハラスメントなど)に立ち向かっていく。
弁護士として再起を図る蘭と、彼女を導く謎多き黒澤。二人の関係性や、黒澤の真の目的は? そして蘭が過去のトラウマを乗り越え、本当に救いたかった人を救えるのか。
勝利の法廷式を観るには?
勝利の法廷式 キャスト
神楽蘭 – 志田未来
黒澤仁 – 風間俊介
流川蒼 – 髙橋優斗
流川綜合法律事務所
流川大治郎 – 升毅
藤堂亜蘭 – 遊井亮子
冤罪事件の関係者
早乙女花 – 北乃きい
早乙女蓮 – カトウシンスケ
早乙女陽斗 – 市野叶
黒澤の関係者
椿九重 – 市川知宏
黛十和 – 入来茉里
速水政樹 – 泉澤祐希
勝利の法廷式 スタッフ
音楽 – 田渕夏海
主題歌 – Amber’s「オセロ」(エピックレコードジャパン)
法律監修 – 水野明美
警察監修 – 古谷謙一
医療監修 – 山本昌督
監督 – 宝来忠昭、本田隆一、片山雄一
チーフプロデューサー – 岡本浩一
プロデューサー – 多鹿雄策、福田浩之、河野美里(ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)
『勝利の法廷式』は、リーガルミステリーとしての面白さだけでなく、現代社会の問題提起と、主人公の再生を描いた人間ドラマが融合したドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。