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23分間の奇跡

賀来千香子(23分間の奇跡) ドラマ
賀来千香子(23分間の奇跡)
1991年12月26日にフジテレビで『世にも奇妙な物語 冬の特別編』の一編「23分間の奇跡」として放送。

賀来千香子がコワイ伝説回(23分間の奇跡の感想)

「世にも奇妙な物語」の伝説的な回と聞いたので、Youtubeで見てみた。

最近、あの異様な「オードリー」で毎日目にする賀来千香子(私と同い年だと今知った)が、コワい先生を演じている。賀来は目が大きいのだか瞳が小さいのだか、梅図かずお作品の美女のようだ。
さらに賀来のドラマとして、今、「誰にも言えない」を再放送していて、なぜか賀来千香子がひそかにリバイバルしているのだった。

本作の原作者は「大脱走」の脚本を書き、自らも学園物のはしりである「いつも心に太陽を」(67)を撮り、70年代の世界的ベストセラー「将軍」を書いた人。小学校に赴任した女教師が子どもたちを洗脳する23分間を描いた短編である。

子どもたちのキャストの中に、星野真里の名が見える。

23分間の奇跡を観るには?

1991年4月18日に放送された『世にも奇妙な物語』の春の特別編の一編。

  1. 賀来千香子の「闇」を秘めた教師役
    常に笑顔で優しく、子供たちに歌やゲームを教えながらも、その裏で特定の思想を植え付けようとする女教師を演じた賀来千香子の笑顔の裏に潜む狂気や信念。
  2. 「洗脳」の恐ろしさを短時間で描く
    23分間で、無垢な子供たちの思想が塗り替えられていく心理的な恐怖。論理的であるかのように見せかけながら、巧みに既存の価値観を否定し、自分の思想を刷り込んでいく手腕。
  3. 「国旗への忠誠の否定」という衝撃的テーマ
    憲法が変更され、国旗が「平等・自由・平和」と書かれた額縁になっているという設定が観る者に「愛国心とは何か」「国家とは何か」という根源的な問いを投げかける。非常にセンシティブなテーマを扱った意義。
  4. BGM『アメイジング・グレイス』の皮肉
    美しい賛美歌である『アメイジング・グレイス』がBGMとして使われ、その歌詞の本来の意味との乖離が、不気味さや皮肉さを際立たせている。
  5. 23分間の奇跡 あらすじ

    新任の女教師は、子供たちと歌やゲームで打ち解け、教育を始める。国旗への忠誠を否定し、国旗を切り刻んで配り、愛国心に国旗は不要と教える。ジョニーの父親が「間違った考え」で連行されたと説明し、神への祈りは無意味とキャンディーを配り、子供たちに疑問を抱かせる。ジョニーも最終的に教師の思想を受け入れ、時刻は9時23分。教師は短時間で子供たちを洗脳し、自分の思想を刷り込んだ。

    23分間の奇跡を観るには?

    \23分間の奇跡を観るならyoutubeで/

    23分間の奇跡のキャスト

    鈴木マリ – 賀来千香子
    松美里杷
    反田孝幸
    中澤早紀
    星野真里
    清水香里
    荻野純一
    堀裕晶
    堀内詩凡
    坂田めぐみ
    湯澤真伍
    森川浩雅

    23分間の奇跡のスタッフ

    原作 – ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡」(集英社)
    脚本 – 石井信之
    演出 – 河野圭太

    23分間の奇跡の原作

    23分間の奇跡 (集英社文庫)


    教育とは、国家とは、自由とは何か?ある小学校へ新任の女教師がやってきて、そして起きた驚くべき23分間のドラマ。小学生にも読めるようなやさしい文章で、恐るべき問題をつきつける衝撃の物語。
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