映画2016年の映画2010年代の映画

最終兵器ムスダン

2.5
イ・ジア(最終兵器ムスダン) 映画
イ・ジア(最終兵器ムスダン)
最終兵器ムスダン(原題:무수단)は、2016年公開の韓国映画。非武装地帯で起こった原因不明の事故以後,その実体を暴くために最精鋭特任隊が行う24時間の死闘を描く。

最終兵器ムスダンの感想

どうやら韓国にはDMZ(Demilitarized Zone、非武装中立帯)物というジャンルがあるらしく、本作ではそんな様子はまったく見られないが、実際、北鮮を身近に感じられるスポットとして付近は観光地化しているらしい。いかにも北の報道官に軽蔑されそうな話だ。

さらに本作は、それとバイオハザードを組み合わせたような内容で、DMZに潜入する主人公は韓国軍の極秘調査隊の女副長である(イ・ジア)。何かいわくありげな上司の隊長(キム・ミンジュン)は、何やら真相を知らされているらしいが、表向きは行方不明者の捜索ということになっている。

ところが森をかき分けて進むうちに南北の死体がゴロゴロと見つかり、人外の存在を関知することになる。真相は、北が開発した人間兵器が大暴れしているのだが、この怪物はラスト15分になるまで画面に映らないのだが、ショッカーの怪人並みであり、しかも逆光でよく見えないという塩梅で、なぜ見せたくなかったのか察することになる(明らかに低予算なのだ)。

当然、主人公たちは北の舞台と衝突する流れになるが、怪物討伐が共通の目的ということで合致し(敵の敵は味方)、共同戦線を組むことになる。この時点で両部隊とも殲滅寸前である。

弾薬も残り少なく、残っていた火薬を使って怪物を爆死させる作戦がクライマックスになるが、この流れもいかにもヘボい。
北の部隊長(怪物の元になった軍人の幼馴染)がせっかく囮になって爆薬に誘導しているのに、興奮したのか、ヒロインが背中から怪物に飛びかかったりしているうちに「何してくれてんの?」という顔で北の体調が死に、見かねた南の隊長が爆弾に必死にしがみつき、なぜか今度は隠れているヒロインに「俺もろとも爆弾を撃て!と命じる。やや躊躇しつつヒロインが撃って爆弾がドカン──である。

ラストは怪物ウイルスに感染したことを悟るヒロインの表情アップで終わるのだが、素手で戦って長爪で引っ掻かれたりしてるから、そりゃそーだよね、というオチで意外性もない。

最終兵器ムスダンのあらすじ

緊張が続く韓国と北朝鮮の国境付近…DMZ“非武装地帯”。その韓国側で、兵士が不審死したり、失踪する事件が発生。事態を重く見た上層部は、沈着冷静なチョ大尉を隊長に極秘調査隊を結成。生物兵器に詳しい女性中尉のシンが副長となり、ノ兵長、ク下士、ハン中士、ユ中士、パク上士も調査隊に参加する。作戦時間は24時間以内。その間に真相を突き止め、ターゲットが存在する場合は排除しなければならない。さっそくDMZへ向かう調査隊。ちょうど同じ頃、北朝鮮側でも部下を連れたチームが行動を開始しており…。

北の報道官が本作をどう評するか、聞いてみたい。

最終兵器ムスダンを観るには?

最終兵器ムスダン キャスト

シン・ユファ中尉(特任隊副長、3軍団 第1地域隊) – イ・ジア
チョ・ジノ大尉(隊長) – キム・ミンジュン
北朝鮮軍 チェ・チョル中尉(11軍団軽歩兵旅団) – ト・ジハン
ノ・イルグォン兵長(特任隊 通信兵 通信小隊) – キム・ドンヨン
ユ・チョラン中士(狙撃組) – オ・ジョンヒョク
ク・ユンギル下士(狙撃組) – パク・ユファン
パク・サンチョル上士 – チョン・ジン
ハン・スンホ中士 – キム・サグォン
作戦官 – キム・ビョンチョル
イ・ヒョンソク中尉 – ソ・ヒョヌ
北朝鮮軍 リ・ホジン中尉 – キム・グヒョン
北朝鮮軍 パク・ソンジェ下士 – チェ・ヨンソン
ムスダン チェ・ハク – イ・デグァン
北朝鮮軍 特務上士 – イ・ヒョンソク
北朝鮮軍 中士 – ユン・ジヌク
北朝鮮軍 中士 – パク・ヒョンソク
北朝鮮軍 パク・キヒョン中士 – チュ・ヒョジュン
北朝鮮軍 実験将校 – イム・チョルス
北朝鮮軍 11軍団将校 – ソン・ドヒョン
看護将校 パク・セボム少尉 – ハ・ユンソ

最終兵器ムスダン 作品情報

韓国封切 – 2016年3月3日
プロデューサー – イム・ヨンジェ
脚本 – ク・モ
脚色 – ユ・ソンドン,プ・ドッキョン
監督 – ク・モ
助監督 – チョン・ホイク
撮影 – キム・ソンチョル
照明 – パク・チョンチャン
音楽 – ソ・ヒョニル
美術 – パク・ヨンチャン,キム・ジョンウ
武術 – イ・ビョンジン(モンドルアクション)
時間 – 87分
制作者 – ヤン・ゴヌィ
制作会社 – ゴールデンタイド(GOLDEN TIDE)ピクチャーズ(株)
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