【実況】巨人の星

第86回|野球ロボット・オズマ

「グッドラック、ママ!」 【実況】巨人の星
「グッドラック、ママ!」
【前回(第84回|秘密兵器との対決)のあらすじ】
絶望する飛雄馬は一徹の助言で川上監督の宣告が芝居だと察知。50円玉特訓を完遂し、日本シリーズで阪急の秘密兵器スペンサーと対峙、改良版大リーグボールでピンチを脱して見事勝利する。

後楽園球場、世界選手権第1戦――
ナショナルリーグを優勝したカージナルスとの試合が始まる。

「今日ノ第1戦、べすとめんばーデ、カルクイタダク…」

「今日ノ第1戦、べすとめんばーデ、カルクイタダク・・・」

日本語でつぶやくカージナルス監督であるww

今日の第1戦、ベストメンバーで軽くいただく、そう思っているだろうが、そうはいかん」
まるで“さとるの化物”のように敵の心を読む川上であった。

先発は飛雄馬である。
「アレガ先発ナラ今日ノ試合ハほーむらん競争ネ!」とカージナルスベンチ。

昭和の怪物・正力オーナー

昭和の怪物・正力オーナー

いきなり第1球から大リーグボールで相手のドギモを抜く飛雄馬だった。
「避ケタばっとニぼーるガ当タル、運ガ悪イデスネー!」

しかし背後から視線を感じる飛雄馬。なんだ、このイヤな感じは…

しかし背後から視線を感じる飛雄馬。
(なんだ、このイヤな感じは…)

と思いつつ、二人目も大リーグボールで打ち取る。

また視線・・・

また視線・・・

といいつつ3人目も大リーグボールで打ち取る。
3球でチェンジだが、飛雄馬は連続で大リーグボールを投げて疲れたようだ。
一方、カージナルスベンチでは・・・

「グ、偶然デハナイ・・・?」

「グ、偶然デハナイ・・・?」

そしてまた視線・・・

そしてまた視線・・・

Oh、ナントイウコト…ばっとヲ狙ッテクル魔球・・・野球常識ニハナイ、悪イ夢デハナイノカ、悪イ夢ッ・・・!」

カージナルス監督、カタコト日本語で長台詞

カージナルス監督、カタコト日本語で長台詞

またまた視線・・・

またまた視線・・・

「わかったぞ、誰かの眼だ!」とようやく気づく飛雄馬。
カージナルスのベンチに誰か大物がいるのか?

「むむっ! 何が起こったんじゃ、飛雄馬!」

「むむっ! 何が起こったんじゃ、飛雄馬!」

8回表、飛雄馬はノーヒットノーランを続ける。
しかし視線はからみつく――「お前は何者っ・・・?」

そこに、「ピンチヒッター、オズマ」
これがオズマの初登場カット

これがオズマの初登場カット

――誰でしょうね…? と解説者(のんき)

背番号13、この男の眼が飛雄馬に絡みついていたのだった。

「飛雄馬の心を乱していたのはこの眼…」

「飛雄馬の心を乱していたのはこの眼…」

――やはり事実だったんですね、私が聞いていたのは・・・
という解説者の話に聞き入る一徹。
――なにか心当たりでも?
――この春に現地に視察に行ったときに記者から聞いた話なんですが、カージナルスがチーム強化の遠大な計画を立てていたというんですね。
――はあ・・・
――10年ほど前から、全米のスラム街からこれはいけると思った黒人少年を拾って育てていたというんです・・・
――黒人をですか・・・
――その黒人を少年期から金と技術で徹底的にベースボールの天才教育を施すという・・・
――その一人があのオズマ・・・
――間違いないでしょう・・・

ここでオズマの回想。

パンを盗んで逃げるところをスカウトが発見

パンを盗んで逃げるところをスカウトが発見

金を積んでオズマを引き取る

金を積んでオズマを引き取る

吉原に売られる娘みたいになっているが・・・
そして始まるオズマの科学特訓。

ここに電気を流しても意味ない気がするが

ここに電気を流しても意味ない気がするが

70年代の未来的学習マシンである

70年代の未来的学習マシンである

これは選球眼強化訓練とのこと

これは選球眼強化訓練とのこと

サイコショックマシーン・・・ってナニ?

サイコショックマシーン・・・ってナニ?

「グッドラック、ママ!」

「グッドラック、ママ!」

パパが死んだと叫ぶママの声を振りきるオズマであった
(このシーンはアメリカンニューシネマの影響があるよね)
今こそ俺の“性能”を試すときが来たんだ・・・とオズマは独りごちる。

――それから10年間、秘密裏に養成された野球ロボットがそのヴェールを脱いだんですね・・・
――どんな訓練を受けたのか、考えただけでもぞっとしますね・・・
――そう、人間の形成に一番大事な青少年期を野球だけに縛りつけてしまう・・・
――そんなことが許されるのでしょうか・・・!

オ、オレのことか…? どきりとする一徹

オ、オレのことか…? どきりとする一徹

一方、バッターボックスのオズマを見て、同類を感じる飛雄馬。
明子「お父さん・・・このオズマはなんだかとっても飛雄馬に似ているわ
一徹「うーむ、幼い時から日常生活がすべて野球一途に鍛えられてきたということでは、わしも少々驚いている」
感心したふりをする一徹に、明子は首を振って、
「生い立ちのことではなくて、全体に漂うムードよ」
「何を言っとる、この無表情な大男と感情的な飛雄馬とどこが似ているんだ!」
幼い飛雄馬の姿を思い出す明子。
俺は父ちゃんの操り人形じゃないと言っていた飛雄馬・・・
「・・・わかったわ、どこが似ているか・・・」
明子はハッとして、
「どちらを野球をやるための人形みたい、ゼンマイを巻かれた野球人形なのよ!」
「な、なんだとうっ!」
「外国人でも日本人でも、他の選手には、読書が好きとか恋愛中とか子供ができてうれしいとか、野球を離れたときの生活の臭いがあるわ。なのに二人には全然ないわ!(言い切り)」
「何をくだらんことを大発見のように言っているんだ!」

コメント

タイトルとURLをコピーしました