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ラ・パルマ

デア・ソフィー・ロック・ネス(ラ・パルマ) ドラマ
デア・ソフィー・ロック・ネス(ラ・パルマ)
Netflixで2024年12月12日に配信開始されたノルウェーのドラマ。原題は「La Palma」。全4話。原案・制作はマーティン・サンドランドなど。

それなりにハラハラさせながらも、ほとんどが助かるという都合のいいプロット(ラ・パルマの感想)

ラ・パロマ」(はダニエル・シュミットね)ではなくNetflixのディザスタームービー。かの島はスペイン領カナリア諸島のリゾートアイランドだが、ノルウェーからの観光客も多いのだろうか(本作はノルウェー映画である)。1949年に巨大な亀裂が生じたというのは本当で、2021年に50年ぶりの大規模な噴火があったのは記憶に新しい。

あるノルウェー人一家(夫婦と娘、息子)がクリスマスバカンスで島を訪れた頃、地質研究所のデア・ソフィー・ロック・ネス(こちらもノルウェー人)は火山の異常に気づき、山体崩壊を予期する。

ノルウェーの夫婦は再婚らしいが、なんだかギスギスしていてその理由は曖昧。思春期の娘はひきこもりだし(中盤でレズビアンとわかる)、息子は自閉症と、7年続けて島でクリスマスを過ごす裕福な一家の容易ならざる苦い内面が描かれる。一方、デア・ソフィーにも行動を制御しにくい自閉症の弟がいる。

全4話のドラマなので展開は早く、2話になると島が噴火を始めて灰雲のために飛行機が墜落、3話では全島避難命令で全員がパニックに陥り、4話がカタストロフと脱出避難。2方向からの巨大津波があるポイントで互いを打ち消し合うシーンが最大の見ものとなっている。

それなりにハラハラさせながらも、上記の人々のほとんどが助かるという都合のいいプロットは評判が悪く、どうせなら誰も死なせなければ良かったのにという声も聞こえる。

ラ・パルマのあらすじ

クリスマス休暇でスペイン領カナリア諸島にあるラ・パルマ島へやってきたジェニファーたち家族。 一見幸せそうだが、それぞれが問題を抱えていた。 地質調査学者のマリアは、火山の異常を検知しており、このままでは山が崩れて超巨大な津波が起こると考える。 しかし政府はなかなか避難警告を出してくれない。

ラ・パルマを観た人の感想

『ラ・パルマ』は、自然災害の脅威と人間ドラマを融合させた作品。リアルな災害描写や家族の絆の描写が高く評価される一方で、科学的な正確性やストーリー展開に関する議論も見られるディザスタードラマである。

  • 災害描写のリアリティ、緊迫感!
    火山の噴火や津波の描写は、最新の映像技術を駆使してリアルに再現されている。特に火山の噴火シーンや津波の襲来は、視覚的な迫力と臨場感がある。
  • 家族の絆と人間ドラマ
    物語の中心となるノルウェー人家族は、それぞれが抱える問題を抱えながらラ・パルマ島を訪れたが、災害の中で家族の関係性が試される様子がリアルに描かれ、困難な状況下での家族の選択や絆が見どころとなっている。
  • メガ津波って本当にあるの?
    火山の崩壊による「メガ津波」の可能性が描かれているが、科学的にはそのような大規模な津波が発生する可能性は低いとされる。
  • 演出とストーリーテリング
    全4話だが、テンポの良い展開と緊迫感のある演出。物語の展開やキャラクターの行動にご都合主義的なところもある。

ラ・パルマを観る

ラ・パルマのキャスト

■ノルウェーからの観光客とその周辺
ジェニファー – イングリッド・ボルゾ・ベルダル
フレドリック – アンドレス・バースモ
サラ – アルマ・ギュンター
トビアス – ベルナルド・ストーム・ラガー
イェニス – ソービョルン・ハール
チャーリー – ジェニー・エヴァンセン
■地質研究所
マリア – テア・ソフィー・ロック・ネス
エリック – アムンド・ハーボー
アルバロ – ホルヘ・デ・フアン
ハウクル – オラフル・ダッリ・オラフソン

ラ・パルマのスタッフ

制作: マーティン・サンドランド、ラーシュ・ギュドゥメスタッド、ハラール・ローセンローヴ=エーグ

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