韓国JTBCで2018年11月23日~2019年2月1日まで放送された『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』を原作として、『スカイキャッスル』のタイトルで、2024年7月25日からテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送。主演は松下奈緒。
スカイキャッスルの原作「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」
大韓民国の入学試験と私教育、医療界を題材に、高級住宅街に住む一見華やかな上流階級の人々の熾烈な競争と複雑な人間関係を描いたブラック・コメディ。
韓国での初回放送時の視聴率は1.7%だったが、次第に反響を呼び、最終話では23.8%を記録し、社会現象を巻き起こした。第24回アジア・テレビジョン・アワード最優秀ドラマ作品賞を受賞し、第55回百想芸術大賞TV部門で演出賞を含む4部門を獲得し、国内外で高い評価を受けた。
「SKYキャッスル」とは舞台となった高級住宅街の名称だが、「SKY」は韓国に於ける最難関の大学とされるソウル大学校(S)、延世大学校(Y)、高麗大学校(K)のイニシャルでもあり、学歴が重視される韓国の上流社会では“SKY”でなければ認められないという風潮を表現した。
「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」のあらすじ
富・名誉・権力を手にする者だけが住む高級住宅街「SKYキャッスル」の豪邸群は、ジュナム大学病院関係者のみが入居を許された特権の象徴。エリート医師を夫にもつSKYキャッスルの妻たちは、子どもを名門大学に合格させるため、日夜見えない火花を散らしていた。
整形外科医の夫、2人の娘をもつハン・ソジン(ヨム・ジョンア)は、隣家のイ・ミョンジュ(キム・ジョンナン)の息子が最難関といわれるソウル大学校医学部に合格したことを知る。ミョンジュが高額で入試コーディネーターを雇ったことを知り、ミョンジュからVVIP顧客だけが招待される入試コーディネーター説明会の招待状を受け取ったソジンは、そこで志望校合格率100%を誇る入試コーディネーターのキム・ジュヨン(キム・ソヒョン)と出会う。
そんな中、幸せの絶頂だったはずのミョンジュが夫の猟銃で謎の自殺し、SKYキャッスルの住人たちは騒然とする。ミョンジュの夫スチャン(ユ・ソンジュ)も病院を辞めて姿を消し、もぬけの殻になった邸宅に新しい住人がやって来た。それは童話作家のイ・スイム(イ・テラン)と医師のファン・チヨン(チェ・ウォニョン)夫妻で、勉強より子どもの健康と自主性を尊重する良識的な夫婦だった。この一家の出現により、SKYキャッスルに新たな波乱が巻き起こる。
「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」を見た人の感想
- SKY(スカイ)キャッスル スイムがいい人すぎた最終回ネタバレ感想(二度目のプロポーズ)
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スカイキャッスルの感想
ママの泥沼マウントドラマは嫌いではないのだが、今さらタワマンでもないということなのか(タワマン居住者はそれほどの富裕層ではないと人は言う)、舞台は高級住宅地(ロケ地は湘南国際村と言われ、タワーはCGだろう)。
といっても、それは原作韓国ドラマ(2018)通りで、原作タイトルが「SKYキャッスル(SKY 캐슬)」で、「SKY」はソウル大学校(S)、延世大学校(Y)、高麗大学校(K)という難関3校のイニシャルをかけていたのに対し、本作ではただの住宅地名というのが芸がない。玄関ドアを開けば、日本の勤務医には無理だろうと思うようなピカピカの内装が広がっているのだが、結局、玄関先で立ち話とかしているのがおかしい。受験コーディネーターの成功報酬が500万、3000万というのが原作通りかわからないが、これは、いっそこのくらい荒唐無稽に突飛な方が理解しやすくて良い。
ドロドロマウントバトルを演じるのは松下奈緒、高橋メアリージュン、比嘉愛美の3人だが、少し年上の戸田菜穂が、いつもの「散々人をけしかけて何も責任をとらない女」を演じ、3人に受験コーディネーターを紹介した後で謎の墜落死をとげる初話だった
いかにも本当はサバサバしていそうな木村文乃は、「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(2015)でも、ママカーストの集団に外様として身を投じる、いいとこ取りの役だった。今回はどうなるか。
スカイキャッスルのキャスト
浅見紗英 – 松下奈緒
南沢泉 – 木村文乃
夏目美咲 – 高橋メアリージュン
二階堂杏子 – 比嘉愛未
九条彩香 – 小雪
浅見家
浅見英世 – 田辺誠一
浅見瑠璃 – 新井美羽
浅見真珠 – 白山乃愛
浅見雪乃 – 藤真利子
南沢家
南沢公平 – 大谷亮平
南沢青葉 – 坂元愛登
夏目家
夏目龍太郎 – 本多力
夏目健作 – 松藤史恩
二階堂家
二階堂亘 – 鈴木浩介
二階堂翔 – 柴崎楓雅
冴島家
冴島遥人 – 大西利空
冴島香織 – 戸田菜穂
冴島哲人 – 橋本じゅん
その他
山田未久 – 田牧そら
山田希美 – 映美くらら
永峰泳児 – 前原滉
加藤玲 – 内藤理沙
加藤優馬 – 大津悠人
秋川さくら – 松田有咲
大河内隆 – 小野武彦
スカイキャッスルのスタッフ
原作 – ユ・ヒョンミ(朝鮮語版)(作家)『SKYキャッスル』(SLL Joongang Co., Ltd(朝鮮語版))
脚本 – 橋本裕志
音楽 – 髙見優、信澤宣明、大隅知宇
主題歌 – iri「Swamp」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
テーマソング – milet「We All Lie」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
演出 – 田村直己(テレビ朝日)、中前勇児、星野和成
エグゼクティブプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
ゼネラルプロデューサー – 大江達樹(テレビ朝日)
プロデューサー – 浜田壮瑛(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)、河野美里(ホリプロ)
制作協力 – 角川大映スタジオ
制作著作 – テレビ朝日
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スカイキャッスルの予告映像
スカイキャッスルを観た人の感想
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